夏祭り 35歳 拾 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

ー気付いたか。俺はな……俺の父上はチョ・イルシンだ!覚えているか?


ーチョ・イルシンだと?懐かしい名前を聞くものだ。そうか…イルシンの子であったか。誰に似ているかと思ったら、確かにチョ・イルシンに似ておる…。お前は何故生きている?一族郎党全て処刑したはずであるが?



ー俺は…庶子だからだ!俺の存在は父と母しか知らぬ…。



ーそうか…お前…何故倭寇の手下になどなったのだ?



ー……くっ!お前のせいだ!父が死ぬ数日前に俺の所に来たのだ…やっと自分にも運が回って来て、徳興君と内密に手を組み、もうすぐ徳成府院君になれるのだと…。その時色々話してくれた。父があの、阿呆な王に仕えてあの時で何年だったか知っているか?
父は、元でもずっとガキだった王に付き添ってやって居たのだ!それを、数日過ごしただけのお前を…お前だけを信じると王に言われた、父の気持ちが分かるか?

ー……。
チェ・ヨンはうっすらと涙を溜めながら話すこの男をじっと見つめていた。

ーそれを聞いた後も、ずっとこの高麗と恭愍王のために尽くしてきたのに…。王はお前を重んじ、父を蔑んでいた。父が、徳興君の口車に乗ったのもわかるだろ?!全部あいつから言って来た事なのに、奴は全てを父のせいにした。そして徳興君は父を殺し、まだ元でのうのうと生きている!奴が元凶だと気付いているはずだ!王族だから手出しが出来ないのか?ふざけるな!
だから俺は、この高麗とそして父に悪しき心をもたらしめた、お前に復讐したかった!いつかお前の1番大事なものを奪って、壊してやりたかった!
そんな時、俺の範疇にお前とお前の大事な大事な医仙の方から飛び込んで来たのだよ …。嬉しさに興奮し打ち震えたよ!は~はっはっは!


ー…徳興君の事はすまぬと思うておる。だが、今奴に手を出すと言うことは、元との戦を意味することになろう。それは陛下が望んでおらぬ。奴には俺も借りがある故、いつか必ず息の根を止めてやるつもりだ。しかし、医仙の事に関しては別だ。医仙に指一本でも触れたら誰であろうと生きてはいられぬと思え!


チェ・ヨンの手から雷攻がバチバチと光る。


突然ウンスがパクを軽く平手打ちにした!

ーねぇ、パクさん…良く聞いて!チェ・ヨンは何も悪くないわ。それにね、人を憎むってなかなか続かないものなのよ。本当は、あなた自身もそんな昔の事もう忘れているんじゃないの?忘れてしまっている事がお父様に申し訳なくて、こんなことをしてしまったんでしょ?でもね、人を愛する…恋慕う気持ちは持続するのよ。恋慕う気持ちは憎しみを消しさってくれるわ…。だから私達みたいに、あなたもそう思える相手を見つけて…。もうそんなに苦しまないで良いのよ…。


ー…イムジャ。


ーふっ…グッ~!

ウンスの話を聞き終えたパクは、一瞬笑ったように思えた…そして仕込んであった毒を噛み砕いたようだ!

ーパクさん!?吐いて!飲んじゃだめよ!


ーおい!




パクは息絶えたようだ…。チェ・ヨンがウンスの手を後ろ手に握りしめる。



ーなんで…この時代は本当に命の重さが軽すぎる…。



ーイムジャ………大丈夫ですか?さぁ、こちらへ。何も考えず、チュホンに乗りしばし待っておって下さい。まだ少し後始末があります故…。


チェ・ヨンは、いつものようにウンスを抱きかかえチュホンに乗せる。

ーうっ…
左肩が疼く。

ーチェ・ヨン?怪我してるのね?どこ?見せて!

ウンスはチェ・ヨンの身体をチェックする。

ー左肩ね?血が出てるわ!


ー大丈夫です。擦り傷ですから…家に戻ったらみてください。まずはヨンスの母親のヘスと言う女を捜さねば。


ー本当に大丈夫?後でちゃんと診させてね。



ーはい、では後ほど…。










こんばんは
書いてる途中で、意識が飛んでました

こんな時間にアップでやんす…

チョ・イルシン、実は、私そんなに嫌いじゃなかったんで、いつか登場させたかったんですヨン

このおじさん、面白い役ばかりですよねラブレインでは、笑える社長さん役。シークレットガーデンでは、一癖ある重役。日本で言えば竹中直人的な人?元からやっと帰還した時の独り言が堪らなく好きでした

徳興君は大嫌いでしたけどね

こんな落ちですみませ~~ん

では

良い夢を


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