出逢い~エピソードZERO~ 7  FIN | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。


その日…

ビルボードからは太陽の黒点が爆発したとニュースが流れていた…

天門は奉恩寺の近く…でも正確な場所まではわからなかった…

ユニはハナに頼んで、ウンスの両親を迎えに行ってもらった…もちろん二人には理由は言わずに…食事にでもと誘い出してもらったのだ。





___2か月前…ウンスの両親は…家に戻った。

二人は、あの時の病院の監視カメラの映像をダビングしてもらい、何度となく再生を繰り返した…しかし何度見てもウンスは脅されたりしているわけでなく、手際良く医療道具を鞄に詰め、医師の顔をして病院を出ている…

きっと誰かを助けに言ったのね。あの娘は明るくて強い子だから大丈夫よ。それに楽天家だもの。どこでも生きていける。いえ、きっとどこかで生きていてくれている…そのうちただいまと帰って来てくれそうな気さえします…だから…もう私たちは家で娘の帰りを待つことにします…

そうハナに告げ、今は静かになった自宅へ戻っているのだ。


どこだろう…早く天門の場所を探さなければ…
過去へ戻ってしまえば二度と逢う機会はない…


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隣をすれ違った男が電話で話しているのが聞こえてきた。寺の近くの仏像の下が光っていたと…

空を見上げると雷が光っているような場所があった!ユニは急いでハナに電話をかける!

「ハナさん!奉恩寺の近くのあの白い仏像のところよ!急いできて!」

「それが…事故があったようで全く車が動かないのです…間に合わないかもしれません…」

「そうなの?…わかった!もし逢えたら引き止めてみるわ!なるべく急いでね!」


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ユニが、仏像のところへ行った時には、その光はかなり大きくなっていた…ぐるぐると回転しながら、あたりの風を吸い込み…電気を帯びているような光の渦だった…

バチバチと音がし始める!光が爆発したと思った瞬間…光の中から何かが吐き出されてきた…

あっ…人?…この人がウンスさん?

「あの…もしかしてユ・ウンスさんですか?」

「えっ?私を知っているの?あなたは誰?あっ…あなたの顔…」

「あっ!警戒しないで!私はあなたの子孫…ユニと言います。顔…ウンスさんに似ていますよね…それにこれも…」

ユニは軽く雷攻を放った!

「子孫ですって…?どういうこと?あなた…雷攻が出来るの…?」

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「あなたとチェ・ヨンさんから数百年…紡がれてきた命の末裔です…ウンスさん…このまま天門をくぐるおつもりですね?ご両親に逢わずに…


「…なぜそれを?あなたは何をどこまで知っているの?」

「もうすぐご両親がここにきます!それまで待っていてもらえませんか?」

「…父と母が?…逢いたい…心から…でもごめんなさい。それは出来ないわ…私は二人より彼を選んだの…今二人に逢えたとしても…その決意は変わらない…二人に背を向けここを去る私を見せたくない…余計二人を苦しめる事になってしまうから…許して」

ウンスの眸から涙が止めどなく流れ落ちる…

「やはり…あなたならそう言われる気がしました…本当にそれで良いのですね?わかりました。お二人のことは私が必ずお世話させて頂くのでご心配なく。あの…せめてこれを…」

ユニは両親の写真をウンスに手渡した…ウンスの一番欲しいものは何か…ユニは考えた末に写真を持ってきたのだ。

「……痩せた?お父さん…お母さん…こんなに歳をとってしまったの?今は何年?」

落ちる涙を拭おうともせず、震える手で写真を握り締め見つめている…

「2013年です…」

「まだ。1年しか経っていないの?私のせいなのね…心配をかけたから…二人は今…」


「だいぶお元気になられました。一度ウンスさんがこちらに戻られたのを知って…生きているのだとわかったから」

「そうなの…あっ…光の輪があっという間に小さくなってきてる…もう行かないと…これは返すわね…あちらには持っていけないの…この強い願いだけを胸に、天門をくぐらないと彼にはきっと逢えない…もう見失いたくないの…ユニさん…父と母を…うっ…どうか…どうかお願いします…」

ウンスは写真をユニに手渡し、その手を強く握り締めると…深く深く頭を下げる…

「ウンスさん…私と逢ったことは記憶から消してください…でもウンスさんと出逢えたこと…これは宿命だったのかもしれない…ウンスさんはとても頭の良い方なのですね…必ずあなたの想い…ご両親に伝えますから。ええ、今は何の話か…わからなくて良いんです。未来のあなたが…私をここに来させたのですから。ウンスさん、お元気で…どうかチェ・ヨンさんとお幸せに。私も…ウンスさんのような恋がしたいです…」

