14.擁護 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

(トクマン!?)

 

まだ目の端には奴らの影があり声を出すわけにはいかない!間に合ってくれ!チェ・ヨンが狙いを定め雷攻を放つ!

 

 

(あとはこのままこの娘を連れ、戻れば良いだ……!?)

トクマンが娘を馬に乗せ、自分も鐙に足を掛けようとした時、自分達に向かって岩が転げ落ちてくるのが見えた!岩があっという間に目前に迫り、もう間に合わないと思ったトクマンは、この娘だけは助けなければと馬を鑓で突付いた!

 

チェ・ヨンが放った雷攻が岩を砕き、放射状に大小の欠片が飛び散り、逃げるトクマンに襲い掛かる。あっと思った時には、大きめの岩がトクマンの頭に当たり、ふらっとしたトクマンが古街道から下へ転がり落ちるところであった!

 

(いかん!)

 

その時ヒュッと音がした!矢かと思ったが違う…鞭のようだ…その鞭がトクマンの腕を絡め取り、転がり落ちるのを食い止めてくれたのだ!私兵たちの姿がようやく見えなくなり、街道まで降りてきたチェ・ヨンは、辺りの様子を伺いながら鬼剣に手をかける。

 

「お前達は何者だ?そいつを助けてくれたことには礼を言うが…」

 

すっと煙のように現れたこの男女2人…チェ・ヨンが今まで、気配に気付かなかったのだ…只者であるはずがない。女は鞭を手に…男は娘の乗っていた馬の手綱を引き、背中には鬼剣よりも太く長い剣を背負っていた。

 

「人に名前を聞く前に、自分から名乗れって教わらなかったの?チェ・ヨン大護軍さん…ふふふ」

 

猫のような女だ…チェ・ヨンはそう思った。しなやかな身体つき、大きく釣り上がった意志の強そうな目は猫を思わせる。いや、虎に似ているのかもしれない…どことなく妖しげで、妖艶な女だ。鞭を操るのか…心に暗い影を呼びを起こす…そして隣の男からは全くと言っていいほど気が感じられない…。七殺を相手にした時のような危機感を身体が思い出し反応している。

 

「なぜ、俺の名を?身分まで知っておるということはお前達は…」

 

「あらあら、自分で呼んでおいてそれはないんじゃないかしら?姐さんに手伝ってやってくれって言われたから来たのに」

 

「俺が呼んだ?じゃあお主たちはスリバンの者たちなのか?」

 

「そうだ…こいつはファジャ、俺はヨンホと申す。もちろん開京から来たわけではない…我らは常に元との国境付近を探るのが役割。3日前に連絡をもらい、二人の足取りを追っていたのだが、途中から掴めず焦っていたところだ」

 

チェ・ヨンは娘とトクマンを背に、どう戦いそして逃げ切るか…この短い時の間にあれこれと思案していたのだが…ホッと安堵したのを悟られぬよう話を続けた。この手の輩には弱みは見せたくなかったのである。

 

「すまぬな…船がなく陸路を来たのだが、ちょっといざこざに巻き込まれたのだ…それを解決せん事には、医仙がここを梃子でも動かぬと思うてくれ。はぁ…お前達にも手伝ってもらいたいのだが、良いか?」

 

「もとよりそのために来たのだ。くれぐれも医仙を頼むと言われてな。あの二人が申すのだ。余程の人物なのだな…」

 

「あたしも早く会ってみたいわ、あなたの恋しい医仙様とやらにさ。ふふ、さぁ行きましょう」

 

 

 

このファジャと言う女の馬に娘を乗せてもらい、チェ・ヨンはトクマンを馬に抱え上げ村近くまで戻った時、ようやくトクマンの意識が戻ってきた。

 

「いてて…」

 

「トクマン。大丈夫であるか?まもなく村へ着く。イムジャに診てもらうのだ」

 

「はい、うっ…ですが…石頭なので大丈夫のようです。医仙様のお手を煩わせる程のものでもありません!」

 

「ふっイムジャにそんな話は通用せんのは知っておるはずであろう」

 

「あっ…はい…」

 

 

 

********

 

「医仙様!大護軍が戻られました!」

 

顔を輝かせたウンスは、テマンの言葉を聞くや否や外へ飛び出しチェ・ヨンを探す…

 

彼だ…無事に帰って来てくれた…何も考えられず飛びついた!


