②、の続きです。

 

先生方の言葉で印象に残っている言葉。

 

「それまでの学校経験を背負ってみんな集まってきているので、

最初によく聞かれたのは『ずるい』という言葉でした。

あの子は遊んでる、ずるい。

あの子はこれをやってない、ずるい。

でも、だんだん『人は人、自分は自分』という感覚が育ってきたようで。

そのうち、『ずるい』は聞かれなくなりました」

 

 

「ずるい」という言葉が出てくるときって、

自分が何かを我慢している時ですよね。

自分がやりたくないことをやっている時、他の人にもそれを強制したくなる。

「ずるい」がなくなったのは、

自分がやりたいことがわかってきたからじゃないかなあ。

それはすごく大事なこと。

自分を知るプロセスとして、一歩踏み出してる感じがします。

 

日常的に自分と対話しなくてはいけない。

それってタフだけど、

自分が本当に望んでいる幸せへのプロセスでしょうね。

 

 

まとめ。

 

正直、

「行かなきゃよかった・・」

という気持ちが湧いてきたくらい

私のマインドにフィットした場所でした。

だって今すぐ移住はできないから。泣

 

教頭先生がおっしゃったように、

普通の学校にないものもあるけど、

あるべきものもなかったりします。

(プールとか。笑)

 

それでも、私は

「何かができるからその人の価値があるのではない。

その人はいるだけで、すばらしい」

このベースになる価値観一点で、

あ~ここにいたいなあと思いました。

(教頭先生、質疑応答中に何度もこの価値観のスライドを表示しました)

 

日本の一般的な学校は「成長」を目標にします。

「成長するのが良いこと」として、子供たちの集団をまとめてきました。

 

成長を目標にするということは、今の自分を否定することです。

成長しろ、ということは、「今のあなたではダメ」というメッセージを伝えることになります。

そして、だれかが作ったゴールを目指せ、ということです。

 

私が今までの学校に違和感を持つのはこの点です。

成長を強制したり、努力しないと困るぞ、と脅したり・・・これらに私の興味はありません。

 

その子のありのままを受け入れ、聞き、待ち、支える。

これができる場所を見つけてしまいました。

 

我が家の状況では

移住のハードルは高く、現実的ではありません。

まずは現状でできることを考えたいと思います。

たくさんのヒントをもらえたので!

 

こういう場所が日本にできたということ、

本当に本当に、大きな一歩だと思います!