「ねぇ隊長、こっちに来て!寒いと思ったら雪が降って来たわ」
「今日は底冷えのする1日ですからね。イムジャ、寒くありませんか?」
今年初めての雪がしんしんと音もなく降り積もり、あっという間に辺り一面を銀世界に変えてしまった…
「私ね、寒いのは大嫌いだけど…空から舞い落ちる雪はずっと見ていても飽きないの…あっ!そうだ!!雪が積もったら、訓練は無理でしょ?後でみんなで雪合戦しない?」
「雪くらいでは訓練に差し支えないが…まあ、少しの時間なら良いでしょう。して雪合戦とは何ですか?」
「チーム…えっと班に別れて雪の玉を相手の班の人にぶつけるの。当たってしまった人は負けよ。最後まで雪の玉に当たらず、残った人がいた班の勝ちになるのよ」
「良くわからんが…イムジャがどうしてもやりたいと言うのなら…」
「ほんと?ありがとう!凄く楽しいんだから!」
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「…と言うふうにやるの!みんな、一緒にやらない?」
ウンスが皆に雪合戦の説明をすると、迂達赤はなんだかんだと言い訳を言いながら、蟻の子を散らすように出て行こうとしていた。
チェ・ヨンは、明らかにしょんぼりとするウンスを見かねて…
「チュンソク!」
「…はい!(はぁ…やっぱり…)」
「トルベ!」
「はい!(ですよね…)」
「トクマン!」
「はい!(やりますよ…医仙様のためなら…)」
「テマン!」
「は、はい!(おいらはやるつもりでした)」
「イムジャ、人はこれだけ居れば良いか?」
「ありがとう!隊長!じゃあ班分けをするわね!この紙をみんなで持って、一斉に引くのよ!いっせーのーで!……先に墨が付いているのは、私と副隊長とトルベさんね!同じ班よ。隊長とトクマン君とテマン君が敵ね!」
「イムジャ!それではあなたを守れませぬ!」
「だめよ!決まったんだから。ん~それから、やっぱり賞品がないと盛り上がらないわよね…あっ!そうだ!私で賞品になるかしら…最後まで残った人には私がほっぺに口付けをし…」
そこまで言った所で、チェ・ヨンに痛いくらいに肩を掴まれ部屋の隅に連れて行かれた…後ろではチュンソク達がよっしゃー!本当に良いのかな!?隊長をどうしようか…などと舞い上がっていた!
「イムジャ!そのような事はなりませぬ!頬に口付けなど!」
「…あなたが勝ってくれると思って言ったのよ…私が賭かっているのに…負けちゃうの?テ~ジャン?」
「馬鹿な!俺がこ奴らに負けるなどありえま…」
「じゃあ、決まりね!もし私が勝ったら、隊長に一つお願い事を叶えてもらうわね!」
*****
結果…チェ・ヨンが戦の時以上に全力を出し、内攻まで用いて雪玉を投げたため…隠れるためにこしらえた硬い雪の壁も、難なく通り抜けてしまい…おでこに雪玉が命中したチュンソクとトルベは敢え無く失神…(ウンスには当てられないだろうとウンスの後ろに隠れたため…チェ・ヨンの怒りが頂点に…)
テマンとトクマンは、ウンスの投げた雪玉に自ら当たりに行き(チェ・ヨンに蹴り飛ばされ…)最後…この二人の対戦は…もちろんウンスに軍配が上がる…チェ・ヨンはウンスに投げる事が出来ず潔く?負けたのだった…喜んだのはウンスのみ…
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その日の夜…
「さ、寒~い…隊長…この部屋って暖房は…ないの?」
「ないですが、それが何か?」
「……私のお願い叶えてくれる約束覚えてる?」
「もちろん覚えております」
ウンスがポンポンと褥を叩く。
「はっ?」
「ここに来て一緒に寝て…だってあなた湯たんぽみたいに温かいんだもの…それに武士が約束したのに破るの?」
「あなたは何を言って…」
「私の事は石だと思って…ねっ?お願い…寒くてこのままだと眠れないわ…」(こんなに寒いのに…あなたを椅子の上でなんて寝かせられないわ…)
「はぁ…わかりました」
チェ・ヨンが諦めてウンスの隣に横になると、あったか~~いとピタッと身体を擦り寄せもぞもぞと動く…
「冬の寒い日は毎日お願いね…テ~ジャン…おやすみ…」
あっと言う間に自分の腕の中で気持ち良さそうに寝てしまうウンスを横目に…
「あっ…イムジャ…そこは…ちっ!動かないで…こんなに良い香りの柔らかな石などあるわけがないだろう!くそっ!あっ…イムジャ!これでは眠れぬ!俺を殺す気ですか?」
……こうして寒い冬の夜、チェ・ヨンの修行の日々は続くのだった…
そして八つ当たりをされる迂達赤の苦行もまた…冬の間中続くのでした…
またしても何も知らぬはウンスのみ…
くわばらくわばら…







Happy merry Xmas
今日はクリスマスイヴですね

皆様は

誰と

何処で

どんな

イヴを過ごされるのでしょうか?

私はいつもと変わらぬ1日
今日のお話も
クリパのお話です
お笑い編です

本当はこんなに長かった

1,000文字の壁を突破( ー`дー´)キリッ
できなかったのです
まだまだですな

それから
先程からトイレ中継を結び
何度かアップを試みたのですが
このアメーバアプリ

ダメダメちゃんで

中途半端なお話をアップしやがる


良い子は真似しないでね

通知メールが行ってしまい

大変申し訳ありませぬ





動画のアップなんか良いから

ちゃんとしてよと言いたい

朝の4時から頑張っていたのですよ

全く

では良いXmasイヴを

アンニョン

