今日の10時
父が退院いたしました

4月の下旬より食事を摂りづらくなり
2回の救急受診での点滴で帰宅
しかし家ではやはり食事が喉を通らず
体力と筋力の低下で立ち上がれない
家族の力では食べさせることができず…
3回目の救急をお願いした5月5日
入院してもらうことになったのです
87歳の父が食事を摂れなくなったことに
私は正直不安でいっぱいでした
案の定入院した当日は
病院食をほとんど食べられなかったのです
しかし
翌日から食べられる量が増えてきて
3日目ぐらいからはほぼ完食
看護師さんたちの支えは偉大です
感謝と尊敬の念に堪えません

食事は摂れるようになったものの
落ちてしまった筋力が戻らず
ドクターや理学療養士さんが誘っても
なかなか歩こうとしないとのこと
「自宅の方が歩くのでは」というドクター
今まで2階だった寝室を1階に移し
床敷き布団ではなくベッドにするよう
ご教示もいただきました
物でいっぱいだった1階の部屋を
兄と私で全力で片付けてベッドを搬入
そして迎えた退院日が今日でした
廊下ですれ違う看護師の皆さんが
「◯◯さんお大事にねー
」

と笑顔で手を振ってくださって
付き添いの看護師さんも
「◯◯さん人気者です」と笑いながら
車椅子を押してくださいました
笑顔を絶やすことなく
10日間手厚い看護をしていただき
本当にありがとうございました

病院からは兄が車椅子を押して
母と私はタクシーで帰宅

父はすぐにベッドに横になりましたが
「2階に行くよ。2階で寝るよ。」
長年慣れ親しんだ2階でゆっくりしたいと…
これは想定内でしたが
いざ言われると胸が痛みます

でも2階に上がってしまったら
トイレまで歩く 座って食事をする
これらのリハビリができず逆戻りです
退院した意味がなくなります
父には可哀想だけれど
慣れてもらうしかありません…
「今日は2階には行けないよ」と私が言うと
納得はしていないのでしょうが
父は頑張ってトイレに2度行きました
1度目は周りの家具などにつかまりながら
ほぼ自力で行くことができました
2度目は立ち上がったらすぐに
足がガクガクしてしまい立てなくなり

いったん休んでからやり直し
行くことができました!
ドクターや理学療法士さんは
「自宅の方が歩く」と仰っていました
筋力が回復することを信じて
でも焦らずにサポートしていきたいです
急拵えの階下の寝室は
家族が通る位置にあり落ち着かないのでしょう
カーテンやパーテーションなどを使って
できるだけ早く仕切ってあげたいと思っています