秘薬~クリパ♥リレーのお話のラスト~ | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

クリパに参加されていなかった皆様にも


楽しんで読んで頂けるように


あらすじ

ウンスが送年会(忘年会)を開きたいと言うのでチェ・ヨンは仕方なく承諾をする。でも酔ったウンスの姿を誰にも見せたくなく、チャン侍医に頼んで1滴垂らせば寝てしまうと言う睡眠薬をもらう。だが、渡された小瓶の中身は強烈な真実薬だった♪

チェ・ヨンはチュンソクに送年会をやるので人を集めてくれと頼んだのだが、チュンソクは何を勘違いしたのか、亡くなった人を偲ぶ送年会だと思い、僧侶を集める。チュンソクに頼まれ、僧侶を集めていた新兵のグンソクが、妓楼から出てきたトルベに出会い送年会の話をすると、トルベの頭の中の漢字は壮年会だった…ウンスが、年かさの者を集めて若返りの術を施してくれるのだと勘違いしたからさぁ大変!妓楼に戻り、元妓生(おばちゃん)を集めることとなる。

トクマンのお陰で全く違う伝言が伝わってしまっている事に気付いたウンスがチェ・ヨンを見つけ、みんな(僧侶に元妓生のおばちゃん)来てしまったものは仕方ない。この際合コンにしましょうと話しているところへ、王様が自分も宴に参加したいと言いだし迂達赤、武閣氏も混ざった大きな忘年会と言う名の合コンスタート!

ウンスに早く睡眠薬(中身は真実薬)を飲ませたいチェ・ヨンが、ようやくウンスの杯に1滴ほど落としたところ…それをウンスが爆弾酒に投入!!!さてどうなる♪

下のお話に続くです
あらすじ、だいぶ端折ったけど、わかるかな







「強い酒と、まろやかな酒を混ぜたジャジャ~~~~ン!爆弾酒」

だ・れ・に・し・よ・う・か・な・…と彷徨う指はチェ・ヨンの前で止まった。

「はい、これ飲んで」

「はっ?」

「飲んでってば!私が作ったお酒が飲めないの?」

「いや…しかし」

押し問答するうちに、杯がウンスの手からつるりと滑り、チェ・ヨンは頭から酒をかぶってしまった!

「あっ!ごめんね…今拭くもの持ってくる…」

突然チェ・ヨンが虚ろな目をすると、大勢の見ている前でウンスのか細い肩を両手で掴み、壁まで押し進めると、驚くウンスを尻目に口づけをし始めたではないか!

そう!チェ・ヨンは普段から面倒だからと嘘はつかない…だからといって嘘が無いわけではないのである。心と身体…口には出さないが隠していた心の奥底に秘めていた想いが行動になって表れてしまったのだ!

「お前は御前で何をしておるのだ!離れよ!!」

走ってきたチェ・尚宮に頭を思い切り殴られたチェ・ヨンだが、全く気にする気配もなく、更にウンスの腰紐に手がかかり、合わせを開いて脱がそうとしているではないか!

周りの迂達赤や僧侶達が少しずつ近付いてくる。もう2人から目が離せないようだ。

「おい!迂達赤!このボンクラを医仙から引き離し、酔いが醒めるまで牢へぶち込んでおけ!急ぐのだ!」

「はっ!ですが……はぁ…トクマン!チュモ!大護軍を捕らえよ!」

「え~~また俺っすか?無理ですよ~~!大護軍を捕まえるなんて!」

「良いから早く!このままだと医仙様が…」

ウンスを見ると、もう立っていられないようで、その妖艶な姿に迂達赤は…釘付けだった!正直言えばこのまま…見ていたい気もするのだが…

「早くせぇ!御前である!」

「はっ!チェ・尚宮様」

二人がかりで、後ろからチェ・ヨンを捕らえるべくそっと近付いて行ったのだが、トクマンは蹴りを膝に受け立って居られず、チュモに至ってはウンスから外した腰紐が鞭の如くしなり、両手首に巻き付いたかと思うと、そのままグイッと引かれ、パッと離されたのでゴロゴロと後ろに転がってしまった!

