洋なしが美味であるのに

なかなか広まらないのは


熟したかどうかよくわからない


という点が大きいといわれています。


たしかに言葉だけでは

熟度はなかなかお伝えできない要素です得意げ



でも、少々固めだったら

ラ・フランスなどは

サラダにすると美味しいのですよドキドキ



この問題とされている

熟度の見分け方について


昨日書いた洋なしフォーラムで

洋なしフォーラム(09年の記録)


ライプセンスという

画期的なラベルのついた袋が

紹介されていました。 (※註1)



四季折々の菜摘歌(なつみうた)-ライプセンス

このラベルは

洋なしが熟すときに出す

香りの成分に反応し

色が変わるようになっていて、


このラベルの色をみて

食べごろがわかります。


はじめての方にも

大変わかりやすいものですよね。


でも残念ながら

まだまだ単価が高いので、

今年は贈答用にのみ

つかわれているそうです。



洋なしフォーラムでは試食のほかに


本米国パーデュー大学教授

ジュールズ・ジャニック先生による講演


「西洋なしの文化と芸術に関する歴史を通じて

西洋なし産業の将来を展望する」(※註2)



四季折々の菜摘歌(なつみうた)-ジャニック



本元新潟県農業総合研究所の大竹智さまによる講演
「ル・レクチェ栽培の歴史と今後の課題」(※註3)

四季折々の菜摘歌(なつみうた)-レクチェの展望


本パネルディスカッション
「10年後の西洋なし産業を展望する」(※註4)

四季折々の菜摘歌(なつみうた)-洋なしパネルディスカッション

パネラーの西口さまのことは

以前よりあるテキストを通して存じ上げていて…

一度、お話してみたいと思っていたので

お会いできて、うれしかったです音譜



そうそう、昨日書いた食味評価でトップだった

ドワイエネ・デュ・コミス


四季折々の菜摘歌(なつみうた)-コミス
(たしか4人の生産者さんが

コミスを出していらっしゃいましたがその中のひとつ。)



欧米では人気がないのですって。



どうしてだと思いますはてなマーク


それは…

食べ方の違い


どういうことかと言いますと、

日本では、

皮をむいて、種を取って、いただきますよね。


でも欧米では
へたをスポッと抜き取ったら、

皮ごと、芯まで

ムシャムシャ食べてしまう!


ジャニック先生も

そのように召し上がっていましたし、


フランスで電車に乗った時に

目の前に座った人が

リンゴをそうやってかじっていました。。。


ですからモソモソしない

皮の柔らかいものが好まれるのだそうです。


そんな理由から、今回

評価の高かったドワイエネ・デュ・コミスは、

皮が固いので

欧米では受け入れられにくい

のだそうです。



(ついでにいえば、

このような食べ方の習慣から

種なし洋なしの開発も盛んとのこと。)



皮の固さについて日本では

どうかと言うと…


見た目をとても気にしますから

輸送の際に傷がつきにくい
皮がしっかりしたもの

のほうが好まれるのではないかな…。



私は以前から、

食感の好みは

民族によって異なるように思っていました。



勤めていた研究室で

お世話になっていた中国史の先生と

宮廷料理に関する古い文献を読んでいたのですが、


支配級の民族によって

食べ物の好みや流行りも変わる様子がうかがい知れ

とても興味深いものであった記憶があります。



どんな国の人をおもてなしするか考えて

洋なしの品種を選ぶのも

面白いかも知れませんねドキドキ



   ベルおねがいベル


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以下、ご興味のある方にドキドキ

(メモ程度で恐縮です。。。)



※註1 ライプセンス

ラベルはニュージーランドライプセンス社
袋は住友ピープラスを利用しているが、透過量は秘密。
メルティングを追求するともう少し研究の余地がある。
単価が高く、普及に問題。贈答用につかわれる。



※註2 ジュールズ・ジャニック先生の講演

芸術から歴史、そして将来の育種の方向など盛りだくさんの内容。

私の興味を引いたお話を一つご紹介すると

今あるものは緑や黄色の洋ナシが多いので、赤い色は育種的にも価値があるとのこと。

ローマの絵などを見ると赤いものが多く見られ、味の点か、耐病の点かはわからないが、

あまり食用としては残らなかったよう。


実際赤い洋なしをいくつかいただいてきましたが、

ボソボソしてておいしくなーい。。。とってもかわいいのに。



※註3 大竹智さまの「ル・レクチェ栽培の歴史と今後の課題」

収量があがらないがとても食味がよかったので自家用に植えられ守られてきたこと。
土地柄、また多くの病気に対して向き合ったお話が中心。

新潟で西洋ナシというと、ル・レクチェが単一品種。
県の戦略として、その点について再考する時期かとも。


※註4 パネルディスカッション「10年後の西洋なし産業を展望する」

パネラーのみなさま(写真・左から)

山形大学農学部 村山秀樹さま
果物専門店 丸留 西口勝さま
欧菓子研究家 小嶋いず美さま

果物楽園うばふところ 佐藤和美さま
東京青果 加藤宏一さま


以下、それぞれのご提案etc...
・100円ショップで買える判定期の開発を
・酸味のあるものを、家で追熟しなくてすむものを。
・討論でも消費者が参加しておらず、おざなり。
・ライプセンスの普及について、ラ・フランスに続く洋なしのスターつくりに期待
・メディア戦略が弱い。ワンサービングいくらというカットフルーツ提案、また消費者にむけ手を伸ばしやすい語りかけが必要。




洋ナシのル・レクチェを生産している

土田広樹(つっちー)さん

つっちーの梨園日記


彼はことし、お子さまが誕生したり、

野菜ソムリエを受講して

梨と空手を愛する 武闘派野菜ソムリエとなったり…

(※このキャッチフレーズ正しい?)


