「わかっているわ。だけど…まだここでやらなければいけないことがある気がするの…」
「イムジャ!それはなんですか?あなたが危険なのですよ!このような無法者の男ばかりの場所で…」
「ごめん…心配かけて。でも…大丈夫だったじゃない…」
「俺がそのような真似はさせぬ!させませんが…不安です」
「私達がこの時代を彷徨う意味がわからなければ…ここを抜け出せない…そう思うの。信じてくれる?だからもう少しだけ…」
ウンスは一度言いだしたらきかない…わかっているが止めずにはいられなかった。
「はぁ…信じます。あなたの言うことだから…しっ!誰だ?」
「失礼します!丞相が目を覚まされました!おいで下さい」
「ええ、わかったわ。行きましょう、チェ・ヨン」
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寝台の上で横になり、華佗が脈診をしているのが見えた。周りには将軍と呼ばれる男達が数人…心配そうに曹操の様子を見ていた。
「おお…ウンス。私はこの通り生きておる。腹を切ったのに生きておるぞ。だがまだかなりの痛みがあるのだ。そなた…私に嘘をついたのではあるまいな?」
「お腹を切り開き悪いところを切り取って、針と糸で縫ったのです。痛くて当たり前よ。今の痛みは治療の為の痛みです。はい、痛み止めのお薬よ。これを1錠、痛みのある時に飲んで下さい。でも続けて飲んだらいけません。2時辰(4時間)は間をあけてね。それから食事ですけど、オナラが出るまでは何も口にしないようにして下さいね」
ウンスはアスピリンの瓶を渡した。
「わかった。すまぬな。ウンス…それからそちらの方はなんと言う名だ?…チェ・ヨンと申すのか。ではウンスにチェ・ヨンよ…そなた達を神と認めよう。これより二人に害をなす者はこの私が許さぬ。命はないものと思え!二人とも…ずっとここに…私の所に居てくれぬか?」
「ありがとう。ですが私達はいずれ天より迎えがきます。その時に帰らないといけないの。その代わり、ここにいる間は華佗さんに出来る限り医術を教えるわ」
「…私の頼みを断ると?」
曹操の目の色が変わる…思わずチェ・ヨンがウンスの手を引き、自分の後ろに庇いやるほどに。
「ええ、ごめんなさい。それは天が許してくれないと思うわ…」
「華佗がおるからか?ならば…」
隣に立つ夏侯将軍の腰から刀を引き抜くと、華佗の首に刀を充て一気に引いた!動脈が切れ、曹操の顔面には夥しい量の血が飛び散る…華佗の血で真っ赤に染まった曹操はまさに鬼…私は鬼を救ってしまったの?こんな事の為に三国志の時代を漂っているの?…生れて初めて…人を助けた事への後悔の念を持ったウンスだった。
「な、なんて事を!あなたは何を考えているの?!チェ・ヨン!ここを布で押さえていて!すぐにオペしないと!」
「はっははは!くっ!笑うと腹に響くな…知っておるか、ウンスよ?華佗とは先生と言う意味なのだ。これの名前などではない。これからはウンス…そなたが華佗になれば良いだけの事である。天など何が怖いものか!天を怖がっておっては何も出来んわ。お前達はもう私の者だ!逃げる事など叶わぬと思え!」
「私達は誰の者でもないわ!何度言われても答えは同じよ!これから華佗さんの手術をします!邪魔をしたら許さないわよ!そこを退きなさい!退かないと天罰がくだされるわよ!早く!」
ウンスの迫力に居合わせた将軍たちもたじろぎ、曹操の顔色を伺っている。
「良い!退いてやれ…首を切られ生きておられる訳が無い!好きにさせろ!その代わり…逃げられぬように見張りは怠るでない!良いな!逃げられたらお前たちの首が飛ぶと思うが良い!」
皆様インフルはるでございます

こんにちは

やはり熱はなくても体調は変

いくらでも眠れます

ビックリ

寝ては起き

起きては寝るの繰り返し

こんなに眠れるのって

久しぶりって思うほど

寝ちゃってます

コメ返も昨日は途中でダウン

今日また頑張りますね











徐々に
曹操の本当の恐ろしさ

出てきましたね

映画にもありました
1000人分の捕虜の鼻を削いで

箱に詰め

敵に送りつけて

士気を打ち砕いたとか…

きゃー

なんちゅー事を~
二人…上手いことここを出られるのか
心配です

では続き書いてきますね
って言いながらまた寝るけどね

おやすみ~ん



