前回：大人気のマルーチ＆ビクタス硬式木製バット！バックパックも新入荷！の話へ戻る
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【ライバル】（Rival）
同等もしくはそれ以上の実力を持つ競争相手。
好敵手（こうてきしゅ）、宿敵（しゅくてき）とも訳される。
あらゆるスポーツにおいて
ライバルの存在なくして自分自身を高めることは出来ない。
ニューヨーク と ボストン
メジャーリーグの世界で
この2つの都市は長くからライバル関係にある。
メジャーリーグでは
敵チームの中心選手に対してブーイングを浴びせることは日常茶飯事。
むしろ敵地のファンからブーイングを浴びせられるのは中心選手として認められている証拠でもある。
2016年限りで惜しまれつつも引退されたレッドソックスの主砲・オルティーズ選手も敵チームから認められていた選手の一人だった。
敵地・ヤンキースタジアムで打席に立つだけで強烈なブーイングが彼を襲う。
そんな中、迎えた2016年9月29日 ヤンキースタジアム（現地時間）
ヤンキースとレッドソックスの今季最終戦。
引退をするオルティーズ選手にとっては
最後のヤンキースタジアムでの試合。
その第一打席。
名前がコールされ、打席に向かう。
通常、ビジターのチームの選手のコールはホーム選手に比べて控えめなことが多い。
しかし、この日だけは違った。
それから
オルティーズ選手を待っていたのは
強烈なブーイングではなく
総立ちのヤンキースファンと
鳴り止まない拍手と歓声だった。
最後の最後で粋な演出だ。
試合後のオルティス選手のコメントも載せておこう。
「驚いたよ、ブーイングされなかった。
ヤンキースファンは俺が去ることが嬉しかったのだろう」
こんなに洒落ているコメントを他には知らない。
そして最後に
ボストンのフェンウェイパークで流れる
定番曲【スイート・キャロライン】が
敵地のヤンキースタジアムで流れる。
そんな演出もオルティーズ選手への餞別だった。
オルティズ選手の引退から2年余り
人気のマルーチ硬式木製バット
DO34モデルは廃番になってしまった・・・
やはり結構、人気なモデルだっただけに残念だ。
しかし、ある日の昼下がり。
「廃番になったのならオリジナルで作ればいいじゃないすか・・・」
あのとき
修理人の原戸はそう言った。
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そんなこともあって
久しぶりに入荷したのが
硬式木製バット
Marucci（マルーチ）
【DO34モデル】
ボストンのファンから愛されていたビック・パピ（BigPapi）。
そのバットは下北沢のベースボールマリオで購入可能となった。
マルーチやビクタスのバットを購入した大学生が皆、口を揃えて言う言葉がある。
「これ使ったらもう他のバット使えないですよ」
メーカーの人が聞いたら嬉しくて涙がこぼれてしまうだろう。
最近は高校生も練習で木製バットを使う選手が多くなってきた。
もちろん竹バットが主流なのだが、中には木製バットを使う選手もいる。
先日、高校生のお客様が立て続けにマルーチのバットを購入していった。
それもそれぞれが違う高校のお客様だ。
どうやら・・・
マルーチ独特の
乾いた打球音と手に残る打感は
高校生の間にも広がってきているみたいだ。
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