ウンスの取引 …3 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

開京では、チャン侍医とチュソクが命を懸け、チェ・ヨンを助けようとしていた。
迂達赤のチュソクが、助けを求めてきたのだ。隊長の伝言を、王にお伝えせねばならぬゆえ…何とか方法はないかと…
見つかれば自分も殺されるであろうが、チュソクにかけてみる。このまま、チェ・ヨンが殺されるのを、見ていられなかった…



チャン侍医は、弟子の薬員と共にチュソクを従え、王の元へ急ぎやってきた。チュソクには薬を持たせこちらも薬員のなりをさせた。医員である、チャン侍医たちを止める者はいなかった。

王の室の近くに来ると、キ・ウォンが3人を止めた。

ー康安殿に御典医がやって来て、なんの用だ!

こいつ、少し武芸も出来る医員だな。大丈夫か?


ー王様のお薬のお時間でございます。

ー薬?そんな話は聞いていないぞ!

キ・ウォンはチュソクを怪しげに見る。
すかさず、チャン侍医がその視線の間に入り…

ー王様をお守りする方々が、王様の診脈の時間もお薬のお時間も知らぬのですか?

ーう うぉっほん…

ー薬員

ーはい

ー新参者の方々は、何をどう質問するかも、知らないようだ。典医寺に関わる陛下の日課を文章にして差し上げなさい。

ーかしこまりました。

チャン侍医は馬鹿にするかの様に、キ・ウォンの肩をポンポンと叩き、その場を後にする…

王様のおわすお部屋に入る。相変わらず王は絵を描いては捨てている様だ。
チャン侍医を驚きの顔で見る。

ーチャン侍医?

ー王様、お薬のお時間でございます。

チャン侍医は、王様が何か話す前に、目で扉の方を見る。キ・ウォンが隙間から覗いて居るのが見えた。

これでわかるであろう。頭の良い王であるから。

ーそうだったな。もうそんな時間か…

入り口に控えていた薬員が、もう良いだろうと、扉をガチャッと閉める。

チュソクはすぐさま膝まづき、控える。
ー王様!

王はチュソクの近くまで歩いてきた。

ーそなたは…

こやつ、迂達赤だな。みな兵舎に監禁されておる筈だが…

ー王様、この者を近くに寄せて静かにお尋ねください。


ーわかった。近くへ。

チュソクは王の近くへ擦り寄った。

ー王様、迂達赤のチュソクでございます。

王は、屈み込みチュソクの顔を覗きこむ。

ー迂達赤は全員監禁されておると聞いたが…

ー某、王命に従わず、一人江華島にいる隊長に会いに行って参りました。

ーそれじゃあ、そなたがその迂達赤なのか?副隊長の密命で隊長と内通したと言う者か?

王は怒りに声が震える。

チュソクは更に平伏し…
ーどうかお許しを…

ーチェ・ヨンに会ったのか?

ー会いました!

ーチェ・ヨンは何をしておった?

ー慶昌君様と医仙を守り、山奥を逃避中でした!

ー逃避?山奥で?   何故だ?

ー罠にはめられたと…

ー罠と?

ーはい!そう申しておりました…

ーチェ・ヨンが捉えられたと聞いたぞ。官軍によって…

ー私と離れてからのことだと思います。

…やはり王は信じて下さらぬのか…俺の命もここまでか?隊長…どうすりゃいいんですか?


ーお前はチェ・ヨンが捕まったその後に余の元に参った。

ーもっと早く参るつもりでしたが、禁軍が…

ーお前はチェ・ヨンが捕まった時のための対策か?

ー…はい?

チャン侍医も、不味い方向に行っていると不安になる。

ー奴になんと言われたのだ?
自分の策略が失敗したら訪ねて行けとでも?全ては罠だからチェ・ヨンは無実だと?

チェ・ヨンを信頼して居たあまり、その裏切りが許せなかった…

ーそうではありませぬ。隊長はその様なこと…潔白です!

ーでは、力もない王だが後日見方にしてと思う筈だから喜んで受け入れてくれると?

チュソクは困り果て…

ー王様!どうか…
と額を床につける。

王は壁から自分の剣を取り、チュソクに投げた。

ー王命に従わず、反逆者と内通して居たお前。自分でわかっているみたいだな。その命でしか報われないことを!
死ぬがよい。


隊長ー!やっぱりダメじゃないっすか…
はぁ…チュソクは覚悟を決める!俺は迂達赤だ!命など惜しくはない。しかし隊長だけはお助けせねば!
チュソクは、刀を抜き己の首に当てた。

ー隊長からの伝言がございます。
それだけお伝えし、この命絶たせていただきます!
隊長はこう話しておりました。
“迂達赤隊長チェ・ヨン、まだ陛下の任務を完了しておりません。”

王が振り返る…
余の任務?チェ・ヨン…もしや…?

ーそれだけか?

ーそれが全てです。
どうか王様のご健勝をお祈りします…この高麗の聖王となられます様に!

隊長…迂達赤の皆、父上母上、先にあちらへ参ります。お許しください…

王とチャン侍医の視線がぶつかる。
やめろて良いと言うことだろうか?

チュソクが剣を引こうとした時、チャン侍医が扇で剣を払い落とす。

ーお前にはまだやることがある…

王が囁いた…


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おはようございます晴れ晴れ

良いお天気晴れ晴れ

気持ち良いですねドキドキ

今日はお孫ちゃんが退院しますラブラブ

今、帝王切開でも1週間の入院で退院みたいでびっくり!!

病院にもよるのかな?
実家に帰っちゃうのでとーぶん逢えませんガーンガーンガーン

長男にはお盆にねなーんて言われたので、もっと連れてこんかいむかっむかっむかっボケむかっむかっむかっと申しておきました汗

今回はチェ・ヨンもウンスも出て来なくってあせるすみませーんあせる

では!アンニョン音譜


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