「チェ・ヨン…お帰りなさい…あの子を助けてくれてありがとう。怪我はない?」


チェ・ヨンもウンスの香を確かめるように、抱きしめ耳元で囁くように呟いた。


「はい、俺は怪我など…トクマンが少々…頭に石があたってしまい、暫く意識を失うておりました」


「えっ!トクマン君が?ちょっと診せて」


「いえ、たいした事はございません、医仙様。もう大丈夫ですから」 


「それは医者の私が診てから判断します!後で長の家に来てね!そこを診療所代わりに使わせてもらっているの。あっ、チェ・ヨン…この方たちは?」 

ウンスは馬から降りた二人の男女に目をやる。


「スリバンの者です。3日前…天穴に異変があると私淑に連絡を入れたので、手を回してくれておったようで…」


「あぁ、マンボさんの所の…初めまして、ユ・ウンスと言います。よろしくお願いしますね」


「俺はヨンホ、こいつはファジャ。よろしく頼む」


「ふ~ん。あんたが医仙様ね…この人私がもらっても良いかしら?気に入っちゃったの」


 ウンスは、チェ・ヨンに触れようとするファジャの前に立ちはだかり、キッと睨みつけると

 「そ それだけは出来ません!たとえ王様の命令であったとしても!」

 

「あはは!あんた面白いね!こんなムスッとした男の何が良いんだか…あんたの方が気に入ったよ!開京へ戻るまできっちり守るから安心しな」

 

「…イムジャ、からかわれたのですよ。でも今の言葉…」

 

「えっ?からか…もう!恥ずかしい!」

 

「お前達、大丈夫だとは思うがさっきの奴らが村へ来ないか見張っていてくれ!何かあればここに入って来れぬようにせよ!頼んだぞ!テマンもな!トクマン!長の家に行っていろ。ちょっとイムジャと話してから参る」

 

「はい!大護軍」と、にやける2人…

 

「イムジャ、お話が…」と、ウンスの腕を掴み借りている家へ向かう。

 

「えっ?何?あっチェ・ヨン…あの娘を連れ戻してくれてありがとう…。またあの人達が来たりしないわよね?」

 

「あの娘は死んだと思わせたので大丈夫でしょう…その代わり奴らが来た時には、あの部屋で隠れておらねばなりませんが…それもそうかからずに終わらせます。迂達赤が明日にはここに到着するでしょう。それからすぐにキムの所へ参るつもりです」

 

「そう…これでこの村の人達もお腹一杯ご飯が食べられるようになるわね…食事はね、心と身体の薬なのよ。医食同源て言うの」

 

部屋に入ると、ウンスの温もりを確かめるかのように抱きしめるチェ・ヨン。

「どうしたの?」


「心配でした…あなたと離れることが。俺はこの先…毎日このような想いをせねばならぬのですね。だがイムジャと離れていた事を想えば…戻ればあなたに触れられるのだから…イムジャ、今朝俺が言った事を覚えておりますか?」

 

「えぇ、覚えているわ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは

 

昨日は途中まで書いて

 

爆睡しておりました

 

そしてなんと

 朝起きたら7

 焦った焦った

 子供の弁当なしという



 そして、いつもの如くコメント&メッセージのお返事滞りすみません

 今月会社が決算月でバタバタしているのです←(言い訳)

疲れ過ぎてすぐ眠くなると言う


3連休中にはなんとか ってどんだけ先だよ

 

コメント欄iPhoneでの閉じ方もわからず

 

閉じちゃうのも淋しいし

 

皆様からのコメント食って生きてる、はるなので

 

もう少しお待ちくださいね

 

しばらくはこんな変速アップになると思います←マジです

 

でも途中で逃げたりしないのでご安心を

 

書けなくなったときはちゃんと

 

書けないぜ( ー`дー´)キリッ ってお知らせ致しますから

 

それからアメンバーについてですが何名かアメンバーではなく

 

アメともさんの申請になってます


 そちらからだと承認が出来ません

 

私の記事の中に、アメンバーについてのお願いがあるのでもう一度ご確認の上申請をお願い致します

 

初めての方やご年配の方が多く致し方ないと…嬉しい悲鳴なのです

 

申請しても読みたいと思っていただけるって事ですから

 

私も一番初めにアメンバーの申請をした時を思い出します

ど緊張しました

 私はアホなので緊張せず申請をして下さいね

 

では午後からもアンニョン


IN昼休み


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こそっと追伸~
この辺りの二人を描いていると、恋してるみたいに胸が切なくなる、やっぱりどこまでも妄想癖のあるアホな私です



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