前回:日ハムの田中賢介選手がローリングスを使う理由の話に戻る
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Rawlings GOLD GLOVE CLUB
(ローリングス ゴールドグラブクラブ)
略して・・・
RGGC
ローリングスの硬式グラブが一新された。
RGGCとはその生まれ変わったグラブが置いてあるお店のことを総じた名称だ。
実はこのローリングスのRGGCのグラブは大きく2つに分けられる。
プロプリファードとHOH
この2つはローリングスにとって代名詞とも言えるグラブのシリーズだ。
ちなみにこの2つはどちらが良いとか悪いとかの話ではなく、好みの問題である。
今回、ベースボールマリオではプロプリファードのシリーズのみを展開している。
理由は展示会で手に取った瞬間から手馴染みの良さを感じたのがこちらだったからだ。
(HOHは使えば使うほど手に馴染んでいくイメージなのでそれが好きな方はHOHがお薦め)
革はカナディアンキップレザーを使用している。
軽量設計と謳われている通り、グラブをはめたときに感じる重さは爽快だ。
ローリングスではお馴染みのデュアルパームテックを初期搭載している。
このデュアルパームテックはボールの衝撃を抑えるだけではない。
最適なポケットが自然と作りやすいというのも特徴の一つだ。
グラブブルペンの一角にRGGCが設置された。
グラブブルペンロゴとRGGCロゴが共に並んでいる特別仕様だ。
ちなみに現在はRGGCのすべての種類がグラブブルペン入りしているわけではない。
まだブルペン入りしていない品番もあるのでそれは今後、ブルペン入りする度に紹介させて頂く。
今日の記事は内野手用グラブの一つを例に展開していこう。
品番:GH9PRN62
こちらは今回、ベースボールマリオの中では注力して販売していきたいグラブの一つ。
捕球スタイル別パターン設計で言えば
【しっかり掴む内野手用】
・・・と謳われている。
その言葉に間違いはない型となっている。
こちらがそのしっかり掴むグラブのGH9PRN62
ブラックカラー×赤ラベルの組み合わせに関して言えば個人的にはローリングスの右に出るものは無いと思っている。それくらいダンディでスタンダードな組み合わせ。
そんな中でシェリーカラーを定番で持ってきているところが憎いほどカッコいい。
捕球面は人差し指が正面を向いている。
今までのローリングスはどちらかと言うと人差し指は親指側を向いて角度が付けられていた印象。
この型に関しては人差し指の向きとヒンジの向きが一番のハイライトかもしれない。
ボールをグラブの中心でしっかり掴むことに特化している設計だ。
この型番に関しては基本モデル通り、順巻きで使って頂きたい。
そして・・・
今回のRGGCの硬式グラブで一番変わったと思うところ。
ここからが今日のブログの本題。
(うん、カッコいい…)
これは今までのローリングスのグラブ
(型番は46型)
普通に手を入れてはめると・・・
親指はこの角度で入っている。
これは指掛けの角度や親指全体の角度によってこのようになっている。
(型付けや使い方ではなく、グラブの型紙がそうなっている)
親指が利きやすく、親指の動きとグラブの動きを連動させるためには・・・
このように親指のハミダシに沿って親指が入らないと親指にスムーズに力を伝えることが出来ない。
親指の角度(赤ライン)
芯材の角度(黒ライン)
ちなみに
この46型を小指2本入れで使ってみると…
薬指と小指が利きやすく、このように親指を動かさず、小指を独立して動かせる。
グラブを外すと薬指と小指はこんな動きをしている。
この時の親指に注目して頂きたい。
親指はやはりこの角度になっている。
実はこれはこれで悪くはない。
今までのローリングスのグラブがダメなわけではなく、ローリングスのグラブは小指2本入れで使うと親指の角度は気にならない。
・・・・だからローリングスのグラブを使っているメジャーリーガーは小指2本入れが多い(しっくりくる)のではないかという仮説。
(あくまで澤木の仮説)
今までのローリングスは小指2入れで使うとしっくりくるのはそういった理由だ。
そして・・・
今回のRGGCの硬式グラブ・・・・
手を入れてみる。
親指の角度に注目して頂きたい。
このグラブは親指はこの向きで入っている。
これが親指が芯材に乗っている状態。
これは正直、感動するレベル。
今までのローリングスと今回のRGGCグラブを交互にはめるとよく分かる。
グラブを外すと親指の角度はこうなっている。
親指が親指芯に乗ると自然と親指の角度は捕球面に向かっていく。
これはもう既にボールを掴む指の形をしているではないか…。
親指が親指芯に乗ると親指の動きをダイレクトにグラブに伝えることが出来る。
これは親指を利かせるための必須項目だ。
ちなみにこの親指が親指芯に乗る設計のグラブは今回紹介したこの内野手の型番だけではない。
RGGCで生まれ変わったすべてのグラブがそのように設計されている。
内野手用だけではない、投手用も外野手用も同様だ。
これは是非、実際に店舗でグラブに手を入れてみて頂きたい。
そして親指の角度、親指が芯材に乗っているかどうかを実感して欲しい。
他メーカーでも
「何となくこのグラブはフィットする」
・・・と感じるグラブは大体、親指が乗っている。
今回は親指の角度にフォーカスしてブログを書かせて頂いているが、もちろんRGGCグラブの改良点は親指だけではない。
それ以外の細かい部分についても非常に考えられて作られているというのはグラブ設計の担当者から展示会で伺った。
昨日のブログでこのRGGCの硬式グラブは全国でもネット販売が禁止されていて、店舗のみでの販売と書かせて頂いたのだがその理由は分かる気がする。
やはり、手にとって、実感して、納得してご購入頂きたい。
心からそう思うグラブの販売が
既にスタートしている。
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