とてもご発展の年で、

私もうれしく思いながらブログを読んでいました。


彼とはセガレのミノルくん

取材させていただいてからのお付き合いです。


オヤジの野菜はセガレが売ります! 継がない息子の親孝行?


モノ以外に売りたいもの。東京発! セガレが考える農業支援!



実は、つっちーにず~っと

西洋なしフォーラムのことを書きますね!

と言い続け、ついに年末に。。。


つっちー、本当にごめんなさい汗



四季折々の菜摘歌(なつみうた)-洋なし見本


第10回 西洋なしフォーラム
「西洋なしの歴史を学び将来を展望する」

11月21日に東京の南青山会館で開催されました。


試食は24品種


ウィンターネリス
エルドラド
オーロラ
グランドチャンピオン
ゴールド・ラ・フランス
コルラ香梨
コンファレンス
シャルル・エルネスト
ジュテーム342
ジョセフィン・ド・マリーヌ
シルバーベル
月味
ドワイエネ・デユ・コミス
ハートマン
パス・クラサン
バラード
ハロースイート
ブリックリング
ボートヌ
マートン・ブライド
マルゲリット・マレーラ
メロウリッチ
ラ・フランス
ル・レクチェ


一つの品種でも

生産者の方が違うものがいくつかあるので、
24以上の試食をしたと思います。


私はこちらのフォーラムに

参加したのは

はじめてでしたので


どれから試食したらいいのか

と言うところから

とっても戸惑っていました。


食べる順番でも

味の感じ方は変わりますし…


四季折々の菜摘歌(なつみうた)-洋なし試食

そんな私を

野菜ソムリエの先輩が見つけてくださって


「すべてを試食するには

上品に食べていてはダメよっ!」


と一喝。



果汁の多いものの食べ比べは

とっても大変ですショック!


トマトサミットの時は

体が冷えてきて

ガタガタ震えながら

カルテを書きましたが…

それをちょっと思い出しちゃったかもあせる



でも何度も先輩が

喝を入れてくださるので

がんばりましたグー



四季折々の菜摘歌(なつみうた)-ハロースイート


試食した中で、

私はハロースイートが好みドキドキ



一方、参加した皆様の評価は…


1位 ドワイエネ・デュ・コミス 
1位 ル レクチエ       
3位 ラ・フランス       
3位 てっぺんラ・フランス  
5位 ジュテーム342     
6位 メロウリッチ        
7位 コンファレンス       
7位 バラード          
9位 グランドチャンピオン    

10位 シルバーベル        
10位 ブリックリング
     


上記のような結果となっています。



ちなみに試食のほかに

見本で並んだ洋なしは78種類ビックリマーク

(一番上の写真です)


四季折々の菜摘歌(なつみうた)-いただいた洋なし

この見本の中からいくつか

おみやげにいただいてきましたドキドキ



でも、ほとんどが…
おいしくいただける品種って

限られているのね…えっ

と実感するお味。



食味の良いものを

えらんでゆく…



育種の方のご苦労は

大変なものと思います。




   ベルおねがいベル


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華やかなカリフラワーも

畑では厚い葉を

身につけています。


お店で見る野菜たちは

よそいきの顔をしているので、


みなさんが

それを想像するのは

難しいことですよね。


今日は…

すっぴんの野菜たちを

よそいきにする機械を

ご紹介したいと思いますニコニコ



たばねら君です。

(他に帯丸君もいます。)
四季折々の菜摘歌(なつみうた)-たばねら

お店でホウレンソウなどが

紫のテープで束ねてあるのを

見たたことがあるでしょう?


そんなふうに

野菜をテープで束ねるための機械なんですよ。


ちなみに彼のあだ名は

「タニ・ケー」


コメディアンの谷啓さんからいただきました。



今日も


がちょ~ん

がちょ~ん


と言いながら

野菜を束ねてます。



やり始めるとハマるのですが、


簡単そうに見えて、けっこう

チカラとコツがいります。



私がやると


んがっっっ ちょん


という感じで

まだまだタニ・ケーって言えない。。。



立派に

「がちょ~~ん」

と言わせてみたいです!



さてさて、


みなさんは、

野菜を選ぶときに

何を基準にしていますか?


私はいいものを安く買いたい!

値段も一つの目安ですよね。



でも私は

買う理由が「安いから」ではなく、

違う視点も持ってほしいと思っています。



出荷までに

どれくらいの行程がかかっているの?


そのあと運ばれる過程は?


このようなことも

少し考えていただきたいと思っているのです。



私の講座は

教室内での座学が中心なのですが、


そんな思いもあって


たとえばトウモロコシを

木のまま用意して

(木と言う表現はおかしいですが)

教室で収穫してもらったりするなど…



畑での姿のままや

可食部(食べる部分)以外の部分も

できる限り見てもらうようにしています。



食べない部分をはずす手間って

結構かかっているんですよ。


でもこれは、あくまでも

野菜ソムリエ・霜村春菜の講座スタイルであって


すべての野菜ソムリエさんが

私と同じタイプではありません。


ほかにもたくさんの視点があって

魅力的なかたがいらっしゃいますので


いろいろな方のお話を聞くと

面白いと思いますニコニコ






   ベルおねがいベル


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