ソナはいつの間にやらジフに抱きかかえられ、典医寺に来るまでの間にふっと眠りに落ちてしまったようだ。
ーったく、この状況で良く寝れるよな…。重いったらありゃしねぇ!かなり細身に見えたが、以外とむっちりしてんだな…
ジフは力なくクタッと眠るソナを見てまた、良からぬ事を考えていた…
ふっ…ここまで運んでやったんだ。礼の一つでも貰わなきゃやってられねぇからな…
ジフはソナの唇を奪おうと顔を寄せると…バチンッ!とまたしても平手打ちを喰らう!
ーいってぇ!何回殴りゃあ気が済むんだ!ここまで連れてきてやったんだぜ!礼くらい貰っても罰は当たらないだろ?それに、寝ちまって揺らしても起きなかった奴がなんで今頃反応してんだよ!
ーあんたのそのいやらしい気に、私の身体が勝手に反応するのよ!あなたってどういう人なの?さっきまでは、子供みたいな気だったのに…。
ー言ってる意味がわからね…
ー誰?どうかした?
ウンスが2人の言い争う声を聞きつけ、外に出て来た。
ーあっ…医仙様…。
ーあら、ジフ君?その方は?
ーあ…今日は武閣氏と迂達赤の合同練習日で…最後の大将戦で俺が怪我をさせちまって…。
ーそうなの?ジフ君、ここへ彼女を運んでくれる?ちょっと道具を取ってくるから待っててね。
ーはい…。
ジフは、まだウンスを見るとチクっと心の片隅が痛むのを無視する。そしてフッと笑ってソナを寝台に下ろす時、耳元で囁いた。
ーお前みたいな女は初めてだ…。決めた!俺に惚れさせてみせるから覚えとけよ…ソナ…。
甘い声でそう囁いて、頬に軽く口付けをした。
ーなっ!絶対ならないわよ!誰があんたなんか!
首まで真っ赤になったソナは、もう一発殴ろうとしたが、ジフに手首を掴まれてしまった。ジフの顔が目の前にある…
ーそう、何度も殴られるか。今日はこれで我慢しといてやるよ。逃がさねぇから覚悟するんだな…。
ソナの頭をポンポンと軽く叩く。
ーお待たせ!ん?あれ?どうかしたの?
ーいえ、何でもありません。では、俺はこれで…。
―あっ!ジフ君、ちょっと待って。彼女歩けないんでしょ?武閣氏の宿舎まで送ってあげて?
―医仙様、私なら大丈夫です。一人で歩けますから…
まだ幾分赤い顔をしているソナ。
―大丈夫?熱でもあるのかしら?うーん、熱は無さそうね…。だめよ、無理しちゃ。あなたお名前は?
―ソナと申します。
―ソナさんね。大将戦てことはあなた武閣氏で一番強いんでしょ?今無理をすると任務に差し支えるわよ。ジフ君でご不満ならチェ・ヨンを呼ぶけど…どうする?ふふ
―と とんでもありません!ジ ジフさん… すみませんがお願いします…。
消え入りそうな小さな声で、ジフを睨みつけながら頼んだ。
ジフがニヤっと笑ったのをソナは見逃さなかった。
―じゃあ治療が終わる頃、迎えにきます。
―えぇ、ジフ君お願いね!さてと、じゃあ足を見せて…。

















お待たせ致しました
えっ
待ってない
…
どーしましョ~ン
書いてるうちに、何やら長くなってしまいそうな予感…
お付き合い頂けるのでしょうか
他のお話も書きつつなので、ジフ君メインでしばらく行っても良いですか
ジフ書くのがちょっと楽しくなってしまったのです
今日も、またまた会社で書いたのですヨン
あっちゅう間です
パソコン様様ですな
私はまだまだお仕事っすよ
ビールはお預け
では!アンニョン

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