この日に開院したばかりの新病棟へ![]()
6月30日に旧病棟へ面会に行った際
翌日が入院患者さんの引っ越しで
7/1と7/2は面会不可と知りました![]()
父はM新聞の朝刊を
本当に楽しみにしているので
家族の誰かしらが必ず毎日届けています
引っ越しの2日間は面会不可!
病院の皆さん忙しいだろうから
受付に預けるのも難しいだろうなと思いつつ
7月1日朝
病院に電話してみましたが
何度かけ直してもぜんぜん繋がりません
そりゃーそうですよね![]()
私も施設の引っ越しの経験ありますが
本当に本当に大変ですものね…
「新聞を病室に届けてもらえますか?」
なんて問い合わせするのは
空気読めてないのは重々承知です
しかし
少しでも父に元気になってもらいたい
その一心で電話していました
でも電話繋がらないので
また午後にでも電話しようと思っていたら
別件で病院から電話がかかってきました![]()
療養型病院への転院の件です!
受け入れ先の準備が整ったとの
ソーシャルワーカーさんからでした![]()
用件を話したあと
「父は無事新病棟に移りましたか?」
と尋ねると…
「ハイ!患者さんは全員移りました![]()
先ほどお父様とお話ししたら
『新聞が読みたい』と仰って…
看護師が買いに行ったのですが
院内のコンビニでは売り切れで」
えーーー
看護師さん
買いに行ってくださったのですか![]()
引っ越しでお忙しい中を…![]()
「お父様
M新聞でなくてはダメなんですってね」
と電話の向こうで明るく笑って
お話ししてくださるソーシャルワーカーさん
本当に頭が上がりません![]()
「わかりました!
今から手に入れて持って行きます!」と私
すぐに自宅近くのコンビニで買って
(夕方なので最後の1部でした)
電車に飛び乗りました![]()
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しかし病院に着いてみると
まず旧病棟の窓口では
「もうこちらでは預かれません」
ですよね![]()
重々承知しております![]()
「父がどうしても読みたいと
病院からの電話で伺ったのですが」と私に
「新病棟で聞いてください」との返答でした
新病棟に行くと…
ですよね![]()
まだ入れませんよね![]()
しかし
新聞を待っている父の姿が目に浮かび
40分かけて電車に乗ってきたのです
諦めきれず新病院の正面玄関から
ソロリソロリと入ると…
皆さん忙しそうに行ったり来たりされている
ユニフォーム姿の職員の方々に紛れて
ノースリーブに小花柄のロングスカート姿
そんな私は明らかに浮いています
しかし皆さん本当に忙しいのでしょう
私の方をチラッと見ても素通り
怪しみもせずいや怪しいって皆さん忙しいんだって
当然「受付」もまだ設置されていません
心が折れそうになりましたが
ここまで来たんだ!と奮い立ち
台車を押してこちらに来た
看護師さん3人グループに声をかけました
「お忙しいところ本当にすみません
」と
そのうちのお1人が他の2人に
「先に行ってていいよ」と声をかけ
私の事情を聞いてくれました
「お届けできるかどうかわかりませんが」
と言いながらも病室と父の名前をメモして
新聞を預かってくださいました![]()
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翌日の7月2日は
さすがに新聞を届けるのは思いとどまり
父に我慢してもらうことにしました
そして昨日7月3日面会が再開
まず午前中に父から母に電話があり
「退屈で退屈で」と言っていたそう
「退屈だ」と思えるようになったのは
すごく大きな進歩だと思います![]()
脱水症状で入院してしばらくは
何かを読む気力もなかったのですから!
午後になり
2日&3日の新聞を持って行くと
父は「おうありがとう!」と嬉しそう
後刻ソーシャルワーカーさんから
1日に私が侵入して届けた新聞を
笑顔で喜んでいたと聞きました
あの時の看護師さんが
届けてくださったのですね![]()
申し訳ございませんでした![]()
そしてありがとうございました![]()
二度とあのようなご迷惑はかけないようにいたします
新しい病棟はホテルのようです![]()
もう誰もいない旧病棟
父が本当にお世話になりました
そして来週父は
療養型病院に転院します
検診や治療などで10年以上お世話になった
こちらの病院に来ることは もしかしたら
もうないのかもしれません
そう思うと淋しくもあり
感謝の気持ちでいっぱいです
転院先の療養型病院を
父が気に入ってくれることを祈ります
そこでリハビリを頑張ってもらい
体力を少しでも回復したら
またお母さんと一緒に暮らしましょうね
そのために私は
自宅療養ができるような住環境を
色々な人に相談しながら整えていきます





