夏祭り 35歳 拾壱 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

船から、階段状の板を下ろし捕虜となっていた者達を岸へ降ろしにかかる。
若く女子のような綺麗な顔をした男が5人…他には若い女子が20人程居ようか…皆、顔は薄汚れほとんどの者が殴られた跡があり、血が渇いた跡まである。迂達赤に対してまでビクビクとしており、服もボロボロであった…これは…。チェ・ヨンは、正直見るに耐えなかった…。



ーこの中にヨンスの母、ヘスと言うものはおるか?



一際儚げで美しい女子が、チェ・ヨンの方を振り向いた。しかし、皆と同様顔には殴られた後がある。両手首も縛られていたのであろう…青くなっていた。その姿が痛々しい…。


ーあっ!わ わたくしでございますが…。


ーお主か…。大事ないか?


ーあ……。は  はい。大丈夫でございます…。

目には涙が今にも溢れそうになっていた。


ーここでの事はもう忘れるのだ…。ヨンスのためにな…。



ーは  はい。どなたか存じませぬが、ありがとうございます…。あ  あの…ヨンスは無事なのでしょうか?あの時、そっと一人逃がしたのですが…。



ーあぁ、 お主の隣の家の者が、預かってくれておる。しかし…お主の亭主は…残念だが…


ーはい、承知しております…。金貸のパクに、主人は死んだと言われておりましたので…。

その頬を涙が伝う…。



ーお主、親族は?



ー…おりませぬ。両親も早くに亡くなり天涯孤独の身でございます…。


チェ・ヨンはしばらく考えていたのだが。

ーお主、料理は得意であるか?


ー料理でございますか?
はい。小さき頃よりせねばならなかったので、なんでも出来ますが…。


ー俺はチェ・ヨンと申す。うちで働かぬか?ヨンスももちろん連れて来ても構わぬ。離れがある故そこで暮らすが良い。如何だ?


ーチェ・ヨン様?大護軍のチェ・ヨン様で?わ  私のような者がよろしいのでしょうか?



ーあぁ…そうせねばきっとイムジャに怒られるであろう。そのうちに使いをやるので荷造りをしておくのだ。良いな?



ー……はい!本当にありがとうございます…。






ーチュンソク!こいつらは牢へ取り敢えず入れておけ!捕虜とされた者たちは労わり、家へ連れ戻してやれ!後の始末はお前に任せる!良いな?お前は詰めがいつも甘い!キチッと始末をつけろよ!


ーはっ!わかりました!








チェ・ヨンはやっとウンスに向き合える時間がもてるとホッとしていた。一刻も早く家に帰り、ウンスと身体を合わせたい…。大護軍の体面など、どこへやら…。ウンスを見ると心配そうにチェ・ヨンを見ていた。


ーイムジャ、大丈夫ですか?さあ、あとはチュンソクに任せ帰りましょう。


ーさっき話していたのがヘスさんなの?


ーはい。うちで働いてもらうことにしました。


ー!チェ・ヨン!ありがとう!お願いしようと思っていたの!

ウンスはチュホンから飛び降りてチェ・ヨンに飛び付きそうな勢いだった。


ーあなたのしたい事など言われなくてもわかります。


チェ・ヨンはチュホンに乗ったウンスの後ろに飛び乗り、髪に口付けてからチュホンを足で一喝する。


するといきなり疾駆するチュホン。ウンスの耳元で風がびゅうびゅうと唸っていた!

ーチェ・ヨン、ねぇどうしたの?怖いわ!

ーしっかり俺の腕に掴まっていて下さい!後ろから私が押さえているので大丈夫ですが!


チェ・ヨンは、後ろから何者かに追われているかのごとくチュホンを駆る。周りの景色が飛ぶように流れる…


ハッと前を見ると…親子が道を横切っていた!

ーイムジャ!チュホンに思い切りしがみついて下さい!

そう言うとチェ・ヨンがウンスの背中に身体を伏せるようにして、大柄な身体でウンスを鞍に押し付け、包み込むようにした。ぐいっと手綱を引き絞り、一気に飛び越えさせたのだ!ウンスは、思わず目をつぶる…。踏み付けてしまったのではないかと思ったが、無事飛び抜けたようだった。


ーチェ・ヨン!何をそんなに急いでるの?危ないわ?


ーすみません…。とにかく早く帰りたかったので…


ーふふ!チェ・ヨン…私はどこにも逃げないわよ?チュホンも可哀想だしゆっくり帰りましょ?


チェ・ヨンはウンスを一瞬ギュッと抱き締める。


その後は、色んな話をしながらゆっくりとチュホンを歩かせ、ようやく家に帰り着く…。


チェ・ヨンは、ウンスを抱きかかえチュホンから降ろそうするが、ウンスは拒んだ。

ー大丈夫よ。一人で降りられるから…。怪我をしてるのに…


ー俺がそうしたいのです。さぁ…


ウンスを抱えると、もどかしいように口付けをする。静かなのに、強引な口付けだった。浅く深く侵入してくる舌に恐る恐る舌を絡める。ウンスから甘い吐息がもれる…。

















おはようございます

過去からのレターに出てくる、ヘスとの出逢い編でした…フナッシースタンプ見つけましたドキドキ

すみません また、たいした進展もなくこのままR突入か…と思っていたのですが…今日は意識が戻ったのが朝でした

朝から見るもんじゃねぇ~だろと、今日はここまでに

意識の戻った私の横には、こぼれたワインがまたまた残して蹴り飛ばしてました部屋が酒臭いっす


今日もめちゃくちゃ涼しいですね車のエアコン壊れてる私には、ナイスな気温

あっ!でも皆様、温度のあまりの変化で体調壊されないようにね

今日も一日アジャビックリマーク



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おまけ…ちまちま作った9月のカレンダーですヨン

チームちまちま、来月より非公開に

入隊されたい方は是非おいで下さいませ

隊員一同お待ち致しております

めちゃくちゃ楽しいですヨンラブラブ
























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