「はぁ…ねぇ…チェ・ヨンもうやめて。お願い…」

「イムジャのやめては信じておらぬ…本当にやめても良いのか?ふっ」

「お前達!一斉に飛びかかれ!」

「しかし…チェ・尚宮様。相手は大護軍です。敵うはずもなく…」

そこへ…

「あっ…一歩遅かったのですね…皆様大変申し訳ございません。暫しお待ちを…トギ!あれを」

チャン侍医がトギから小瓶を受け取ると

「医仙、これを口に含み大護軍に口移しで飲ませて下さい!それでこの状況は収まるはず!」

「はぁ…えぇ、わかったわ…」

ウンスは言われた通り、その薬を口にしてチェ・ヨンの頬を掴むと口付けをする。こぼれた薬がウンスの喉を伝い…なんとも色っぽい…ウンスの溢れんばかりの色香に周りから溜息が漏れた…良いなぁ…大護軍と思わず呟くトクマン…

「大護軍!大護軍!?大丈夫ですか?」

チェ・ヨンは頭を2、3度降り溜息を吐いた。
「チャン侍医、俺は何を…?」

「覚えていらっしゃらない方が良いかと。大護軍の真実の心…とくと拝見させてもらいました。あなたがねぇ…ふっ」

「何を言っておる。ん!?イムジャ!誰があなたにこのような事を!迂達赤ですか?誰だ!僧侶のジジイ共か?」

腰紐を解かれ胸元を大きく開いたウンスの姿を見たチェ・ヨンは、今にも相手を斬り捨ててしまいそうな勢いであった!急いでウンスの合わせを閉じる!

「チュンソク!誰がイムジャを?!報告せよ!」

「……大護軍の奥方に誰がお手を触れるとお思いですか?皆、命は惜しいです。誰がと申せば…もちろん大護軍が…」

「すみません、大護軍。あなたに頼まれて渡した薬ですが…睡眠薬ではなく中身が真実薬に変わってしまっていたのです。すぐにあなたを探したのですが、どこにも見当たらず…仕方なく急いでトギと二人で解毒薬を作っていたのですが…1歩遅かったようです」

「な、何を…」

「ちょっと、チェ・ヨン!睡眠薬って何?私を眠らせて…あっ!お酒を飲ませないつもりだったのね!あなたったら最低ね!」

「いや…あなたが酒を飲んだ姿を誰にも見せない為に…」

「もう、知らない!今日は帰らないから!典医寺に泊まるわ」
ウンスはその場を後にして典医寺へ向かってしまった…

「あっ!イムジャ!」

「この馬鹿者が!お前は御前で何をしたか!暫し牢で頭を冷やせ!」

「いて!俺が何を…」

「まぁ、良いではないか。良いものを見せてもらった。大護軍の真実の心か。ははは!大護軍もただの男ということであるな。さぁ、医仙が催してくれた宴だ!皆の1年の労をねぎらうためである。心行くまで楽しむが良い!」

「しかし王様…こやつはあの様な事を…」

「良いと言っておるのだ。尚宮もたまには飲んで歌ってみたらどうた?」

「いえ、滅相も無い…ほれ!お前も頭を下げよ!」

「はぁ…陛下大変失礼をしたようで。申し訳ございません。して、こちらを失礼しても宜しいでしょうか?」

「ああ、医仙のところへ行くのであろう?構わぬ。行って来るが良い。」

「はっ!ありがとうございます!」






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その後1週間…チェ・ヨンの持ってきてくれた最高級の酒でも機嫌が直らず、怒りと恥ずかしさの収まらないウンスは、典医寺に泊まり続ける事となる…

何度足を運んでも話もしてもらえず、門前払いのチェ・ヨン…

落ち込むチェ・ヨンの肩を抱き、慰めるチャン侍医…

そんな二人の姿が典医寺で頻繁に目撃されたそうな…




めでたしめでたし?!










皆様、こんにちは

このお話は昨日のクリパ

リレーのお話最終話として

今、書きました

途中で終わっちゃったからね

昨日は仕事だったので

参加できずにごめんね


繋げて下さった皆様

ありがとうございました

ののちゃん

最後書いてくれてたんだよね

別のラストも面白い

削除しちゃったのかな

もしまだ残ってたらブログにアップしてくれると嬉しいです

読みに伺います

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