陽は傾き始めたとはいえまだ明るい雲ひとつない青空の下…この空のように澄み切った胸の内の2人が、手を繋ぎ外に出てみると小さな村は活気に溢れていた。12名の迀達赤が村を囲み警護にあたっている。子供達は初めてみる身体の大きな迀達赤たちに興奮気味であった。
「あっ!大護軍!医仙様!チュンソク只今馳せ参じました!」
「チュンソクさん、お疲れ様!どうしてチュンソクさんが?また会えて本当に嬉しいわ!」
チェ・ヨンが、グッと繋いでいる腕を引き、ウンスが握手しようとするのを阻止している。
「チュンソク!どういうつもりだ!お前が来たという事は隊の方は誰が見ておるのだ?」
「精鋭をと文に書かれてありましたので、ここはやはり自分がと…あちらはチュモに任せてありますので心配は無用かと!奴もそろそろ自分で考え、隊を仕切らねばならぬ位置におりますので、丁度良い機会かと自分が参りました!」
と、頭を下げるチュンソクを小突いてやりたい気持ちをグッと押える。さすがに部下のおるところで、王を守る迀達赤の隊長の頭を張り飛ばす訳にはいかない。
「…確かにお前が居てくれたら心強いことこの上ないが…トクマンが少々怪我をしてしまったのでな。お前、まさかイムジャに会いたくて参ったわけではあるまいな?」
「め、滅相もない!大護軍の奥方様にお会いしたいなどと…ですが、とにもかくにも本当に良かった…」
奥方様…と言うところで言葉に詰まり目を潤ませている…
「はぁ…チュンソクまさかお前…開京まで着いて参るつもりか?」
「う、うん!はっ!某、命に代えましてもお二人を開京までお守り致す所存でございます!」
「ふふ、お願いしますね。チュンソクさん!私、トクマン君を診てくるわね」
「はい、テマン!イムジャを頼む!チュンソク、やはり…婚儀に出るつもりであろう!お前という奴は…!」
「はっ!しかし、大護軍と医仙様の婚儀に自分が出ぬわけには参らぬではありませんか!丁度理由をつけ出立しようとしていたところに、大護軍からの文が参ったので、このように早くの到着が叶った訳で…」
「どおりで…速すぎると思っていたところだ。まぁ良い。今夜のうちにけりをつけられるかもしれんな…。皆に食事を!食料は持ってきたか?村の者達に分けてやるのだ!」
「はい!全ての馬に積んでまいりました!おい!お前達食料を持って来い!」
*********
トクマンの怪我もたいしたことはなく、既に出血も止まりこぶが出来た程度だった…
治療を終えたトクマンとウンス、テマンも加わり、外で少し早めの夕餉をとりながら、皆の顔合せを兼ねた作戦会議に入ったのだが、ウンスを知らない迀達赤の男達の目が、2人に釘付けになり会議どころではなかった…透けるような白い肌、桃色の唇に赤い髪…コロコロと変わるその愛くるしい表情…それでなくても女人馴れしていない者達なのだ。
チュンソクに、その美しい女人が大護軍の想い人だと前もって聞かされていた。理由があり離れ離れであったこと…そして大護軍が己の命より大切に思っておるお方ゆえ、命が惜しければ粗相のないようにと…。皆…この、村人や自分達に対しても気さくに話し掛けてくれる大護軍の妻となる見目麗しゅう女人に仄かな憧れを抱きボーッと見惚れていた。
そして…
隣には…
あの…
大護軍が笑っている…
夢を見ているのではなかろうか…
いつもしかめっ面の…
あの大護軍が…
奥方様を見て笑っておられる…
見ていてわかる…
上辺だけでなく…
心の底から…
楽しくて…
嬉しくて…
笑っているのだと…
俺達は…
奥方様も命をかけ守らねばならぬな…
大護軍…
おめでとうございます…
我らも本当に嬉しいです…
********
「皆良いか?わかったな!誰一人欠けることなく必ず遂行せよ!」
「はっ!お任せ下さい!」
「よし!トクマン!ファジャ!ここに残り、村とイムジャの護衛を頼む!では、出陣!」
「あっ!少しだけ待って…チェ・ヨン…ちょっとだけ話しても大丈夫?」
「どうしたのですか?イムジャ?」
ウンスはチェ・ヨンを少し皆から離れた場所へ手を引いていく…振り向き下から顔を覗き込む…
「気をつけてね…怪我しないように…」
「イムジャ…あなたの元へ帰らねばならぬこの俺が…負けるわけがない。案ずることは何一つありませぬ」
「わかってる…わかっているのだけれど…離れることが今は不安で…」
「俺もです。イムジャ…程なく戻ってまいります。しばしお待ちを…」
「はぁ…うん!気をつけていってらっしゃい!」
ウンスは笑顔で手を振り見送った。
この先、何度このような場面に出くわそうとも…笑顔で見送らないといけないわねと、心に決めたウンスでした…













おはようございます
昨夜は呑み過ぎまして
気持ちが悪いです
書き終わっており
アップするだけだったのに
なぜか開いたまんまのiPhoneが
熱を持って私の横に
そして久々の板の間
ハロウィンカラオケ
から帰った
娘が掛け布団をかけてくれたようです
頭が痛い
いい歳をして呑みすぎですな
今日長男が引越しです
私はお孫ちゃんの係りの予定
でもね、哺乳瓶嫌いなので
乳はもらいに行かないといけないのですよ
いくら母乳が出ても哺乳瓶を1日1回は使わないと嫌いになるからと
預けられなくて困るのはお母さんだよと
アドバイスしておいたのですが
その通りになってしまいましたよ
そして…
何の引越しかと言えば、義母が結構お金を出してくれて(父上は今年お亡くなりに…)新築の家を購入
まだ22ですよ?もうすぐ23になりますが…マスオさんに本日からなります
そうなるとは思っておりましたが
お小遣い(´;ω;`)が20000円と(昼飯込)申しておりました…
今ってこんなものなの
お弁当もなしでコンビニで頑張っておるようで…少し母としては切なくなってしましました
幸せなのか不幸なのかわかりませんが
ファイティン
と言ってあげたい
事実ですよ
はるは適当なことは言いますが嘘は言いません
あとで辻褄合わせるのがめんどくさいですから
なのでその内、知り合いが読んで私とわかるんじゃないかと心配に
その時はあっさり…いきなり…ペロンと…FC2は切り離しますので
えっ??て思う方はコピペ
してどこかにこっそり保存しておいてね
居ないか
では…今日も1日アンニョン
追伸~~
私が描くと迂達赤がなんかお茶目になっちまいます

イメージ崩れちゃったらゴメンね
ゴメンね~~
でもやるときゃやりまっせ
今日は…これ
これに…



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