瞑想歴23年、瞑想セミナー主催・北山裕子の
ブログ「前向き気づき日記」です。
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昨日、心を開くと状況が変わるというお話を書きました。
これまでにもそんな経験がたくさんあるのですが、
今回のイギリス一人旅でもおもしろいことがありました。
今日はそのお話を書きたいと思います。
湖水地方からコッツウォルズに移動した翌日のことでした。
コッツウォルズは蜂蜜色の昔ながらのかわいらしい家々が並ぶ
小さな村が点在するエリアのことですが、
それらの村には電車はないので、
起点となる鉄道駅がある少し大きめの
チェルトナムという町に到着し、
そこから地元の人たちが使うバスで、
日本人がイメージするコッツウォルズの
蜂蜜色の村へ行こうとしました。
と言ってもこの時も、コッツウォルズとはよく聞くものの、
どの村に行けばイメージするような
蜂蜜色の昔ながらの家々があるのか分からず、
(何も調べていませんでしたので。汗)
到着した日は、どのバスもローカルバスは一日数本しかないので、
昼からで行って戻って来られるバスを探し、
そちらの方向に行ってみました。
(結局ウィンチカムという村に行きました♪)
その日出会い仕入れた一人旅をする人たちからの情報で、
有名なバイブリーやボートンオンザウォーターという村は、
とても素敵だけれど観光バスが次々とやってきて、
人が多かったと聞いたので、
できれば静かな村に行きたいなと思っていましたら、
たまたまロウアースローターという村の名前を聞き、
静かな小さな村らしいので、
よし、そこに行ってみようと、
何があるのか知らないまま翌日行ってみる事にしました。
知っているのは村の名前だけなので、
泊まったチェルトナムの町で、まずはそこへ行くバス停を探し、
時間を聞くとこの路線も一日数本しかなく、
2時間後にあると分かり、
(観光案内所でもらった時刻表と、バス停に書いてある時刻表と、
バスの運転手さんが言う時刻が全部バラバラでした。汗
ちなみに日曜日は運休です。)
バス停探しやバスの時間まで時間がかかり、
すでに昼前でしたが、
(バス停が行き先によって点在しているのです。)
のんびり待って時間の10分前にバス停に戻ると、
すでにバスが出発した後ろ姿が見え、
必死で追いかけて乗せてもらいました。
(始発駅なのにまさかの時間前出発!
運転手さんは2時間前に私が次のバスの時間を聞いた人でした。)
乗り損なうとまた2時間待ちで、終バスは早いので、
そうなるとその日はもう村を見る時間がなくなるので必死です!
(村まではバスで1時間くらいかかります。)
そしてなんとか乗ったバスで運転手さんに
ロウアースローターに行きたいので、着いたら教えてねと伝えましたが、
その前に湖水地方で、運転手さんに伝えていても
うっかり忘れられ、
終点まで乗ったことがあったので、
(運転手さんも色んな人に言われるでしょうから
そんなこともあります。)
この日は終点まで乗ってしまうと、
バスの本数が少なく行きたい村を見られなくなるので、
念のためバスの乗客の方にも声をかけ、
知っているか?と聞きました。
するとみなさん地元の方ばかりなのに「知らない」と。
みなさん親切に聞いてくださり、
みんながお隣の人に聞いてくださったりするのに、
みんな知らないと言うので、
だんだんと不安になり、
本当にたどり着けるのか不安になってきました。
すると不安はモクモクと大きくなり、
見たこともない村のバス停なんて、見つけられないような気がしてきて、
(電車の駅と違いバス停は何も目印がないことも。)
今日はどこへも行けないまま
バス停を探して帰るだけになるのかも?と落ち込みそうになりました。
その時、あ、今私の心は閉じているのだな、と思いました。
まず、絶対失敗したくない気持ちが強くなっていることに気づき、
(バスの本数が少ないので、間違いたくない。)
それに執着するから不安になり、うまくいかないのではと心配し、
それが増幅していくのだなと思いました。
そこで、「よし、もう心配するのはやめた。」と切り替え、
もしどこへも行けなくても、バス停探しで終わっても、
宿まで帰るバスがなくても、
それはその時のこと、その時に考えよう、と思い、
なるに任せることにしました。
すると、1時間ほどして運転手さんがちゃんと覚えてくれていて、
「着いたよ!」と教えてくれました。
やっぱり心配することを自分でやめると
スムーズに行くなぁと思ってバスから降りてビックリ、
そこは何もない山道の中でした。
私はてっきりバス停は村の中にあるのだと
勝手に思い込んでいたのですが、
バス停の周りには村どころか家一軒ありません。
ここはどこー?!村はどこにあるの?!?!
と聞きたくても、人は誰もおらず、
周りは見渡す限り山や草原?とバスが走ってきた道一本だけ。
乗ってきたバスはとっくに遠ざかり、尋ねる人もおらず、
これはどうしたものか…と、心折れそうになりましたが、
いや、村にもしたどり着けなくてもまあいいじゃないか、
まだ日は長い、ともう一度心を開くと、
振り返ると人がいて、
「ロウアースローターに行くの?」と聞いてきました。
ビックリです!!
