ぱぱん99号の日々あれこれ -400ページ目

若女将からの心づくし

 三連休に宿泊した上諏訪温泉の宿の若女将から、先日一通のはがきが届いておりました。

 まず目を見張ったのは、非常に達筆な、毛筆での文章。

 住所、宛名は言うに及ばず、はがきの裏にも、びっしりと毛筆で文章を書いてくださいました。


 で、なぜいただけたかといいますと・・・


 私、チェックアウトの際に、部屋にあったアンケートを記入して、フロントに渡してきました。いろいろ書いて。
 宿でいろいろ書いてアンケートを提出する人って、十中八九、何か不備を感じたお客様である・・・と、どこかの雑誌かネットの記事で読んだことがあります。

 私も今回、
 「部屋ではスイッチをオフにしているにもかかわらず、夜中通して、集中管理の空調の音が気になった。」

 と、気になったことを一部に書きました。


 いただいたはがきの文章には、宿泊の御礼とともに、そのことについて触れられておりました。


 年に2~3回、温泉旅行に行くのですが、こういったはがきは、次回の利用を期待してのことであると、解ってはいるのですが、それでも、何軒かに一軒のお宿からしかもらったことはなく、かつ、こんなにご丁寧な毛筆文章をいただくこと自体滅多にないため、やはりとてもうれしいものです。

 とかく、私が勤めているIT業界は、そのような礼状も、すべて電子メールで済ませてしまうことが多く、どう頑張っても、絵文字とかを入れない限り(っていうか、ビジネスメールで絵文字は・・・無理っす・・・汗、文章に感謝の情を込めるなどは、なかなか難しいものです。

 下手に、あれやこれやと感謝の言葉を書くと、返ってわざとらしい感じもしますし、長ったらしいメールは、そもそも読み飛ばされてしまいます。。。。

 この業界も、一番大切な財産は、人脈以外の何物でもない・・・と、つくづく最近感じておりますが、この若女将の例に習い、日ごろお世話になっている方への、心づくしのやり方を、考えてみよう・・・と思った、今日この頃でございます。。。

 上諏訪温泉 紅やさん、非常に良いお宿でした。ありがとうございました。
 諏訪湖の情景がとても気に入りましたので、またお世話になろうと思います。