51.憂懼 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

すっかり日も高く昇り、二人の汗ばむ肌を明るく照らし出す…ウンスの肌は陽の光に美しい曲線を照らし出し、陶器のように白く艶やかな肌は光輝いていた…

それとは対照的に浅黒く引き締まった柔軟な筋肉質の身体…ウンスは息を乱し、チェ・ヨンの胸に頭を預けている。彼の心臓の音…そして優しい声が直接ウンスの軀に響き、とても心地よかった…

「はぁ…チェ・ヨン…一日中こうしているつもり?私…また歩けなくなっちゃうわ…王様の前まで私を抱いていくつもりなの?」

「イムジャが悪いのです…陽の光に晒され…あなたの白い肌が少しずつ汗ばみ色づいてくる…匂いたつあなたの香りに…触れてはならぬと言う方が無理というもの…それに俺はこうなる前に何度も聞いたはずだ。イムジャの事しか考えられなくなってしまうが本当に良いのかと…」

チェ・ヨンは自分の胸の上にある心地よい重さと、ふわりと己の身体に流れ落ちる艶やかな亜麻色の髪が心を擽り、頬が緩んでしまう。

「もう!チェ・ヨンたら…だってまさか…」

「まさか、何です?」

ウンスはあっという間に組み敷かれ、チェ・ヨンが首筋に顔を埋めてくる。

「あっ!本気で怒るわよ!ねえ…本当にやめて。私、あなたに…飽きられたくないの…だからもっとゆっくり…ねっ?」

「飽きるとは?」

「…あなたが…私の事を…結婚した友達が良く言ってたわ…旦那さんが自分に飽きてしまったみたいで、浮気をしてるようだと…」

「はっ!飽きるほどあなたに触れるなど…俺には死ぬまで分からぬ事であろう…そんなことは絶対にないと、何度でもあなたに武士の誓をしよう…浮気とは?他の女人を娶るということであろうか?ふっ…イムジャが良いと言うのであれば…」

やっぱりそうよね…チェ・ヨンはこの時代の人だもの…側室なんていて当たり前よね…でも私だけだと言って欲しかった…

「…いいわよ…」

ウンスは真意を悟られぬよう顔を背け眸を閉じた…一筋の涙が髪を濡らす。

「あっ!イムジャ、すまぬ。あなたを少しからかっただけだ…泣かないでくれぬか…最近あなたは直ぐに涙を落とす…イムジャが居るのに、他の女人を細君になど迎える訳がない。そんなくだらぬことも信じてもらえぬ男なのかと少し情けなくなっただけだ…」

「…もし…私に赤ちゃんが出来なかったらどうするの…?」

「俺は、子が欲しくてあなたにこの地に残ってくれと申したわけではない。イムジャと共に生き、あなたの笑顔を守りたかったからだ…ほら…笑ってくれぬか。俺はあなただけ居てくれたらそれで良い…側室の話など絶対にありえぬ」

「チェ・ヨン…」

「イムジャに、俺の他に男がいたら…迷わず俺はその男を斬り捨てているであろう。あなたの肌に触れるだけでも許せぬかもしれん。それなのに俺は男だから側室がいて当たり前なのだと、イムジャには我慢を強いるような男だとお思いか?」

「ううん…そんな風には思ってないわ。私ね、あなたが大好きなの…でも私にはそれしかないから。お金も家柄もなんにもないのよ…いつかあなたの重荷になってしまうんじゃないかなって思ったの…きっとこれがマリッジブルーってやつなのね…」

「家柄や金など…なんの意味も持たない。俺を信じてくれぬか?あの寺で誓ったではないか…死が二人を分かつまで貞節を守ると。いや、例え死んだとしても、あなたを守ると。」

「ええ…ごめんなさい。幸せすぎて…怖くなってしまったのかな」

「イムジャ…機嫌を直して買い物でも行きますか?」

「えっ?!良いの?行く!行きます!石鹸と化粧水を作りたいの!あと、マンボさんのクッパも食べたいわ!」


*********


二人は町へ着くと、お茶の葉を買いにマンボ兄弟の薬房へ行った。すると、二人の前に、とても美しい妓生が数人現れた。チェ・ヨンがすかさずウンスを自分の後ろに下げる。

「お前たち!下がれ!何用か?」

「大護軍のチェ・ヨン様とお見受けいたしましたが…」

チェ・ヨンは鬼剣に手を置き
「何者だ!俺に用か?」

「私はテヒと申します…以前危ないところを大護軍様にお助け頂いたものでございます」

「その者が今頃に何用である?」

「ずっと大護軍様を探していたのですが…遠征に行かれていらっしゃいましたので、ようやくお逢い出来ました。お礼に是非妓楼へおいで頂きたくお願いに上がりました」

「必要ない!さぁイムジャ…参りましょう」

「ええ…でも良いの?」

「あの…あなた様は?」

「…俺の妻だ。礼など必要ない。ジオン!後を頼む!」

どこにいたのか…すっとジオンが現れた。

「はいはい…高いわよ~あ~ら医仙じゃない…昨日帰ってきたんですって?あなたが帰ってこなけりゃ、この人は私のも…痛いわね!冗談よ!」

「相変わらずね!またよろしくね」

医仙…小さな囁きが聞こえた…

ウンスは背中に痛いほどの視線を感じながら、その場を後にした…

嫉妬…

あの綺麗な人…

チェ・ヨンが好きなんだ…







キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ


皆様こんばんは

未来へと続く軌跡

終わったと思っていらっしゃる方も

いるでしょう涙

いやいや

まだ100話になりませんからね走れぇぇ~~!!

久遠close

久遠が終わったと言うことでして
ガクリ(黒背景用)

まだ王様たちとの婚儀も
ジーッ

済ませておりませぬ
いえー

で、ここにリクエストも

織り交ぜて行こうと思ってます
喜びの棒人間

さあ、どのお話を
顔に縦線2

書いていこうと思っているでしょうか
決めポーズ



やばい…

もう2時です

明日仕事や~ん
!!

おやすみなさい( ー`дー´)キリッ

決めポーズ



追記~ごめんなさい!
何もしてないはずなのですが
下書きになってました
再度アップしますね┏○))