
妄想が止まらず進みません
ウンスがチェ・ヨンとキ・チョルの戦いを命がけで止めた後
何回見ても素敵なシーンです
何回見ても素敵なシーンです
ーーーーおまけーーーー
クロニ(だから…)ウジマヨ…(泣かないで…)
ーウンスは口元を少しあげ微笑みかけた。
でもまだ、涙は止まらない…
右手が氷のように冷たい。早く暖めなければ…はぁ~~はぁ~~っと何度も息を吹きかける。両手で大きな手を包み込み暖める。そのまま自分の顔にチェ・ヨンの右手を当てる。お願い、早く溶けて…
ーチェ・ヨンは感覚のない手を恨めしく思った。この方がせっかく俺に触れて暖めて下さっておると言うのに、触れている感覚がない。
このような、血の付いた手を…血の臭いがお嫌いだと言うのに…
『もう、大丈夫です。イムジャが汚れますゆえ、もうお離し下され。』
ウンスはキョトン顔…
『汚れるって何が?』
『血が付くと困りますゆえ…』
『あなたが私を守る為に流してしまった血よ。汚れるだなんて…チェ・ヨンSSI、傷つけてしまったなら謝るわ。ミヤネヨ…
私ね、あなたを信じていない訳ではないの…むしろその逆なの。信じているからこそ一人で天門に向かおうと…』
『ー私が、約束に命をかけるからですか?』
『……前にも話したと思うけど、あなたは私の世界では知らない人が居ない位有名人なの…成均館てあるわよね?学び舎。私の時代では学校と言うの。そこで全ての私の国の人はあなたの名前を覚え、功績を讃えるわ。そんな人が、たかが私の為なんかで命を落としたらと思うと本当に怖くて…』
ーそれにあなたが多分好きなの…。もう誤魔化ようがない。あなたに何かあったらと、気が気ではなかったわ。
ーチェ・ヨンはしばし考えていたが
『先程も申しましたが、もう簡単には命などかけませぬ。ゆえに、天門が開くまでここに留まってお守りすることをお許し頂きたい。』
ーイムジャは、死に行くだけだった私の生きる希望となったのです。イムジャが帰られるその時まで、その香りと微笑み、そして輝きをお守り致しますゆえ。
『ええ、そのつもりよ。ずっとあなたのそばに居てあげるフフッ』
『やっと笑うて下さった』チェ・ヨンも微笑む。
『私、そんなに仏頂面だった?心配が度を越すと怒っちゃうのよね、きっと(笑)』
ーいつも笑うて居て下さい。イムジャの笑顔を守れるとき、私の力が増しますゆえ…
『そろそろ朝ねぇ~見て!朝日がとっても綺麗
』
』ーチェ・ヨンは朝日に照らし出されたウンスしか見ておらず…美しい…
数刻前まで死ぬつもりであったのに、今この方の隣で微笑んでおる自分が居る…
いつかはお帰しせねばならぬお方なれど、その時までは常にお側に…
ーウンスがチェ・ヨンを振り向くと目があった。彼はすぐに下を向いてしまった。
私を見てたの?朝日に照らされるよりさらに赤くなるウンスだった…
『手はどう?まだ違和感ある?だいぶ、血流が戻って温かくなってきたみたい』
『はい、大丈夫そうです。イムジャ…』
ーもう少し暖めてもらいたくてだいぶ前に感覚は戻っていたが黙っていた。
『では、そろそろ参りましょう』
なーんて会話があったら良いなぁ。ここはまだ先だから3巻に出てくるかなぁ


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