*****5日後******
チェ・ヨンはジフとソナを典医寺に呼び出し、今回の任務について説明をする。なぜ典医寺なのかと言えば、ウンスが聞きたがって居たのもあるが、ソナの足の具合を診てもらってからと思ったためである。幸いに足の方はすっかり良くなっているようだ。
―どうだ?二人に任せたいのだが出来るか?
ソナは少し考えていたのだが、はい、ご命令とあらばお任せ下さいとチェ・ヨンの前に膝まづき頭を垂れる。
―しかと承りました。で、大護軍…どこから始めますか?
―妓楼には昨日話だけはしてある。いつでも構わぬと申してくれた。着替えはマンボの店に準備してある。大丈夫か、ソナ?それほどに危険なこともないかと思うが…
―はい、チェ・尚宮様にも言われております。私に出来ることでしたら何なりとお申し付け下さい。
―きっとソナさんなら綺麗な妓生になるわね!あと、これ…。もし変なことされそうになったら、お酒に混ぜてね?イチコロで眠っちゃうから!戦うわけにもいかないでしょ?ジフ君、ソナさんを危険のないように守ってあげてね?
そう言ってウンスは紐のついた小さな瓶を、ソナの首から下げる。中には透明な液体が入っていた。
ジフはソナをチラッと目の端に捉え微笑み、ウンスにはいと頷いた。
―医仙様、ありがとうございます。足の方もすっかり良くなりました。では、これで失礼致します。
―気をつけてね?
―二人共、頼んだぞ?相手に気付かれないよう情報のみ仕入れてくれ。近くにはスリバンを配置しておく。良いな?無理をするなよ。気付かれれば、奴らは消えてしまうだろうから。やり方はお前達に任せる。何か不足な物があればいつでも、言ってくれ。
―はい。わかりました。ソナ行くぞ。
二人は頭を下げて典医寺を後にする。
スタスタと前を行くソナ。
―おい!待てよ!またすぐ逢うと言ったろ?俺の勘は当たると…
そう言ってソナの左手を掴み、くるっと回して自分の方を向かせると、もう片方の手で腰に手を回しグッと自分に引き寄せる。ソナは逃れようと暴れる。
―何するの?離して!
ソナも女としてはかなり身長は高い方だが、ジフの方が頭一つ大きい。迂達赤の中ではチェ・ヨンの次に背が高い。
ー妓生に化けるんだろ?それならこの位は出来ねぇとな…
そう言うといきなり、ソナを近くの壁に押し付け唇を奪う。ソナは必死にジフの胸を叩いたり押しやったりするがびくともしない。ソナの足の間に、ジフが足を入れ動けぬようにする。
だんだんソナの力が抜けて行く…。ハッとしたソナは、ジフの唇を噛んだ。
ーっつ! 全くお前は…。この位でそんな顔されちゃあ困るんだが…。俺以外の男にそんな顔見せるなよな…。これで男には力じゃ敵わねえってわかったろ?気をつけてくれよな。
唇の血を拭いながら微笑むジフに、真っ赤な顔をして少し目を潤ませたソナが怒りをぶつける!
ーどういうつもりなの?!人をからかうのもいい加減にして!
ー本気だったら良いのか?…ソナ…ふっ!まぁ良いや、俺は焦ってないさ。いつまででも待っててやるよ。で、いつ妓楼に行くんだ?作戦てやつを練らなきゃな。
(いつまでも待つって本気なの?こいつ…はぁ~もうどうして私がこんな目に合わなきゃいけないの?でも、大護軍様に命を頂いたし…王命と違わないと言う事よね…。早く終わらせて、こいつと関わるのやめなきゃ…。)
ー今からでも良いわよ…。行きましょう…。
ーその前に着替えねぇとな。良し!じゃあ、行くか。
二人は連れ立ってマンボの店へ行くのだった…。














皆様こんばんは
3連休いかがお過ごしでっしゃろか
3連休初日、私は図書館&TSUTA○○へ行き幸せな時を
過ごしてました
本の香り大好き
そしてこれ!久々食べて来ましたよ
地獄釜ラーメン
めっちゃ汗かきます
美味かった




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