25.陥穽 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

「あなたがこの町の医員なの?あなたに言いたいことがあるの!確かに治療費は貰って当然だと思うわ。仕事なんだもの。でも貧しい人たちからは…あまり取らないであげて欲しいの…」

「くっ!かように私の腕を捻り上げておきながら、頼みごととは!ふざけるにも程があるわ!早う、この手を離さぬか!」

ウンスがチェ・ヨンの袖口を引き、首を横に振ると、仕方なくチェ・ヨンは腕を離し、この男を勢い良く地面に転がした。

「いててっ!お前、何をする!おい!そこの女!お前のような奴が本当に医員なのか?」

「誰に物を言うておる!お前…懲りぬな!言葉遣いに気をつけろ!さもなくば舌を切り落とすぞ!」

鬼剣に手をかけるチェ・ヨンを慌ててウンスが制する。

「あなた…大丈夫だから…少し話をさせて?」

「イムジャ…しかしこ奴は心根が腐っておるようですが」

「…まず患者さんたちから何とかしましょうか…あなたも医者でしょ?手伝ってくれる?」

「あ~いてて…なぜ、この私がただでそんなこ……あぁーわかった!診れば良いんだろ?診れば」

チェ・ヨンが再度刀に手をかけたのを見て、慌てて手伝う振りをする。

「あなた名前は?私はウンスよ」

「私はヨンジンだ…ウンスか…俺の物に必ず…ふふふっ」

このヨンジンという男…外科的なものは薬を塗る程度しか出来ないが、確かに内科医としてはなかなかの腕前であった。ウンスと患者を振り分け、テキパキと治療を進めていく。途中、かなり深い切り傷を負った者が来たのでウンスは縫合することにした。

「あなた…シウル君とまた押さえててくれるかしら?ヨンジンさん…私はこれからこの患者さんの傷を針と糸で縫います。よく見ててくださいね」

「何?身体を縫うだと?そんなことが出来るわけな……いや…聞いたことがあるぞ…いつだったか…だいぶ昔の事…あっ!お、お前…いやあなたはまさか…天より遣わされし医員…医仙?」

ウンスは困った顔をしてチェ・ヨンを見た。
「あぁ…そうだ。しかしこのことは他言無用…もし誰かに話そうものなら…お前の体一つくらいどうとでもなるのだと言うことを覚えておけ!お前の身辺は暫し、見張らせておく!お前は信用に足らんのでな!良いな?他言すればその命…貰い受けに参る!」

これだけ、脅しておけば大丈夫であろう…

「わ、わかりました」
この女…医仙であったとは…やはり欲しいな…さて、どうするか…この男は医仙の男なのか?邪魔だな…

「では、縫合しますね。少し痛いので我慢していて下さいね」

ヨンジンもまた、初めて見る縫合の様子を食い入るように眺めていたのだった…




✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

外がすっかり夜の闇に覆われた頃…ようやく最後の患者の診察が終わった。

「ふぅ~皆さんお疲れ様でした。こんなに沢山の患者さんを診たのは初めてかもしれないわ…流石に疲れちゃった…お腹も空いちゃったし…あなた、早くみんなの所に帰りましょ?」

「えぇ、先程シウルに馬を頼んでおいたので、もう着いている頃かと」

「あ、あの~医仙様、いやウンス様、今日は是非わが屋敷にお泊まり頂けないでしょうか?もちろんそちらの方も…」

「断る!さぁ、イムジャ参りましょう」


「まぁまぁ…そう言わず…最高級の酒もございますし…」

 

酒と聞いてウンスの顔が輝きだす。誰が見ても酒が好きなのだろうとわかってしまう顔である…

 

「イムジャ、皆が待っております!早く戻らねば!」

 

ここはもう一押しか…ははっ…

「此度のことで私が間違っていた事がようわかりました。皆にありがとうと感謝の言葉を言ってもらったことなど、ここ暫らくなかったこと…人の心とは金では買えぬのですな。ウンス様の医術につきましても、町の者達の為に少しご教授いただきたいのですが…無理なことでしょうか?もちろん離れにお二人の室を構えますゆえ、何もご遠慮などなさらずに」

 

