(関西空港シリーズがひと段落したので不定期掲載非飛行機ネタを掲載します。決してネタ切れではないのですが…。)
「阪急阪神1dayパス」の旅
夏のとある日のことです。
撮影に出掛けかけたものの、あまりに暑い日だったので行先を変更しました。
六甲山か摩耶さんに上ろうとも思ったのですが、「阪急阪神1dayパス」(大人1200円)という乗り放題の切符があると知り利用してみることにしました。
大阪心斎橋によってから、神戸を目指します。
阪神西代駅からJR新長田駅へ
阪神で一日切符の最西端の「西代駅」までとりあえず行ってみました。
このあたり、全く土地勘がないので、グーグルマップをみながら「新長田行ってみよう」と歩いて新長田を目指しました。
新長田といえば、阪神淡路大震災で大きな被害のあった地域です。ケミカルシューズ工場が燃えたとか、延焼が激しかった地域、そういうのが私の記憶としてはあります。そして、今は復興をとげ「鉄人のいるまち」となり復興をとげています。
関西に住みながらも、一度も「鉄人」をちゃんと見たことがありませんので、見に行くことにしました。
真夏の暑さの中歩くには、ちよっと西代駅から距離がありましたが、汗をかきかき新長田の駅前へ(かなりしんどかった…)。
JR新長田駅の駅前に立ってるのかと思っていましたが、そういうわけではなく、西南に入った商店街脇の公園が「鉄人広場」とよばれる広場になっているようです。
で「鉄人」とご対面。
結構大きいですね。どうやってこんなの作ったんでしょう。
この日は、荷物を減らしかったのでニコンのD3300にタムロンの28-300mm便利ズームをつけて出かけたのですが、広角側28mm(換算32mm)でギリギリでした
建基法とかの対象になるのかどうか?このクラスの構造物になると、公園に小さなモニュメントつくるのとは違って、なんやら結構手続きとかややこしそうです…(倒れてきたら危ないしね…)。
復興のシンボルなんでしょう。
でもちょっと気になったのが、付近の商店ビルに空きが多かったこと。結構スカスカなんですよ。儲からんのか、商店が多すぎるのか…。ちよっと心配になりました。
秋葉原のラヂオデパート(今もあるのかな?)とか、名古屋の大須とか、中野ブロードウェイみたいなゴチョゴチョした系統のビルとかできたら結構面白いのに。一店舗一店舗分散しているのではなくて、一か所に特徴のある癖の強い店が集まると魅力的なビルになるんですよね。
なんかね、新長田ならできる潜在的な素地がありそうな気が、私はするんですよ。
(人混みは嫌いですが、専門性の高い込み混み入ったた感じのまちは好きです)
海の見える須磨駅へ
さて、その後ですが、何となく海が見たくなってJRで西へすすむ電車に乗りました。
ええ、ここは「阪急阪神1dayパス」の範囲外ですので、別料金となります。
新長田同様、気になっていた須磨へ行ってみました。
JR神戸線の須磨付近って、海が見えて綺麗なんです。で、いつか降りてみたいと思っていたのですが、一度も降りたことのない駅でした。
何があるかはわからない、いきあたりばったりですが、海が見えるのは間違いありません。
JR須磨駅を降りると、目の前は海。
手前は、舗装された道(遊歩道?)。結構砂浜に、人が散らばっています。
でも、アップでとったら怪しいことこの上ないので、撮るのは、引きの絵だけです。
それも、できるだけ海水浴の方が写らないようにしながらです。
泳ぎたい…。
今日の私の恰好は半そで半ズボン。
シャツを脱いで、砂浜に入って、日光浴でも…と一瞬思いましたが、足元を確認したら革靴でした。
このまま砂浜に入ったら、砂だらけになってしまいます。
泳ぎたくなるような暑さですが、海パンも持ってきていません…。
カバンの中をみても、古新聞もなけれれば、シートもありません。
D3300は、小さいとはいえ、レフ機。日光浴や海水浴では邪魔になります。
やはり散策くらいにしておきましょう。
しかし、皆さん海水浴や日光浴のあと、砂の処理をどうしているのか?と疑問に思っていると、公衆トイレにシャワーが併設されていました(写真は撮っていません)。
なるほど、これだと砂を流して帰れますね。
でも、水着はどこで着替えるんでしょう。
遠くから電車でやってきて、カメラ撮影も兼ねて砂浜で遊ぶとなると、ビーサンとかも持参しないとなませんし、撮影と小ぎれいな店での買い物とかと兼ねるのは、やっぱりちよっと無理な感じですね。
海水浴や日光浴している方を撮るのは、いかにも怪しいので、船でも撮ることにしましょう。
神戸のモザイクから発着する観光船「コンチェルト」です。
こちらは、よくわからん船。黒いのはゴミじゃなくて、鳥です。
こちらはモザイクの対岸にある、オリエンタルホテルから発着する観光船「ルミナス神戸Ⅱ」。
速力は同程度だったはずですが、「コンチェルト」よりもこっちの船のほうが大きいです。
煙突のある後部の甲板は結構ひろく、立ち歩けるようになっています。
したがって、神戸空港への離着陸機を船上から撮影するのであれば、多分「ルミナス神戸Ⅱ」のほうが有利です。
(船は上にあがるほど、先端、後端、両端にいくほど揺れは大きくなるので、酔いやすい方は下層の中心付近にいたほうがよいです)
これらの観光船に乗ることも考えたのですが、ちよっと時間的に厳しそうでしたし、あまりの暑さにギブアップしました。
須磨駅から、阪急阪神1日切符のつかえるところまで戻ります。
JR兵庫駅までもどり、そこから徒歩で「大開駅」へむかうことにしましょう。
兵庫駅にて
JR兵庫駅付近で面白いものを発見。
1等水準点がありました。
大開駅からは、体力を使い切ってしまったため、ひたすら冷房の効いた電車の中で体力回復。心斎橋付近で買い物をして、帰路につきました。
「阪急阪神1dayパス」は、一日中阪急阪神沿線を動くようなケースは、お得かもしれません。平日も使えますので、仕事を終えて、ちょいと寄るような場面でも使えるかもしれません。
通過はするけれども、降りたことのない駅をぶらぶらするのには、うってつけです。
「まだ見たことのないもの」を見に行ってみてはいかがでしょう?
(今回は、暑すぎたけど…。)