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      正式名■新那智山観音寺/今熊野観音寺
      所在地■京都市東山区泉涌寺山内町32
      宗 派■真言宗泉涌寺派
      本 尊■十一面観音(秘仏)
      創 建■伝・大同年間(806年~810年)伝・弘法大師
      霊 場■西国三十三所15番、神仏霊場会122番(京都42番)
          近畿十楽観音1番、洛陽三十三観音19番、京都七福神(えびす)
      参拝日■2014.11.22
      特 記■泉涌寺塔頭
      御詠歌■昔より 立つとも知らぬ 今熊野 ほとけの誓い あらたなりけり
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泉湧寺から続く近道を通って今熊野観音寺へ向かいました。
そこは私のリクエスト。西国三十三カ所のお寺なので、巡礼したかったのです。

お寺とお寺をつなぐ、抜け道のようなひっそりした場所を通って行くと、赤い欄干の橋がありました。
そこを渡ると今熊野観音寺です。



ここの紅葉が日の光を浴びてきらきらと輝き、夢を見ているかのような美しさでした。



紅葉祭り開催中で、境内はにぎやかですが、知る人ぞ知る場所なので、混雑はしていません。



ちょっと不便な場所にあるからでしょう。あれだけ歩いてきましたからね~。



初めて訪れたお寺ですが、あまり情報がなく、西国札所でなければ来なかったかもしれません。



西国の古刹はどこも歴史の重みをまとった重厚感があるし、とにかく紅葉の予想外の素晴らしさに、大満足。



弘法大師が創建したお寺なので、空海好きの父親もにこにこ。
大きな銅像の周りには四国八十八カ所のお砂踏みがありました。



「日記の枕カバーも用意しています」という放送が何度も入って(え?)と思いましたが、いわれがあるようです。ボケ防止のよう。
今熊野観音は、頭痛封じの観音様として枕元に立たれるといわれているそう。
かつて頭痛に悩む参詣者は、自分の枕を持参して御祈祷を受けたそうです。
愛用の枕を小脇に抱えて参拝するなんて、本人は大まじめでしょうけれど、想像すると微笑ましい光景ですね。

現在は、祈祷した枕カバーを配布しているとのことです。
頭痛に効く枕カバーがあるとは、初めて聞きました。



          14 園城寺(三井寺) -- 15 今熊野観音寺 -- 16 清水寺