ウンスを見れば答えは明らかだった…

「わかってくれたのね!そうでしょ?お金じゃないのよ!医者の仕事って…私の医術だったらもちろんお教えするわ。ねぇ、あなた…だめかしら?もう夜だしどうせ今夜はこの町に滞在するんでしょ?」

 

仕方がない…こいつは全く信用ならんが行くしかあるまい…

「…わかりました。シウルに指示を与えて来ます。暫しお待ちを」

 

 

 

*******

 

ヨンジンの医院はとても大きなものだった。またその奥に構えた自宅がそれ以上の広さがあり、豪邸といって良いだろう。周りには確かにこじんまりとした離れが何棟か立ち並び、その奥には何が入っているのか…大きな蔵が3棟連なっていた。

 

「さぁ、遠慮なさらず、召し上がって下さい!これが先日手に入れた酒です。甘味もあり香りも強く濃厚な味わいです」

 

「いただきま~す!あ~!?」

 

「お待ちを!俺が先に」と、ウンスに注がれた酒を一息に飲み干す。

 

「ほほほっ!毒など入っておりません。ご安心下さい」

 

チェ・ヨンはヨンジンを射るような目つきで睨みつけるが、ヨンジンはどこ吹く風である…やはりこの男、信用できん…

 

「もう飲んでも良い?」

 

「良いですが、限度をわきまえて下さい。宜しいですね?」

 

「は~い。いただきます」

 

 

1年前にキ・チョルの家で食べたような、本当に豪華な食卓であった。ウンスは医術の話をヨンジンに教えながら、大いに食べそして呑んでいた。そろそろ目もトロンとして頬も桃色に染まり、そんなウンスを見たチェ・ヨンが、イラつき気味にウンスの腕を掴むと

「イムジャ、そろそろお暇を…」

 

「は~い!ふう~おなかいっぱい!ご馳走様でした!」

 

「満足していただけましたか?ではそろそろお二人のお部屋の方へ案内させます。医術のお話、ヨンジン大変勉強になりました。誠にありがとうございます」

 

「あなたって、本当は良い人だったのね!これからは差別をしないで皆を診てあげてね」

 

「はい、もちろんでございます」


「チェ・ヨン、行きましょ」

ウンスは、チェ・ヨンと名前を呼ばないようにしていたのだが、酔って居たので名前で呼んでしまった…。


「おやすみなさいませ」

こいつがチェ・ヨンだと?恭愍王の片腕と呼ばれているあの大護軍のチェ・ヨンなのか?困ったことになったな…女は諦めるか…


 

チェ・ヨンはフラフラと危なっかしく立ち上がったウンスを後から抱き上げ、案内された部屋に連れて行った。


「さぁ、お休みください…俺は廊下におりますので…」

と寝台へ寝かしつけた。ウンスに布団をかけ部屋の外で護衛にあたろうと背を向けると上着の裾を掴まれた。

 

「ここにいて…」

 

 

 

 

 




 

皆様、アンニョン

ウンス、しっかりとおいしいお酒をお酒

堪能しちゃいましたビール

またついお口が軽くなっちまう

ウンスです

チェ・ヨン

果てしない煩悩との

戦いは続く

のか

 

そんな私も

昨夜…バーボン呑み過ぎて

現在迎い酒頂いておりますよ

酒が抜ける暇がありませんな( ー`дー´)キリッ  




今日うちの娘ちゃんが、産婦人科へ初挑戦

1ケ月経ってないのに、大量出◯と、卵巣が腫れてる気がすると…

パンツで行こうとしてたから、スカート履きなとご教授しておきましたよ

娘「はっ?なんでスカート?持ってないし」←(持ってないんですよ…)


母「想像してごら~ん台に乗るとき下はスッポンポンだぜ


娘「あ~なるほど


結局なんでもなかったらしいです


そんな娘と裏腹に

母は本当におっさんになったかも

気付いてみれば3ヶ月見ておりません

あれ?妊娠?と疑うこともなく

46であがってしまったのかもしれませぬ

まっ、いっか楽チンだしね


 

 

昨日から寒くなってきましたね

皆様、風邪などひかれないよう

ご自愛下され

寒いのも暑いのも大嫌いな変温動物

はるでした

 

忘年会まで後1週間

何もしてないと焦っております

どうしよう~

 

 



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