京都の髙島屋へやってきました。
本日の目的は、楽吉左衛門展!
図録を知人に頼まれていたので
それをゲットしに行ったのです。
図録の数には限りがあるので
「入手は無理だろうよ」
と知人には伝えていたのです。
陶芸の世界も、西の方から(とは限らないけど)買い漁って転売する連中がたくさんいますし、図録も転売の輩「転ヤー」の餌食になってもおかしくないのです。
美術館博物館にはよく足を運ぶ私ですが、美術部や骨董屋さんには出入りしてませんから、
そもそも催し物場のほうにいってしまいました。「ありゃ?」そうか美術コーナーか!
と美術コーナーに向かいます。
入るなり「図録って残ってますか?」と尋ねたところ(←田舎モン丸出しですね)「ありますよ」とこのことで、難なくゲット!
知人に引き渡すまでは、所有権は私にありますから、写真くらい掲載しておきましょう
コロナのおかげで、今はだいぶ人出が減っており、海外からの流入も抑えられているため、無秩序で不愉快な状況は解消されていました。
ゆったり作品をみることもでき、図録も必要な人のところの手に渡る状態となり、「まとも」な状態に戻った感があります。
ですが、楽氏の作品となれば、そんなことはないでしょうが、一般の(といっても、結構著名な)陶芸作家さんらは、作品の流通が少なくなって苦労はされておられるようです。
(音楽の世界もそう、飲食店もそう)
ちょうど良い、状態になってくれるのが一番なのですが、なかなか、そう需給がうまくつりあわないみたいですね。
今回披露されるのは篤人氏の作品(であってますよね。)
かつて樂美術館に通路を西に入った正面に、次代篤人氏の赤楽の作品が飾ってあったことがありました。非常に繊細、品のある柔らかい印象のお茶碗で、「いいなあ」と思った記憶がよく残っています。
十五代の黒楽のように金属の岩のような光沢と、力強く、鋭いイメージが強い(私が勝手にそう思ってるだけです)のとは対照をなしているように思えます。佐川美術館館に展示されている作品は、そんなイメージが強いですね。