子供のころ見た変態その2
その1~・・・
一年前と変わらぬ姿で「けんじさん」はブリーフ一枚で姿を現したわけだが、けんじさんは寒くないのか?
寒くなかったようだ。
だって「けんじさん」ぜんぜん寒そうじゃなかった。
ブリーフ一枚で颯爽と歩く姿は、貫禄さえあった。
「けんじさん」は無敵なんだ。
だから、パンツ一丁で交番の前を歩いてもつかまらないんだ。
「けんじさん」はすごい人なんだ!
私は勝手に「けんじさん」をリスペクトし、似顔絵やら何やら描いていた。
「けんじさん」がムラサキのポロシャツを着ていたのだ。
やっぱり寒かったの??ねえ。けんじさん!
どうせ服着るなら、ズボンもはいてよ!なんで、ブリーフ&ポロな訳??
小学生だった私は勝手に「けんじさん」にガッカリ。余計なお世話である。
そして、その年の冬は終り私は中学生になった。
通学路も変わり「けんじさん」に会うこともなくなり、思い出となった。
後日、「けんじさん」を見て一緒にはしゃいでいた友人が「けんじさん」と親戚だと告白される。
そうか・・・だから名前を知っていたのか。
その友人はどんな気持ちだったのだろうか。
「けんじさん」をわらってごめんなさい。
でも、面白かったよね・・・