その人は中国人の一人旅をしている人で、
さっきのバスに旅行者は1人も乗っていなかったのに、
どこから現れたのか?!?!
でもやった!人だ!と思い、
「そうです!」と言うと、
「私も行くので一緒に行きましょう。」と道を案内してくれました。
村はそこから何もない道を
奥へと歩くこと20分くらいで到着しました。
(あらかじめ調べていないと絶対無理でした。汗
調べいれば問題なく行けると思います。)
歩きながらその中国人の旅人と色んな話をしたのですが、
彼もここは初めてでしたがwifiを持っていて、googleマップで探しながら旅をしているそうでした。
私がwifiを持っておらず、地図も持っていない、
村について何も知らないと知ると、
よくそれでここまで来たねー!ととてもビックリされました。
村の中に到着すると、
彼は教会などを見に行きたいと言うのでそこでさよならし、
私はバス停探しで食べ損ねて持っていたランチを食べようと、
川沿いの芝生で一人ピクニックランチをしました。
村はイメージ通り、いえそれ以上で、
村の中を小川が流れ、
人もまばらで、静かで、
お店らしいものはなにもなく、とてものどかな雰囲気でした。
地図もないまま適当にその小さな村を散策すると、
水車があり、小さなお土産屋さんがありました。
その日も快晴で、犬の散歩をする人は、
犬と水遊びをしながらのんびりと楽しみ、
時折すれ違う旅人は個人旅行の人たちで、
とても静かな村で、ここが大好きになりました。
こんな場所に来たかったんだ!と夢が叶ってうれしかったです。
その村にもフットパス(散歩道)がいくつかあり、
ゆるゆると木陰や川沿いを歩き、
気に入った場所に座り、その穏やかで美しい村を楽しみました。
そしてそろそろ帰りのバスの時間だなと
バス停に戻ろうとして、ハッとしました。
さっきは中国人の旅人と話しながら連れてきてもらったので、
ちゃんと道を見ていなかった。。
(私よくこんなことが旅先であります。汗)
どこから来たのだっけ?!汗
バスは2、3時間に一本、最終バスは夕方17時ごろですから、
もうあと一本か二本しかないはずで、
これは逃すと大変だと焦りそうになりましたが、
いや、落ち着こう、きっと大丈夫。と思い周りを見渡し、
ここに来られてよかったなとニッコリしていると、
先ほどの中国人がどこからともなくまた現れ、
「次のバスに乗るのですか?」と!
「そうです!」と言うと、
「では一緒に行きましょう」と言ってまた案内してくれました。
しかもバスの時間までまだ少しあるからと、
私が行ってなかった綺麗な小道を教えてくれ、
そこに案内してくれました。
そうしておしゃべりしながら無事帰りのバス停に着きましたら、
ここからすぐの有名な村(ボートンオンザウォーター)には行きましたか?と聞かれ、
行ってないと答えると、
村の中の見どころや、
チェルトナムに向かう帰りのバス停など色々教えてくれ、
せっかくだから見て行くといいよと
たくさんアドバイスしてくれました。
そこまで言ってくれたので行ってみることにしましたら、
その村に到着し、私が降りる時も、
帰りのバスの時間はあそこで確認するようにと、
丁寧に教えてくれました。
おかげで私は迷うことなくその村を楽しみ、
またそこでも色んな国の人に出会い、
素敵な時間を共有することができました。
その中国人の旅人に会っていなかったら、
どこの村にも行けずに終わった一日が、
二つも楽しむことができました。
本当にありがたく、感謝でいっぱいだなぁと思いながら
その村のバス停で帰りのバスを待っていると、
日本人の女性が二人いて(60代だと言っていました)、
個人旅行で来ているとのことで、
コッツウォルズのバス停探しの大変さで
盛り上がっていましたら、
(みんな同じ苦労をするようです。笑)
なんと同じB&Bに泊まっていると分かり、ビックリ!
そこから一緒にバスで町まで戻り、
一緒に夕食を楽しむというとても楽しい一日になりました。
途中何度も不安が湧いてきたり、心配したりしそうになったのですが、
そのたびにそんな自分に気づき、
自らそんな気持ちから離れ、心を開くと、
本当に色んなことが何とかなり、うまくいくのです。
今回の私は全く準備していませんでしたが、
海外のひとり旅では、どんなに周到に準備をしたとしても
現地で予想外のことが起こるものです。
それでも心を開いてその状況を楽しんだり、
何とかなる、何とかしようと前向きに考えていると、
ビックリするような助けが来たりします。
これはもう旅先で何度も経験しました。
でも心を閉じたまま、誰か助けてくれないかなと待っていても
来ないのです。
本当に見事にそうなのです。
これは日常でも全く同じですから、
不安や心配で心や頭がいっぱいになりそうな時も、
自分でそこから離れると決め、
大丈夫、なんとかなる、と信じ、
思いつくこと、できることを一つずつやってみると、
道は開けます。
誰もいない道ですら、助けが現れるのですから、
大丈夫です。
心を開いて自分の生きたい道を歩いていきたいですね(*^.^*)
p.s.
以前沖縄でも同じようなことがありました。
本当に不思議でおもしろいです♪
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Yuko Kitayama
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