その中で目に止まった一文…「雷攻」
ようやく探し当てた…身体の気を操り、手から電気を発すると書いてある…ようだ。電気とある時点でウンスの書いたであろうことは間違いない。漢字ばかりで誤りもあるかもしれないが…(遺伝)(鍛錬)と書かれているようだ…
遺伝なら私にも出来るかもしれないと、それからユニは毎日練習をしているのだが、「雷攻」の「ら」の字も出てこない…私には遺伝していないのだろうか…ユニは諦めかけていた…
それから半年後…
父親に警視総監から電話が入ったのだ…
ウンスが突然…時代劇の衣装を着て一人で病院へ現れたと…。そして、医療道具などを持ち、「私は大丈夫」と置いてあったノートに書き残して、自らの足で誰にも何も言わずに消えてしまっと言うのだ。
警察は、ビラを配っているウンスの両親の元へ新たな情報として報告に行く。その日もユニは二人を影から見守っていた。
「えっ?もう一度言ってもらえますか?」
「いや…ですから娘さんなんですが…昨日病院に一度戻ってきたんですよ。たった一人で…誰かに脅されたふうでもなく、自分の足で医局へ行き手術道具などを持って、これを書いてまた消えてしまったそうです。これが書かれていたノートのコピーです。病院の監視カメラの映像は…まだお渡しできないので…警察に来ていただければお見せします」
そこに書かれていた文字…紛れもなくウンスの文字だった…あの子の特徴のあるウンスという書き方…涙で文字が霞んで見えない…
「あの子は!あの子は…元気で生きていたと言う事なのですよね!刑事さん!?」
「ええ、そういうことになるのです…話をした人も居ますから…なぜ消えてしまったのかは謎なのですが…逃げられる機会はあった…でもしなかった…これは本当に誘拐なのか…そこからもう一度洗い直す必要が出てきました」
「そんな!あれは…あれが誘拐以外のなんだったというんだ!早くウンスを探し出してくれ!」
「…また何かあればご連絡しますから…」
二人は肩を落とし、その場に座り込んでしまった。
でもウンスが生きていることだけはわかった。大丈夫…どういう意味なのだろう…自分は無事だから捜すなということなのだろうか?
二人はどのくらいそうしていただろうか…男に声をかけられ気がついた。
「すみません、私達はこういう者ですが…ユさんでしょうか?」
「ああ、記者達か…なんのようだ!帰ってくれ」
「お嬢さんの事なのですが…昨日一度こちらに戻ったと伺ったのですが…お会いになりましたか?」
「帰れといっているんだ、話すことは何もない!」
「まぁ…そう言わずに…」
と、カメラマンが二人の写真を勝手に撮ろうとし時、ウンスの母親にぶつかり、手に持っていたビラが辺りに散らばってしまった…
「あ~悪いね、お母さん、そんなもん後でいいからさ、ほら早く二人並んでよ!こっちも暇じゃないんだ!良い記事にしてやるからさ」
散らばったビラにはウンスの写真が印刷してある…そのビラが…歩いている人々に踏みつけにされ汚されていく…ウンスの母は周りの目も気にせず四つん這いになり、そのビラを1枚1枚…拾い集めていた…
「お母さん!そんなもん、汚れちまって使えないだろ?ほら早くし…うわぁ!!いってぇ!」
ドンと言う大きな音と共に、カメラマンが前のめりに倒れ、カメラのレンズは粉々に砕け散っていた…
そう…ユニが雷攻を習得した瞬間である。放った本人が一番驚いていた。やり場のない怒り…守りたい思い…腹の底から沸き上がってきたものを右手に込めたのだ…
その衝撃で、自分も後ろに弾き飛ばされてしまうほどの怒りのパワーだった…ユニは慌ててその場を後にする…
**********
ウンスが江南に現れた…
倉庫の地下室から出てきた、ウンスとチェ・ヨンの書を調べていたユニだけは、思い当たることがあった…ウンスは、誘拐された後…ここ江南に2度…戻ってきているようだった…
一度目は手術道具を取りに…2度目はただの通過点…
天門が開く時と太陽の黒点数には関係があるようだ。ウォルフ黒点相対数が書いてあった…ユニは文系なので全く理解できず、数学の得意な友人に相談したのだ。
鳥肌が立った…ウンスの書き遺した数字…計算式から現れた日にちは…
1度目…ウンスが病院に現れた日…
2度目…その日から2ヶ月ほど後に天門が開くようだ…
この日もしかしたらウンスに逢えるかもしれない!
ユニは悩んだ…父に相談しようかとも思ったのだが…反対されてしまう気がして言い出せなかったのだ。
どうしてもウンスに逢ってみたかった。両親にもひと目で良いから逢わせてあげたい。2ヶ月悩んで出した答えは…










皆様、こんにちは

エピソードZERO
6で終わりにしようと
思っていたのですが…

思いのほか長くなりまして

二つに分けました

と言う事は
はい
ほぼ書き終わってますよ

夜にもう一本
アップしようかな

ウンスが江南に戻った時期ですが
二次と言うことで
私が勝手に
決めちまいました

まぁ…本編出逢いとの

辻褄の合わんことも
出てくるかもしれませんが
素人のおばちゃんの

書いてるお話なので
温かい目で見守って

やっておくんなせぇ









今日この雨の中

我が愛すべきドアホ娘は
ネズミーシー
に行ってますチケットを昨日
BDプレゼントに貰ったそうな(おなご)
明日仕事だというのに
若いって良いですな

今度一緒に行こうと

誘われた

財布な
私です
今タワーオブテラーがLEVEL13
と言う事でめちゃラッキー

私もコースター系大好きなので
以前乗りましたが
お腹の脂肪が
ホワ~~ンと浮かぶ

以前乗りましたが
お腹の脂肪が

ホワ~~ンと浮かぶ


楽しかったです

ではまた夜に
アンニョン

きゃあ~~
今日もカッコイイヨン

今日もカッコイイヨン


