若く女子のような綺麗な顔をした男が5人…他には若い女子が20人程居ようか…皆、顔は薄汚れほとんどの者が殴られた跡があり、血が渇いた跡まである。迂達赤に対してまでビクビクとしており、服もボロボロであった…これは…。チェ・ヨンは、正直見るに耐えなかった…。
ーこの中にヨンスの母、ヘスと言うものはおるか?
一際儚げで美しい女子が、チェ・ヨンの方を振り向いた。しかし、皆と同様顔には殴られた後がある。両手首も縛られていたのであろう…青くなっていた。その姿が痛々しい…。
ーあっ!わ わたくしでございますが…。
ーお主か…。大事ないか?
ーあ……。は はい。大丈夫でございます…。
目には涙が今にも溢れそうになっていた。
ーここでの事はもう忘れるのだ…。ヨンスのためにな…。
ーは はい。どなたか存じませぬが、ありがとうございます…。あ あの…ヨンスは無事なのでしょうか?あの時、そっと一人逃がしたのですが…。
ーあぁ、 お主の隣の家の者が、預かってくれておる。しかし…お主の亭主は…残念だが…
ーはい、承知しております…。金貸のパクに、主人は死んだと言われておりましたので…。
その頬を涙が伝う…。
ーお主、親族は?
ー…おりませぬ。両親も早くに亡くなり天涯孤独の身でございます…。
チェ・ヨンはしばらく考えていたのだが。
ーお主、料理は得意であるか?
ー料理でございますか?
はい。小さき頃よりせねばならなかったので、なんでも出来ますが…。
ー俺はチェ・ヨンと申す。うちで働かぬか?ヨンスももちろん連れて来ても構わぬ。離れがある故そこで暮らすが良い。如何だ?
ーチェ・ヨン様?大護軍のチェ・ヨン様で?わ 私のような者がよろしいのでしょうか?
ーあぁ…そうせねばきっとイムジャに怒られるであろう。そのうちに使いをやるので荷造りをしておくのだ。良いな?
ー……はい!本当にありがとうございます…。
ーチュンソク!こいつらは牢へ取り敢えず入れておけ!捕虜とされた者たちは労わり、家へ連れ戻してやれ!後の始末はお前に任せる!良いな?お前は詰めがいつも甘い!キチッと始末をつけろよ!
ーはっ!わかりました!
チェ・ヨンはやっとウンスに向き合える時間がもてるとホッとしていた。一刻も早く家に帰り、ウンスと身体を合わせたい…。大護軍の体面など、どこへやら…。ウンスを見ると心配そうにチェ・ヨンを見ていた。
ーイムジャ、大丈夫ですか?さあ、あとはチュンソクに任せ帰りましょう。
ーさっき話していたのがヘスさんなの?
ーはい。うちで働いてもらうことにしました。
ー!チェ・ヨン!ありがとう!お願いしようと思っていたの!
ウンスはチュホンから飛び降りてチェ・ヨンに飛び付きそうな勢いだった。
ーあなたのしたい事など言われなくてもわかります。
チェ・ヨンはチュホンに乗ったウンスの後ろに飛び乗り、髪に口付けてからチュホンを足で一喝する。
するといきなり疾駆するチュホン。ウンスの耳元で風がびゅうびゅうと唸っていた!
ーチェ・ヨン、ねぇどうしたの?怖いわ!
ーしっかり俺の腕に掴まっていて下さい!後ろから私が押さえているので大丈夫ですが!
チェ・ヨンは、後ろから何者かに追われているかのごとくチュホンを駆る。周りの景色が飛ぶように流れる…
ハッと前を見ると…親子が道を横切っていた!
ーイムジャ!チュホンに思い切りしがみついて下さい!
そう言うとチェ・ヨンがウンスの背中に身体を伏せるようにして、大柄な身体でウンスを鞍に押し付け、包み込むようにした。ぐいっと手綱を引き絞り、一気に飛び越えさせたのだ!ウンスは、思わず目をつぶる…。踏み付けてしまったのではないかと思ったが、無事飛び抜けたようだった。
ーチェ・ヨン!何をそんなに急いでるの?危ないわ?
ーすみません…。とにかく早く帰りたかったので…
ーふふ!チェ・ヨン…私はどこにも逃げないわよ?チュホンも可哀想だしゆっくり帰りましょ?
チェ・ヨンはウンスを一瞬ギュッと抱き締める。
その後は、色んな話をしながらゆっくりとチュホンを歩かせ、ようやく家に帰り着く…。
チェ・ヨンは、ウンスを抱きかかえチュホンから降ろそうするが、ウンスは拒んだ。
ー大丈夫よ。一人で降りられるから…。怪我をしてるのに…
ー俺がそうしたいのです。さぁ…
ウンスを抱えると、もどかしいように口付けをする。静かなのに、強引な口付けだった。浅く深く侵入してくる舌に恐る恐る舌を絡める。ウンスから甘い吐息がもれる…。















おはようございます

過去からのレターに出てくる、ヘスとの出逢い編でした…
←フナッシースタンプ見つけました
←フナッシースタンプ見つけました
すみません
また、たいした進展もなく
このままR突入か
…と思っていたのですが…今日は意識が戻ったのが朝でした
また、たいした進展もなく
このままR突入か
…と思っていたのですが…今日は意識が戻ったのが朝でした
朝から見るもんじゃねぇ~だろと、今日はここまでに

意識の戻った私の横には、こぼれたワインが
またまた残して蹴り飛ばしてました
部屋が酒臭いっす
またまた残して蹴り飛ばしてました
部屋が酒臭いっす
今日もめちゃくちゃ涼しいですね
車のエアコン壊れてる私には、ナイスな気温
車のエアコン壊れてる私には、ナイスな気温
あっ!でも皆様、温度のあまりの変化で体調壊されないようにね

今日も一日アジャ

チームちまちま、来月より非公開に

入隊されたい方は是非おいで下さいませ

隊員一同お待ち致しております

めちゃくちゃ楽しいですヨン


にほんブログ村
