十六代 襲名記念 樂 吉左衞門 展 | 徒然 航空機撮影日記

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徒然なるままに ごくテキトーに 民間航空機の撮影を中心に発信します

鉄道各社がお得な回数券を廃止してしまったこともあり、飛行場へ足を運ぶことが減ってしまい、飛行機ネタが減ってしまってますが、たまには飛行機ネタもとりあげます

京都の髙島屋へやってきました。

本日の目的は、楽吉左衛門展!

図録を知人に頼まれていたので

それをゲットしに行ったのです。


図録の数には限りがあるので

「入手は無理だろうよ」

と知人には伝えていたのです。


陶芸の世界も、西の方から(とは限らないけど)買い漁って転売する連中がたくさんいますし、図録も転売の輩「転ヤー」の餌食になってもおかしくないのです。


美術館博物館にはよく足を運ぶ私ですが、美術部や骨董屋さんには出入りしてませんから、

そもそも催し物場のほうにいってしまいました。「ありゃ?」そうか美術コーナーか!

と美術コーナーに向かいます。


入るなり「図録って残ってますか?」と尋ねたところ(←田舎モン丸出しですね)「ありますよ」とこのことで、難なくゲット!

 知人に引き渡すまでは、所有権は私にありますから、写真くらい掲載しておきましょう


綺麗な図録です
もう一冊買いに行こうかな…欲しくなってきた

コロナのおかげで、今はだいぶ人出が減っており、海外からの流入も抑えられているため、無秩序で不愉快な状況は解消されていました。

ゆったり作品をみることもでき、図録も必要な人のところの手に渡る状態となり、「まとも」な状態に戻った感があります。

 ですが、楽氏の作品となれば、そんなことはないでしょうが、一般の(といっても、結構著名な)陶芸作家さんらは、作品の流通が少なくなって苦労はされておられるようです。

(音楽の世界もそう、飲食店もそう)

ちょうど良い、状態になってくれるのが一番なのですが、なかなか、そう需給がうまくつりあわないみたいですね。


 今回披露されるのは篤人氏の作品(であってますよね。)

 かつて樂美術館に通路を西に入った正面に、次代篤人氏の赤楽の作品が飾ってあったことがありました。非常に繊細、品のある柔らかい印象のお茶碗で、「いいなあ」と思った記憶がよく残っています。

 十五代の黒楽のように金属の岩のような光沢と、力強く、鋭いイメージが強い(私が勝手にそう思ってるだけです)のとは対照をなしているように思えます。佐川美術館館に展示されている作品は、そんなイメージが強いですね。


何言ってるか、わからないと思うので、写真に頼るとこんな感じ

十六代の作品 柔らかで優美な感じがします

ほんとはもっと綺麗です(作者と図録の撮影者には申し訳ない)
図録を買ってみるなり
現物を見ていただきたいです

70点ほど展示されている作品は手にとって見ることはできませんが、美術館と違って、ガラスケースに入っていないので手前の展示は茶碗の見込みまて、バッチリみえます。いくつかの作品は抽選販売もされています。

なお、東京の髙島屋でも、展示の予定がありますが、展示される作品もすこし違ったり、抽選販売される作品は別のもの、どのことでした。
懐にだいぶ余裕のある方はぜひどうぞ! 
(気になるお値段ですか?黒がヨットで赤が開拓者ってな感じです。)

髙島屋美術部の担当の方と話したところ、
作家さんとともに歩んできた道のりや、この展示にかける思いをひしひしと感じました
百貨店ですから売るのが仕事ですが、それだけではないものを感じました

小説家と編集者みたいな関係性のように、よい小説にはよい編集者がついています。作家の才能だけで、よい作品が作れるわけではないのと同様の関係性が、陶芸にもあるかもしれません。

篤人氏の今後のご活躍と、本展の成功を願って
祈念しております。

※なお、図録は限りがあるので、どうしても欲しい方はお早めに!絶対土曜まで残っている気はしませんね。→金曜朝時点で売切だったそうです。まあ、デパートですから古典的なルートをお持ちの方は、東京まで出向かなくても図録も作品もなんとかなるでしょう。