甘いものを買いに、さてどこへ | 春光堂書店 公式ブログ

春光堂書店 公式ブログ

甲府市の商店街にある春光堂書店のブログです。
大正7(1918)創業。
店頭での地域書店ならではの取り組みや
朝会や勉強会の主催など、精力的に活動しています。
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店の外を歩くと、当たり前ですが、沢山のご近所さんと会います。
商店で働く人だったり、近所に勤めるサラリーマンだったり、住人だったりと。

会わない時は誰にも会わないですが、会う時はたった100メートル程度を歩くのにで5人以上と挨拶をして、その内の2人くらいと話をしてると、15分位かかる時があります。(特別に込み入った話ではなくて、単なる会話の流れで・・・)急いでいる時は、挨拶もそこそこに、とっとと抜けることもできます。

これが普通の一般道を歩いてのことだから驚きです。(サラリーマン時代は、そんなことはなかった。会社の中を歩いていればそうなりますが・・・。まあ、町全体を一つの会社だと思えば当たり前の光景なのかな・・・。ちょっと無理があるか。)

と、そんな会話の中で、お菓子の話がありました。
なんでも「ご飯の後、甘いものを食べないと頭が回らない」とのこと。
「へえ」なんて伺っているうちに、和菓子なら「近くの松林軒さんとか風月堂さんに行く」とのこと。
確かに和菓子だったらそうだろう。おいしいもんね。

そしてもう一言。
「贅沢だよね。甘いものが欲しくなった時にコンビニにいかずに、手作りでおいしいものが手軽に食べられるんだもんね。値段だって20円とか30円くらいしか変わらないしね。」

おっ、確かにそうだ。
何だか一つだけだと悪い気がしますが、すぐ食べるのならそのまま包装せずにもらって、カバンにちょっといれたり、ベンチで食べてもいいくらいです。質を考えれば、コンビニよりずっと安心でおいしいものを食べられる。しかも費用もそんなに変わらない。私も絶対こっちだ。(でも、私の場合はそんなに甘い物は食べたくならないけど・・・)

和菓子に限らず、街中にはこういったことが色んな分野であると思います。
その辺のコンビニ生活やショッピングモール生活では楽しめないような満足できるようなことが。
みんなが楽しみ方を知らないだけかもしれないのか、それとも商店がそのレベルに達していないかもしれない。きっと両方あるでしょう。商店のレベルを上げて楽しみ方を提供するような街に向かっていくのが大事ですよね。きっと。