「表紙に書いてある通りに著名人による読書案内です。皆さん本当に本好きなのが伝わってきます。
エッセイとして読んでも中々楽しいです。」
しかし、まあ読んでると、自分の知らない沢山の本があることに驚くとともに、
読んでみたい本が増えていく・・・
それはそれで嬉しくもあるのだが、「読みきれないよなあ」なんて現実的すぎてつまらないことを思ってしまう。
「日本人は本が好き」とタイトルにある。
確かにそうかもしれないけど、やっぱり読書離れって進んでる気がする。
皆が皆、本が好きだったらいいのになあ。(商売の面も含めてしばし夢想・・・)
だけど、本以外にも楽しいことが、昔と違って沢山あるから難しいなあ。
娯楽という面でとらえると、本は「グルメ」や「遊園地」や「イベント」などのように
「今参加して、すぐさま楽しい」という速効性がない。
せいぜい10分後、30分後からじわじわときて、3時間後(人によっては3日後)くらいに、「ああ楽しかった。」とくる。へたするとその時は分からずに半年後、一年後にピンときたりする。その本1冊だけではおもしろくなかったが、その後の読書の積み重ねによって、段々と点が線につながりおもしろさを感じたりするというパターンもある。読書による自分の成長なんかがちょっと感じられたら、グっと本との関わり方、楽しみ方も違ってくるのだけど・・・。その楽しさに行き着くまでが、ズバリ「面倒くさい」のが、受けない理由かなと思っている。
とはいえ、本を読む楽しさをいかに伝えるかも、本屋の重要な仕事なんですよね。
色々考え工夫して、ブログにもアップしながら取り組んでいきます。