長生を案内する、那賀町の観光パンフレット

 

 長生を案内、那賀町の公式観光パンフ

 阿南や富岡自身が、いくら富岡が重要な拠点であるべきだ、などといっても、客観性がなく、説得力を感じない。

 外部の声こそ重要だ。

 



 那賀町の看板パンフレットをみてみよう。

 

 徳島市から那賀町へのアクセスは、自動車は長生町経由を案内している。鉄道では桑野駅を案内している。鉄道も遠回りとなる阿南沿岸部経由を本心では望んでいないと理解するのが自然だろう。

 阿南沿岸部や富岡の交通機能の充実や、中心機能の充実を、県南部が望んでいるようには、とても考えにくい。

 

 

 

 県南部が本当に望んでいるのは、長生側にハブ・ターミナルが存在することだろう。羽ノ浦や、阿南インターチェンジ周辺の大野地区などだ。


 

 阿南のやり方に周辺自治体がNOと言っている。こうしたパンフレットにみる小さな声に気づくべきだ。そしてそれは阿南市内においても、阿南内陸部が現状に納得しているかどうか、つねに疑問視すべきだ。
 

 

 

 阿南行政や富岡付近の人にお聞きしたい。あなたは日和佐に行くとき、特段の用がなくて、椿町を通っていくだろうか? 徳島市に行くとき、和田島を通っていくだろうか?

 

 富岡・見能林は、盲腸のような立ち位置であることは事実だ。内陸部から見れば、その先は海しかない。椿半島や和田島の半島と、基本的に同じ地だと見られている。いわば、"見能林半島" のようなものなのだ。

 

 


 阿南市は、高速バスや路線バスも巻き込み、鉄道との連携策を行っている。路線バスは阿南駅に集まるように路線が設定され、阿南駅前で高速バスから別の交通手段に乗り換えさせるよう誘導している。

 

 問題は、その中核となるハブ・ターミナルが富岡地区・阿南駅であることだ。県南から発着すると、見能林半島に迂回せねばならない。この構造を県南部が積極的に望んでいるとは考えにくい。

 

 富岡は、支線を伝ってアクセスする"周辺部" に留めるべき存在だ。