7月7日にSpringを立ち上げて早4ヶ月。
1年目とは思えないほど様々な活動を展開しています。
(OneVoiceキャンペーンの詳細はこちら(pdf)です)
今日は、Springが何をしているのかをご紹介します!
Springは、改正刑法の見直しに向けて活動する被害者団体です。
前身団体は、「性暴力と刑法を考える当事者の会」。
この団体は、性暴力を知らない専門家たちが、被害者に大きな影響を与える法律を作っていることにショックを受けた、山本潤(Spring代表理事)が立ち上げました。
法制審議会に2回要望書を提出し、ヒアリングでも発言するなどの活動を積み重ね、
2016年秋からは4団体で結成した「刑法性犯罪を変えよう!プロジェクト」に加わり、ビリーブキャンペーンを展開しました。
2017年6月、刑法性犯罪は改正されました。
しかし、子どもの時の被害を訴えられないまま時効が来てしまう問題。(強制性交等罪10年、強制わいせつ罪7年)
激しく抵抗しなければ、性犯罪と認められない問題など、多くの課題が積み残されています。
Springは積み残された課題の解決を目指し、
9月23日キックオフイベントから、
一人一人の声を届ける
One voiceキャンペーンを展開しています。
(OneVoiceキャンペーンに込められた想いは、こちら)
Springの活動の柱は、ロビイング活動です。
当事者の実体験、声を伝えるために、議員・関係省庁とお話をし、状況を共有し、課題を解決するための話し合いを行っています。
柱の土台、基礎となるものが当事者たちの声です。
言葉にしづらい、語りにくい経験、自分の人生という大きなテーマを、自分自身が適切に、伝えられたという実感を持てるようなお話ができるように、セルフナラティブトレーニングコースを随時開催しています。
また、法律を変えるためには、立法の根拠事実となる実態調査が大切です。
量的調査・質的調査ともに重要と考えており、研究者たちと協力しながら実態を明らかにできるような調査に取り組みたいと考えています。
しかし、人はデータだけでは動きません。より実態を伝えられるのは、それぞれの人がどういう経験をしたのかというエピソードです。冊子チームが立ち上がり、刑法が改正されても救われない被害者たちの声を集め、届けます。
また、読んだり聞いたりするだけでは伝えきれないものもあります。
実際に参加して、その場の雰囲気や話されていることを共有し、疑問をぶつけ、共に学び合うイベントも開催していきます。
多くの活動を行っても、誰も知らない・・・では悲しいですよね。
Springでは広報戦略にも力を入れたいと考えています。
より多くの人々に伝え、共感を得てもらえるよう働きかけていきます。
知人と会食した後に意識を失い、レイプされても
「そのようなことはよくあることで、捜査は難しいこと」と警察官から
言われてしまうのが日本の状況です。
おかしい状況を何とかしたい。
ぜひ、Springの活動を応援してください。
被害を受けた人が、暖かく心強く支えられ、加害者が適切に処罰される日本を作りましょう。
そのような取り組みが、誰もが安全に安心していける社会を作ることにつながります。
状況は変えられます。一緒に変えていきましょう。
(OneVoiceキャンペーンの詳細はこちら(pdf)です)
*いただいたOneVoiceメッセージは、随時こちらへアップしていきます。
*メッセージ用紙はこちらからダウンロードできます。
▼お問い合わせ先:一般社団法人Spring事務局