皆様、こんにちは
今日は己の仕事の失態のため急遽仕事に来ております
自分のパソコンついでに持ち込み、おかしくなっていたiTunesを再インストールして、誰も居なくなったのでお話書いちゃいました
参加しているグルっぽで、出されたお題の話です。
今日はブログにもアップしようかと
グルっぽは、文字制限があるので短編ですが…
この間の”皆既月食”にちなんで
お月見がテーマです。
そして、同じ台詞で違うお話…今回は
わぁ~ 綺麗なお月様
窓から見える月を眺めながら、ウンスは呟いた
これを使って二つのお話です。
ウンスが痛みに目を覚ますと、心配そうに自分を見つめるチェ・ヨンが髪を撫でてくれていた。
ーすみません。起こしましたか?
ーううん…ちょっと痛くて起きてしまっただけよ…。わぁ~綺麗なお月様…
窓から見える月を眺めながら、ウンスは呟いた。
ーねぇ、起こしてくれる?
ー大丈夫なのですか?
ーえぇ…いつものように、私の後ろに来て…。寄りかかりたいの。
ーはい。これで良いですか?
ーありがとう。今日は綺麗な満月ね…。私ね、学生の頃…えっと未来にいた頃、夜空に輝く星や月が大好きだったのよ。良く時間も忘れて星空を眺めていたわ。こんな満月の夜はね、月の引力で出産率がとても上が…
隣でスヤスヤと眠っていた、産まれたばかりの我が子が目を覚ましたようだ。ウンスが赤子を優しく胸に抱く。
ーよしよし…。お腹が空いたのかしら?ちょっと待っててね…。
と、慣れない手つきでお乳をあげる。チェ・ヨンは溢れんばかりの笑顔を見せ、ウンスの肩に顎を預け、後ろから共に赤子を抱く。
ーイムジャ、赤子とは本当に宝ですね。
ーそうね。天からの贈り物よ。
ー俺は、二つも貰うてしまったのですね…イムジャと赤子…
ウンスは肩にのるチェ・ヨンの頬にチュッと口付ける。
ーううん…きっともっと貰えるわよ。私もあなたもひとりっ子だったから…。たくさん子供が欲しいわ。でもあなたは、守るものが増えて大変ね?ふふ。
ーイムジャ…ありがとう…俺はあなたに何を返せば良いのか…
声が喉に張り付いて、それ以上話せなかった。
ー何言ってるの…あなたからたくさんの愛を貰ってるわ。これ以上の贈り物はないわよ…。
二人はその後、眠ってしまった赤子を真ん中に、初めて川の字で眠りについた。
赤ちゃんが夜お腹が空いて泣いたりするので、子供と二人別の部屋でと思って居た私に、俺は何日寝なくても大丈夫だから共に居てくれと言ってくれた優しいあなた…
時はゆっくりと柔らかく流れ、満月の月明かりが優しく降り注ぎ、三人を深い眠りにいざなうのであった…。
**************
ーわぁ… 綺麗なお月様 …
満月の月明かりを浴びるといつも以上にあなたの元へ逝きたくなる…
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎


にほんブログ村