今日はチェ・ヨンが珍しく早く帰って来たので、2人で隊長の部屋でお茶を飲みながら話していた。
ーねぇねぇ、隊長、今日は早く帰って来たんだから、せっかくだし、またMTしましょ?ダメ?
ーえむて…?
ー前にやったでしょ?仲間が旅をして徹夜して仲良くなるの。
そこで必ずやるゲーム!真実ゲームよ。
嘘はついちゃいけないの。
ーあーはい。思い出しました。
…また、やるんですか?
ーうん!じゃぁ私から質問するわね?
んーと、あっ!そうだ!ウフフ…
いつから私を恋い慕っていたの?
前から聞いてみたかったんだ。
ー…正直に…ですか?
ーそうよ!嘘はダメって言ったでしょ?
…本当は言いたくない時はパス出来るのよね。でも、パスの時は質問者に罰としてkissするのがルール(笑)私たちじゃ罰にならないから教えてあげないわ。ふふ
ーおそらく、天界でイムジャの目を初めて見たときかと…
幾分チェ・ヨンの色白の首に赤みがさした気がする…
ーえ!?まさか私に一目惚れしてくれてたの?
ほんとに⁈めちゃくちゃ嬉しい!あのチェ・ヨン将軍が、私を⁈
あの時、私はイムジャしか見ておりませんでした。たくさん人が座っておったのに…
目が合った時から息も出来ず、天界の兵士に連れて行かれる時もイムジャを最後まで見ておりました。部屋から出されやっと息を吐き出した位です。その理由をずっと考えて居たのですが…きっとその時からではないかと。
それからずっとイムジャの側におると、心がざわついておりましたので…初めての事でしたので、理由がわからず気付くのが遅れましたが…
チェ・ヨンにしては珍しく饒舌だった。ウンスは嬉しくなって、今日はチェ・ヨンに語らせようと聞き役に回った。
ーそれで?いつ気付いたの?
ーはぁ…まだ話さないといけませぬか?
ーあまり隊長は時間ないんだもん…忙し過ぎよ?人に仕事を任せる事もしないとね。せっかくなんだから今日は私に時間を下さらぬか?なーんて、ふふっ!
た…い…ちょう…?
あっ!そうだ!お酒でも呑みながら話しましょ?今日、王妃様を往診した時にね、いつも悪いからってお礼にお酒もらったのぉ~!なんで酒好きわかったのかしら?王室のお酒よ?呑も?
ー呑みません…
ーふーん、じゃあ一人で呑むから良いわ!
ー……それはダメです。私も呑みますから…
ーほんと⁈やったー!ちょっと待ってて!用意するね。
ウンスは王妃様から頂いたお酒を持ってきてチェ・ヨンと自分についだ。
ーチァーズ‼︎
ぷはぁ~!美味しい!隊長…美味しい?あんまりお酒好きじゃないのよね?無理しなくて良いのに…
ーいえ、大丈夫です…これを一瓶イムジャが呑まれるつもりなら、私が呑みます。
ウンスはどんどん手酌でついでいく!
ーもう、おやめください!
ー呑みながら話してよ。ねっ!?それで、いつ気が付いたの?
ーはぁ…しつこいですね…
ーなに?じゃあ嘘つくの?迂達赤の隊長が?黄金も石ころと思え…
ーあ~~!わかりました…話します。
ウンスはチェ・ヨンにお酒をついであげた。
ーゆっくりでいいのよ。時間はあるから。
ー多分、はっきり感じたのは、イムジャが命を懸け私を救って下さった時です。
ーそんな事あったっけ?いつ?
ーキ・チョルと闘った時です…
ーあ…隊長の手が凍っちゃったときね…
今思い出しても泣けてくる…全く、私のために命をかけるなんて!あの有名なチェ・ヨン将軍が私なんかの為に死んじゃったりしたら…歴史が変わり過ぎよ!
あー!考えるのも嫌だわ…二度としないでね!
ーあれは…その~…もう良いじゃない!
で、あの時、私が好きだと思ってくれたわけ?
ーイムジャに凍りついた手を温めてもらい、イムジャの泣き顔を見た時…ここが、刺された時のより、痛く苦しくなりました。もう二度と泣かせるような事はせぬと…あの日メヒに許しを請い、剣に結わえてあったメヒの形見を取り去り、イムジャの為に共に生きると決めたのです。
チェ・ヨンは胸を押さえながら話していた。
ーその前に、イムジャが一人で天門に向かい行ってしまわれた時もここが苦しく…私を信じて下さらぬのかと…
ウンスはお酒をグッと空けてから…
ーあの時は、ごめんなさい…あなたを信じているからこそ旅立ったのよ。だって隊長が命懸けで私なんかを守ろうと…ここに私が来たからなのか、歴史が少しおかしくなっちゃっててね。チェ・ヨン将軍は、まだまだやらなきゃいけない事がたくさんあるんだから…それに、あの時メヒさんの形見を外したのね…いつの間にかないなとは思ってたんだけど…
ウンスはうれしかった。どんどんお酒が進む。
ー俺の知らぬ先の事などどうでも良い。今のイムジャが守れないのなら…
ウンスはチェ・ヨンに酒をついだ。
チェ・ヨン、お酒嫌いなのに良く呑むわね…しかも全く変わらないし…でも俺って言い出したから酔ってる?
このお酒、美味しいけど強いのよね…んー少し酔ったかなぁ~
ー私は守られっぱなしね…天界では一人で生きてたのにな…でも、お願いよ。命懸けはやめて。隊長は自分も守る事!わかった?
ーはい。イムジャを守る為には、俺が生きておらねば。他の者に守らせるなど本当はしたくないのですが、陛下が任務をあれこれと…チュンソクは真面目な奴なのですが先の先を読むことが出来ず…まだ任せららませぬ。
ー隊長が出来過ぎるのよ。なんでも…剣も弓も喧嘩もね。そして頭も良くて…。みんながあなたを頼りにするのが良くわかるわ。だから私1人位頼らないようにっていつもおもって…たの…よ…こんど…は、たいちょうの…ばんよ…
ウンスは眠くなって来てしまった…
チェ・ヨンは、空になった酒瓶をふり…
ー…呑み過ぎましたね?
ーらいじょ~ぶよぉ~ ほら、あるけるわ…
と言ってウンスがフラフラと立ち上がり歩こうとするのを、チェ・ヨンが慌てて抱き上げた。ウンスは当たり前のようにチェ・ヨンの首に手を回す。
ー俺の今聞きたい事はひとつだけです。
…ここに残り、俺と一生を共にしてくれますか?
耳元で囁いた…
ーにどめのプロポーズね…うれしい!
いるわよぉ~このせかいに…ずっと…はや…く…げどくじゃい…つくらないとね…たいちょうが…わたしか…ら、にげたって…お…おいか…けちゃ…うんだか…ら…
ウンスは酔って寝てしまった。
寝てしまわれた…
今の言葉がどんなに嬉しいか…わかっておられるのだろうか…
そして自分のいない所では酒は呑ませないと心に堅く誓うチェ・ヨンでした…
チェ・ヨンはウンスを寝台にそっと下ろし顔にかかった髪をそっと払う。
しばらくウンスを見つめ、髪に口づけをした。
イムジャ、いつもお側へ…
















おはようございます

夕べは娘とワイン呑み過ぎまして

朝はサッカーの応援準備で(笑)
日本頑張れ

これは2人が隊長の部屋で過ごしていたときの妄想です

では仕事します

アンニョン


にほんブログ村