「ユニさん、ありがとう…あなたならきっと…素敵な人に出逢えるわ…本当に両親のこと頼みま…」


遠くからお嬢様~~と叫ぶハナの声が聞こえてきた…間に合ったようだ…

「ウンスさん、ご両親が来られたようです…さあ早く!」

「ええ…父と母を…お願いします…」

光の中に吸い込まれる瞬間…ウンスは、ユニを見ていなかった…ユニを通り越し…階段を苦しそうに上ってくる両親の顔…最後にひとめだけ…その眸に焼き付けることが出来たのだ…お父さん、お母さん元気で…本当にごめんなさい…強烈な光の世界にウンスの声は飲み込まれていった…



***********



「ユニ忘れ物はないか?」

「うん…ウンスさんの手紙に誕生日プレゼントでしょ?フィルムケースに菓子折りも持ったし…大丈夫よ、お兄ちゃん。悪いわね、車で連れてってもらえるなんて」

「良いんだ、俺何もしてやれなかったから、この位。この雨だしそれにその手紙の量!それじゃ傘もさせないし電車にも乗れないだろ?」

「そうね!助かっちゃうわ!ありがとう…」

ウンスに逢ってから3ヶ月が過ぎた…今日はウンスの母親の誕生日である。ようやくユニは二人にウンスの生き様を知らせてあげる事が出来るのだ…自分が一番この日を待ちわびていたような気がする…

ここにあるたくさんの両親への600年の想いの詰まった手紙の束…どんなことが書かれているのだろう…ウンスがどう生きたのか…知りたかった…

「えっ?急患だって?父は?学会…そうだった…わかった!すぐに行く」

医者の家族…ドタキャンには慣れている…
「は~い…わかったわ!駅までで良いから送ってくれる?」

「すまないな…」

************

えっ痴漢?やだ…どうしよう…
兄に駅まで送ってもらい、朝のラッシュアワーの電車に乗ったユニは、両手に手提げ袋を持ち、手首に傘を引っ掛け吊り革にもつかまることも出来ないので、降り口の扉に向かって寄りかかっていたのだが…

背中にピタっとおじさんに張り付かれ、お尻を触られていた…身動きがとれず…初めての事で怖くて声も出せない…ユニが抵抗しないのをいいことに、その行為はエスカレートしてくる。

誰か助けて…ユニの目には涙が溢れてきた…

カーブで電車ががたんと揺れた後…ユニに触れる手が…なくなった?ホッとして後ろを振り向くと、背の高い男の人がユニの後ろに割り込んで、おじさんを睨みつけてくれていた。

ユニが涙目で頭を下げると、何も言わずユニの降りる駅までずっと後ろにいて、押しつぶされないようにユニの事を庇ってくれていた…



___彼こそがユニの愛する人になる男性である___

全ては必然の出来事…

ウンスの両親に今日逢いに来ること

その役がユニだったこと

あの時ウンスに出逢えたこと

病院に急患が入ったこと

痴漢にあったことすら必然なのだ

ウンスのような全てをかけた恋がしたい…

ユニの恋はまだ始まったばかり…




さあユニ!ウンスさんに逢いに行くわよ…

「ごめん下さ~い!」

「は~い!ちょっとお待ちください……」



完



ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい


皆様、こんばんは354354

出逢い~エピソードZERO~

これにて終了です
!!!!!!!!

お付き合いありがとうございました
ハート2

ちょっと最後がぐだぐだですが…
ごめんなさい

ここから過去からのレターが始まるので

微妙な終わり方で
えー

申し訳ございません
顔に縦線2

しかも書いているうちに

ユニが恋がしたいと言い出しまして


そんな展開を

本当はもっと書いたのですが

あまりに長くなりすぎ
笑9

消しちまいました
えー

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ミニーおみやです~よミッキー

娘さっき帰ってまいりました

馬鹿ですね
うがっ

チケットよく見たら

ランドだったそうな

この天気でも混んでたらしいです
・・・・・!!!!!!!!!!

恐るべし
!!

ミニーネズミーランドミッキー

ってなわけで今日は早く寝ます
喜びの棒人間

皆様、明日からまたお仕事でやんす
あ゛ぁ゛っ

頑張りましょ~~
キラきゅんっ

居眠りではおやすみなさい居眠り