こちらからどうぞ
ポチッとな

「イムジャ…辛くないか?」
「ええ…大丈夫よ…ハヌル…もう一度読んでもらえるかしら…」
ウンスは寝台の上でチェ・ヨンにもたれ掛かり、いつものようにチェ・ヨンの手を握り締めると、目を瞑った…
「はい…母上」
母親そっくりな声と眸を持つハヌルは、二人の近くに行くとハングルで書いてある手紙を母のために読んだ。
「昔々、ある王様と王妃様が元より高麗へ戻られる途中のことでした。護衛は迂達赤のみと言う淋しい帰還でありました…
ある日の夜半、賊に襲われ元王の娘である王妃様が、生死を彷徨う怪我を負ってしまわれました…。
もう、手の施しようがない、死を待つだけだと思われたその時、天穴が開いたのです。
天穴とは、高麗よりもっともっと昔に、神医華佗が通ったと言われる天へ向かう道…そこを通り、神医と呼ばれる華佗を連れて来て、王妃様を治して頂くしか道はなく、そうせねば高麗の未来はないのです。
王は、命じました。
迂達赤チェ・ヨン、天穴をくぐり神医を連れて来いと…。
「ええ…大丈夫よ…ハヌル…もう一度読んでもらえるかしら…」
ウンスは寝台の上でチェ・ヨンにもたれ掛かり、いつものようにチェ・ヨンの手を握り締めると、目を瞑った…
「はい…母上」
母親そっくりな声と眸を持つハヌルは、二人の近くに行くとハングルで書いてある手紙を母のために読んだ。
「昔々、ある王様と王妃様が元より高麗へ戻られる途中のことでした。護衛は迂達赤のみと言う淋しい帰還でありました…
ある日の夜半、賊に襲われ元王の娘である王妃様が、生死を彷徨う怪我を負ってしまわれました…。
もう、手の施しようがない、死を待つだけだと思われたその時、天穴が開いたのです。
天穴とは、高麗よりもっともっと昔に、神医華佗が通ったと言われる天へ向かう道…そこを通り、神医と呼ばれる華佗を連れて来て、王妃様を治して頂くしか道はなく、そうせねば高麗の未来はないのです。
王は、命じました。
迂達赤チェ・ヨン、天穴をくぐり神医を連れて来いと…。
チェ・ヨンは王命を託され、天穴をくぐり神医を探しに行きました。
そこで出逢ったのが、韓国の美容整形外科医、ユ・ウンスでした…
そこで出逢ったのが、韓国の美容整形外科医、ユ・ウンスでした…
迂達赤チェ・ヨンは、ウンスを必ず戻すと武士の約束をしたのち、ウンスを抱え、天穴をくぐり高麗の地へ戻って来ました…。
そして、ウンスは王妃様の手術に成功し、天へ戻ろうとしたのですが、 様々な事情により戻ることは叶わず、そのまま高麗で医仙として居続ける事になりました。
しかし、ウンスはその後の歴史を知っており、高麗時代にはない医術を身につけていたため、常に誰かに欲され、命を狙われたりしていたのです。
それを命をかけて守っていたのは、迂達赤の隊長チェ・ヨンでした…。次第に2人の距離は短かくなり側に居る時間は長くなって、気持ちの赴くまま愛し合うようになりました。
そしてたくさんの数え切れない試練を乗り越え、何年かのち、2人は夫婦となり4人の子を儲け、それはそれは幸せに暮らしましたとさ…」
「ありがとう…ハヌル、パダ…そしてミンジュン…今の話をずっとずっとあなたの子供たちに…伝えていって欲しいの…赤ちゃんが生まれた時から…子守唄の代わりにね…覚えるまで何度も何度でも。ハヌル…覚えたらその手紙は燃やしてくれるかしら…あなた達の父上はね、600年後のみんなが知っている偉大な人よ…その家からこの時代にないハングルの手紙が出てきたら困るから…みんな、頼むわね…ごほっ」
「イムジャ!ほら横になって!」
「ううん…横になると苦しくって…こうしているのが好きなの…凭れたら重い?」
「もっと飯を食わんと!昔は若い迂達赤ほども食うたのに…イムジャは軽すぎる」
「ふふ、はい…頑張って食べるわね…3人とも…お願いね。それからスジョンと父上の事も頼むわね…少し眠くなったわ…このまま寝てもいい?」
「ええ…イムジャ。俺も共に……」
***************
また同じ夢を見た…
子供の頃からもう何回見ただろう…
子供の頃からもう何回見ただろう…
子供みたいに泣かないで…
私…頑張るから…
必ず伝えるから…
「ねえハナさんコーヒーもらえますか?」
ユニがお手伝いのハナに声をかける。ユニは紅茶とコーヒー…その日によって飲みたいものが変わるので、ハナはユニに関しては言われてから出すようにしているのだ。ハナはこのチェ家に来てから、かれこれ30年…この家のことはハナさんに聞けと言われるほどである…
「ユニ!そのくらい自分でやりなさい!」
母親が後からダイニングに降りてきた。
