幕末から明治にかけて通訳などとして活躍し、日本の開国と近代化に貢献したジョン万次郎(本名・中浜万次郎、1827~98)の生涯を描いた絵本や児童書が、米国で相次ぎ出版されている。ここ10年で少なくとも5冊が出版され、中には優れた児童文学に贈られるニューベリー賞オナーを受賞した作品もあるんだとか。
米ニューヨークの作家エミリー・アーノルド・マッカリーさん(73)は、絵本「ジョン万次郎―二つのふるさとをあいした少年―」(星湖舎)にまとめ、2008年に出版した。同書は09年にバンクストリート教育大が毎年選ぶ良書の一つに選ばれ、12年には翻訳版が日本に「逆輸入」された。
「彼の勇敢さや経験から学ぼうとする姿勢、習得した知識を自国のために役立てようとする姿に最も心がひかれました」とマッカリーさん。
「今日、私たちはインターネットなどを通じて『世界とつながっている』と思いがちです。でもジョン万次郎は命を賭けて冒険し、想像もしなかったような経験を実際にした。そこが人々の関心を集めるのではないでしょうか」とのこと。
記事中にもありますが、米国の異文化教育が土台となりジョン万次郎が評価されているのだとか。
日本で親しみのあった偉人が、海外で評価されるのは嬉しいことですね!逆輸入された本をみてみるのも面白いと思いますよ!
米国で注目、ジョン万次郎 絵本や児童書、続々出版
http://book.asahi.com/booknews/update/2013061800013.html
