「あら、ジフじゃないの…ずいぶん久しぶりねぇ。今日は寄ってかないの?今なら身体空いてるわよ。」
「ああ、今日は任で来たんだ。この恰好でわかるだろ?」
「相変わらず良い身体してるわね…今晩どう?」
「悪いな、俺もそろそろ妓房通いもやめようかと思ってな…。」
「あら、好きな女でも出来たわけ?」
目的の部屋に行くまでの間、あちこちの妓生から声をかけられ、身体を撫で回されて誘われているジフ…。
(こいつはやっぱりこう言う奴なのよね!さっきとは、別人!どっちがこの人なの?)
「お忙しそうね…私に構わずどうぞ。私なら一人で大丈夫だから!」
「何怒ってるんだよ。ヤキモチか?」
「!?違うわよ!なんであんたなんかに!」
「ふーん、じゃあ遠慮なく行ってくるか。」
「えっ?」
ジフの前をズンズン歩いていたソナが急に立ち止まり振り向いた。そこには腕を組んでニヤニヤ笑っているジフがいた。からかわれた事に気付き、髪に刺さっていた簪を投げユニの後を小走りに追う。
「待てよ…止まれって。ソナ」
無理やり手を掴み、自分の方を向かせ顔を覗き込むと、薄っすら顔を赤らめ頬を膨らませているソナ。なんとも可愛らしい。出逢った時はどちらかと言うと、無表情だったソナだが、今は色んな顔を見せるようになった。ジフが髪に簪を戻してやる。
「…そんな顔、他の男に見せんなよ。強いからって無防備すぎて危なっかしいんだよ。お前は…。だからほっとけねぇのかな…」
「もう、からかわないで!早く行かないと時を逃すわよ。」
「あぁ、そうだな。これに少しあの薬入れてくれるか?」と、小瓶を出すジフ。
「医仙様に頂いた睡眠薬?良いけど…何にするの?」
「念のためさ。じゃあ、隣にいるからな。何があれば必ず守るから。」
「大丈夫よ。行ってくるわね。」
ユニが立ち止まり目的の部屋に着いたのだとわかる。
「準備は宜しいですか?では開けますよ?」
「えぇ、お願いします。」
ユニが扉の外から声をかける。
「失礼致します。本日初お披露目となる妓生を連れて参りました。いつもご贔屓にして下さるチョ・グァヌン様にまずは、お見せ致したく参った次第でございます。まだまだ不慣れゆえ失礼もあろうかと存じますが、何卒ご容赦下さりませ。さすれど褥のお相手はまだ出来かねます。その点だけご了承頂けますでしょうか?褥のほうももちろんチョ・グァヌン様に水揚げをお願いしたいのですが、本日はそれまでのお楽しみと言うことでご容赦くださいませ。」
「おお、ユニ、今日は気分が良い!わかった!今日はこいつと褥に参るで良いわ!中へ入れろ!」と、隣の妓生の肩を抱き、合わせに手など突っ込み乳を揉んでいる。
「はい、有り難きお言葉にございます。ソナ、ご挨拶を…」
ユニの後で、俯き控えていたソナが顔を上げると、そこの室の雰囲気が一変する。ざわついていた者達が息を呑み、静けさが広がる。ソナは目踏みをはじめた。
(室の中には妓生が5人、そして太った男が2人…この2人か…で、チョ・グァヌンて奴が大臣ね?扉の入り口に2人、部屋の中にも角々に使えそうな男達が全部で4人。なかなか出来そうな奴らね…この服で勝てるかしら?いざとなったら医仙様にもらったこの薬を飲ませるしかないわね…)
チョ・グァヌンと呼ばれていた男の顔が本気に変わったのがわかる。
「こっちへこい。」
ソナが悠々と歩き、ふわりとチマをたくし上げ男の前へ座る。
「ソナと申します。以後ご贔屓にお願い致します。」と頭を下げる。
男に杯を出されたので、教わった通りに酒を注ぐ。チョ・グァヌンは一気に飲み干し、また杯を目の前に差し出された。酒を注ごうとしたら手首を捉まれ、思わず振り払い殴ってしまうところだったソナだが、何とか堪え引きつった笑顔を浮かべる。