「お父さ~ん!ジフン!早くしないと病院に遅れちゃうわよ~」
「今日はゆっくりで良いんだよ…新聞…あっハナさんいつもすまないな」
ユニの父親はチェ総合病院の院長をしている。このあたりでは一番古くて大きな大学病院である。兄のジフンはそこの外科の医師だ…ユニは大学で教員免許を取るための勉強をしている。これもチェ家で経営をしている学校の教師になるためだ。医師になろうかと思ったこともあったのだが、子供が好きな自分には教師の方が向いてると学部を途中で変えたのだ。
____昨夜10時頃、江南にあるCOEXにおいて美容整形外科医、ユ・ウンスさんが時代劇の衣装を着た変質者と思われる刃物を持った男に誘拐されました。その行方は以前として不明です…
誰も見ていなかったTVから何気なく聞こえた音…
そこにいたみんなの動きがぴたっと止まった!人は本当に驚く出来事に出会うと、身体が固まり思考が止まるのだと初めて知った瞬間だ。
「…今なんて?」
「時代劇の衣装…ユ・ウンス…美容整形外科医…まさか!」
皆、赤ちゃんの頃から飽きるほど聞かされた話…
大人になるにつれ忘れてしまっていたのだが、すぐに記憶が蘇る。
皆がTVをパッと振り向くと防犯カメラの映像が流れていた。
ジフンは飲んでいたコーヒーを吹き出してしまった!
「きったない!お兄ちゃん!何やってんの?」
「だ、だって!見てみろよ!あれ、馬鹿な従兄弟のク・ジュンピョにそっくりだぞ!?」
「きったない!お兄ちゃん!何やってんの?」
「だ、だって!見てみろよ!あれ、馬鹿な従兄弟のク・ジュンピョにそっくりだぞ!?」
「あの話…?今年って何年だっけ?お兄ちゃん!?」
「何言ってんだよ!2012年…2012年か!?」
「…そうよ!ちょっと待ってて!」
「何言ってんだよ!2012年…2012年か!?」
「…そうよ!ちょっと待ってて!」
「この人…ユニに似ているわね…」
「あったわ!手紙!これよこれ!」
そう…その手紙にはこう綴られていた。
2012年10月26日、午後10時頃…私ユ・ウンスは高麗から来た武士…チェ・ヨンに誘拐され600年前の過去へ行くことになります…でも私は共に過ごす間に、彼を愛してしまったのです。現代へ戻れる機会もあったけれど、全てを捨てて彼と高麗で生きる事を選びました。後悔はありません。両親のこと以外は…
この手紙を読んでいるあなたにお願いがあります。私の母の誕生日、2013年6月〇日、○〇〇○3-20まで、隠してある手紙の束を持って行ってもらえないでしょうか。私は愛を知り精一杯生きたと両親にどうしても伝えたいのです……
ウンスの想いが長く綴られた手紙だった…
「やっぱり…これってあの伝説のチェ・ヨンとウンス?本当に本当の話だったの?タイムトラベル!あの代々伝わる昔話って…」ウンスの想いが長く綴られた手紙だった…
家族は驚きが隠せない…当たり前だろう…シンデレラや白雪姫のようなお伽話としか思えない話が…もし事実だったら…
タイムトラベルが何か…知っているからこそ、信じていなかった。くだらない話を600年も受け継いで、先祖は馬鹿だなくらいにしか思っていなかったのである。
「お父さん…どうしましょう」
「警視総監に電話で確認するから、ちょっと待ってくれ」
タイムトラベルが何か…知っているからこそ、信じていなかった。くだらない話を600年も受け継いで、先祖は馬鹿だなくらいにしか思っていなかったのである。
「お父さん…どうしましょう」
「警視総監に電話で確認するから、ちょっと待ってくれ」












皆様おはようございます
昨夜太い指が
ボタンを押し間違えまして
アメ限で一瞬アップしてしまいました
本当に申し訳ない

昨夜太い指が

ボタンを押し間違えまして

アメ限で一瞬アップしてしまいました

本当に申し訳ない

書き終わってスマホで
チェック段階で
落ちてました

昨日サボっちゃったね













(なんとなくTバックな気分だったので
)
リクエスト企画
いよいよ始まりました

Another World~신의~
シンイのもう一つの世界という事で
お送りして参ります

でもまた起しか思い浮かんでないのに

書いてます

ク・ジュンピョ
名前だけの登場です

頑張ります( ー`дー´)キリッ









昨日の地震は大丈夫だったでしょうか?
震度5強

かなりの揺れだったことでしょう

私の遭遇した最大震度は
震度5弱

地面が波打っているのを初めて見ました

皆様お気を付けて

では
アンニョン



