愛し合う二人と、その二人の元に生まれた女の子。
結ばれるべくして結ばれ、育まれてきたその大きな愛も、運命によって、いとも簡単に砕け散ってしまう。
本当の愛ってなんだろう。
本当の幸せって?
愛する人ができるってことは、その分大切なものを失う可能性を与えられることになる。
そんな苦痛や哀しみを味わうくらいなら、いっそ一人の方が穏やかに平和に生きられるかもしれない。
でも、心から愛せる人と出会うこと、そしてその愛を育むこと、
それが人生の醍醐味の大きな部分を占めてる。
恋人であれ、友人であれ、家族であれ、
共に生き、涙し、笑い合う人がいるということ、
それを無くしてなんのために生きよう。
であれば、いつや訪れんとするその哀しみを乗り越えられるだけの力を持ってなくちゃいけない。
その力は、
その苦しみをバネに変えることのできる力であり、
その哀しみを勇気に変える力であり、
同じように苦しむ人を包み背中を押す力。
それらの力は愛とともに育てることができる。
愛するということには失うことへの覚悟が伴う。
一番心に残ったフレーズ。
『今君の目に届いているこの光を放つあの星は、もういないんだ。でも、光は君の目を通りすぎて、ずっと続いていく。だから、それでいいんだ。』
生命に限りはあるが、そのものが放つ光は永遠である。
今生きるこの時はある一つの交錯に過ぎず、もう同じ交錯はなくとも、どこかでまた新しい光と出逢うことができる。
そう思えば、
愛する者を失くしてどうしようもなく深い淵に陥ったとしても、きっとまた生きていける。
そして、もし私が死んで哀しんでくれる人がいるならば、その人にも生きて欲しいと思う。
ちゃんと、その覚悟をもっていれば
何も恐れずに心から愛せる。
愛に生きよう。