本日ラストのおまけで…(笑) | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

あの人が来てくれたドキドキ
逢いたい…逢わなきゃ…


『お元気ですか?』

『私に逢いに来たんじゃなかったの?』
ウンスは少しムッとして言った。

『私の剣を探しに来ました。』

『ちょっと色々聞きたい事があるの。今話せるかしら?』

言い終わる前にチェ・ヨンが言った。
『徳成府院君と朝廷に来られたのは、そのお心はもうこの家にあると。

陛下はそう受けとっておられます。そうなのですか?』

ーはぁそんなわけないでしょ?こんなマフィアの親分の家なんか…

『はぁ…私はこの家に監禁されている…ここから出たいと言えばあなたはまた戦うんでしょ!?血を流しながら…』

ーこのお方は、まさか俺の為にここに留まっていると?俺が戦って血を流すのがイヤで?チェ・ヨンは彼女を見ることも出来ず目を泳がせた…
この俺を守る為に?

『私は平気よ!ここの主人も私の事大事にしてるし…私の事必要なのね』

ー本当は不安で押しつぶされそう…あなたの顔を見たら涙が溢れてきそう…でも、あなたに心配はかけたくない。
ウンスは涙を飲み込んだ。
そして、つい気持ちに嘘がつけず甘えるように彼の袖口を掴んでしまった…
『あなたが殺されたかと思った……そうおどされてたから…』

ーチェ・ヨンの中で何かが弾け、キューっと胸が苦しくなった…女人にこんなことをされるのは初めてでどう対処したら良いのか分からぬ…ふと思い切り抱きしめてそのまま連れ去ってしまいそうになった…
メヒにも感じたことのない気持ちだ。
イムジャを何としてもここから救い出さねば…こんな奴のそばには1刻も置いておきたくない。でも、戦わずして成し遂げねば…

『でも生きてたからいいわ…』
そう言いながら袖口をゆっくり離す。

ーウンスはこんなに間近で彼の顔が見られず俯き加減でそう答えた。

ーチェ・ヨンはまた胸の痛みを覚える…
このお方をここから救い出すには、まず力をつけなければいけない。このお方は血を流すことを良しとは思わない。ならば頭を使うまで。イムジャ、もうしばらくご辛抱下さい。必ずお守りいたします。

『慶昌君様には新しい服を着せたわ』

ーチェ・ヨンは驚いてウンスを見た。
俺がずっと気になっていたことをこのお方は…なんだか俺、泣きそうだ…

『絹は許してもらえなかったけど麻の衣を着せたわ。丁寧に私が着させてあげたの。』

ーウンスは、きっと彼が気にしていると思いそれだけ言って戻ろうとした。
ーチェ・ヨンは驚いたような、泣きそうな顔でこう言った。

『天の人も嘘がつけますか?』

ウンスが立ち止まり振り返る。

チェ・ヨンが近付いてくる。
そしてウンスの耳元で 嘘がつけますか?
と聞いてきた。
嘘?
必要な時が来ます。
チェ・ヨンは頭を下げ顔も見ずに立ち去って行った…

ーあ~行っちゃう…もう少し話したかったのに。顔ももっと見ていたかった。ウンスは涙を堪え彼の後ろ姿を見送った。

ーまだ、あの方の香りが鼻腔に残っている…あの方の触れた袖口を掴んだ。まだそこに手が触れているようで…
まただ…この胸の痛みはなんだろう…
胸が苦しくなってくる。焦る気持ちを抑え、イムジャを救い出す為にスリバンに会わねば…
王が力をつけねば徳成府院君には勝てないのだから…
イムジャ、待っていて下さい。
あの方に指1本でも触れた奴は必ず仕留めてやると心に固く誓ったヨンでした…


ここも、ほーんとに大好きなシーンで、胸がキュンてなりません?
初恋を思い出しませんか?
初めての告白、初めてのデート、初めてのキス…胸が苦しくなりましたよね。
ここのシーン見てるとそうなる自分が居て…ヨンの目が、喉元が…もう、キュンってなってんだろってわかりますよね。(笑)

あーそれにしてもミンホくん、ヤバイっすドキドキドキドキ

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