見知らぬ己 25 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

「ソナっ!?」

ジフは慌ててソナの元へ走り、抱き上げウンスの所へ連れて行く。医院の入口でチェ・尚宮に会った。

「おい、お前!ジフではないか…それはソナなのか?どうしたと言うのだ?」

「わかりません!今日もチェ・尚宮様に婚儀の件を頼みに参ったのですが、ソナがどうしても一緒にと言うので共に…外でチェ・尚宮様を待っていたら突然倒れてしまって…。お話は後ほどに。今は医仙様の元へ!」

「あぁ、そうだな…。私も共に参ろう…」




ジフはウンスを見つけるや否や…
「医仙様!ソナが外で気を失っていました!診ていただけますか?」

「ここに寝かせてくれる?」
ジフは寝台にそっとソナを寝かせた。

何も聞かずにソナの容態のみ確認する。呼吸は普通、体温は少し高め、痛みには反応する…脈拍は…?

「ジフ君と叔母様は、廊下で待ってて。」

「はい、わかりました。宜しくお願いします…」とジフは唇を噛み締め、深々と頭を下げる。




ソナは真っ青な顔をしていた。ただの貧血なのかしら?それとも…ウンスがソナの下まぶたを引き下げると、やはり真っ白であった。

この時代、食生活が悪く貧血になる者が多い。米だけ食べていてもお腹が膨れるだけなのだ。肉や魚、野菜に海藻、貝類など食べないと貧血になってしまう。レバーが一番良いのだが、一般庶民には肉などなかなか口に出来るものでもなく、レバー自体捨てられている部位のようだった。

「ソナさん…目を開けて?大丈夫?ここは医院よ。ソナさん…」

「あぁ…ぅう~…」

「気が付いた?貧血で倒れてしまったようね…まだ目が回るかしら?」

「あぁ…ぇぇ…少しだけ…」

「少し診察してもいいかしら?聞きたいこともあるし…」

「はい…お願いします…」



*************

「ソナさん、どうする?私が話そうか?」

「いえ…自分で話せます。」

「そう…私は出ていましょうか?叔母様はどうする?」

「いえ居らして下さい…。チェ・尚宮様にも私から後ほどお話したいのですが…」

「わかったわ。じゃぁジフ君を呼んでくるわね。」






ウンスは廊下で待っていたジフを中に呼び入れる。チェ・尚宮にはもう少し待ってもらうように伝えた。

「医仙様…ソナは?大丈夫なんですか?    お前…まだ顔が真っ青じゃないか…」

「ジフ君、慌てないでちゃんと聞いてあげて。彼女が自分で今の状態を話したいと…。」

ジフは頷き、ソナの言葉を待つ。緊張で手の平に汗をかいていた。


「…医仙様が言われるには…多分お腹に赤子が出来たのではないかと…ただもう少ししないとはっき……!?」

ジフが泣きそうな顔でソナを抱きしめる。
「ジフ?」

「はっ!俺が父親になるのか?信じれんねぇな…ソナ…ありがとな」
二人は眸を見つめ合い微笑んでいた。

「ジフ君、ソナさん…でもあと7日は待たないと絶対とは言えないの。検査する方法がないから…だけどソナさんに聞いた話と内診した感じだと多分そうだと思うわ。妊娠ふた月ってところかしら…」

「医仙様!ありがとうございます!なんの病かと心配していたのですが、こんなに嬉しい報告が聞けるとは思いませんでした!」

「ジフ君…ソナさんに出逢ってからずいぶん変わったわ。とっても素敵な男性に成長したわね?あっ!叔母様忘れてた!呼んでいいかしら?もう流石に反対はないと思うしね!ふふ」

ウンスがチェ・尚宮を呼びに行ったほんの一瞬、ジフとソナはあの日以来はじめて…唇を軽く合わせたのだった。

入ってきたチェ・尚宮にジフが話し出す。

「チェ・尚宮様、俺は今まで確かにいい加減に生きて参りました。……俺は遅くにできた子で、兄や両親を早くに亡くし、姉が嫁に行ってからはずっと一人でした。女といても、友と笑っていてもふっと皆を遠くに感じることがあり、俺は一人なんだ…ずっと心のどこかでそう思って、生きてきたように思います。ソナと出逢い、真っ直ぐな心に触れ、こいつの強さに憧れ惹かれ…ソナが欲しいと思うようになりました。自分からこんなに何かを欲したのは初めてで…この気持ちが恋い慕うということなのだとソナに教えてもらったのです。チェ・尚宮様…必ずソナと幸せになります。どうかお許し頂けないでしょうか?」

ジフは、妊娠した事を言わなかった…卑怯な気がしたのだ。自分の力で認めてもらいたかった。

ウンスとソナは顔を見合わせる。ソナはジフの気持ちを感じ嬉しくて泣いているようだった…





雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨

おはようございます

台風がそろそろ近付いて参りまして

雨が酷い事に

でも停電にならない限り、仕事には行かねばなりません

つ、辛い

しかも、次回最終回と言ったのに

長過ぎて飽きちゃうと思い、一旦切りました

スミマセ~ン

やっぱりと思われた方

良く私がわかってらっしゃる

私は、毎月正確に来る人なので1週間遅れると、妊娠だなとわかったものです
そして何名かの方にはバレバレで

ベタでゴメンね~

でもはるですから…お許しを



台風本当に凄そうです

恐ろしや~~

皆様、気をつけてお過ごし下さいね

では、仕事行って参ります( ー`дー´)キリッ 

今日も一日アジャ




追記~~
昨日、夜中iPhoneが逝きかけまして…画面真っ暗に

更新がなかったらiPhone、ぶっ壊れたと思って下さいね










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