(もう、なんなのよ!気持ち悪い…だから男なんて嫌いなのよ!)
「すみません、何か失礼を致しましたでしょうか?」
「お前ほどの女子がなぜ妓生になど?」
「…両親が国を裏切ったと濡れ衣をきせられ、殺されてしまったのです…そして私はここへ売られてきました…」
「そうか…今日は褥の相手は出来ぬと申したな?では次回参ったときにお前を水揚げしてやろう!良いな?おい!誰かおらぬか?」
「はい。何用でしょうか?」
丁稚の格好をしたジフが入ってきた。ジフを知っている妓生達が、騒ぎ出しそうだったが、ジフが目で制した。
「この女子を他の男に水揚げさせるでないぞ!俺がこいつに男をというものを教えてやる!初者が俺は何よりも好きなのだ!楽しい夜になりそうだな!」
隣にいる男とニヤニヤ笑っている。
「申し訳ありません。ソナはまだ水揚げの方は…」
「今日ではない!次回参ったときでよい。その分までの金を払おう。」
「…わかりました。そのようにさせていただきます。」
「おおそうか!頼んだぞ!」
ソナと目が合うと不安げにしていた。ジフは小さく首を振り目だけで微笑んだ。
「チョ・グァヌン様…ではそろそろ仕事の話を…。」
と、もう一人の男が何かの箱を渡しながら話しかける。チョ・グァヌンが中身を確認すると、中は銀子だらけであった。
「おお、そうであったな。ソナ、こちらへ来い!酒を注げ。本当にお前は綺麗な顔をしておるなぁ」
肩を抱き、手など揉んでいる。
ジフが出て行くときに目の端にうつり、カッとなる自分を押える。大将軍の任は絶対なのだ。ソナ、すまん耐えてくれと心で謝る。
「チョ・グァヌン様、それで次回の荷の搬送なんですがどこを通りそうですか?」
「前回襲った道と同じ道だ。どこを通ってもお主らに襲われるので、今回は同じ道を通ることにしたらしい…阿呆よのぉ。俺が教えているんだ…安全な道なんぞあるわけがないわ!は~はは!」
「さようですか?して塩は?」
「塩は今回は海州からくる。開京までは近いのでさほど時間もかかるまい。途中の山で襲うが良いであろう。」
ソナの手に口付けなどしている。鳥肌が立ち吐き気がしてくる。本当に腕をねじりあげ、殴り倒そうかと思った。
「そうですか!いつもありがとうございます。して、日にちは?」
「3日後には例の場所に着くであろう…。塩の方だが、そちらは船なのでなんとも言えぬな。お主が海州に人をやり張り付かせておけば良いであろう。 ソナ、もっとこっちへ来い」
チョ・グァヌンがソナを抱き寄せ首筋に顔を近づけて来た!
ソナは最後まで耐えようと、怒りに震えながら我慢しようとしていたのだが‥‥。
その時…













こんにちは!なんだかだんだんツンデレから離れて行くような
自分の好きなタイプに変身させちゃってる気がします
ごめんなさ~~い

あ!そういえばiPhoneをiOS8にアプデしたのですよ
容量が4.8以上ないと出来ないと拒否られ、なくなくシティーハンターinミノSSIを削除しました

泣く思いでアプデしたらなんと、ユーザー辞書がゼロに
なんで~~
みなさま、気をつけてね~
シンイ用語(笑)やら顔文字やら、いっぱい登録してあったのに…仕方ないのでちまちま、3時間かけて登録しましたとも
それにアンスト出来ないアプリついて来まして
私、これ大嫌いなんですよ。Androidの時もありましたけど。アンストは好きにさせて~~と叫ぶはるでした
今からau行ってiPhone6plus 見てきますね
見るだけね
でも交換したいなぁ~~
下取りキャッシュバックでいけるかなぁ?
ではアンニョン

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