前回:これはオーダーではない!ウイルソンWanna be HEROシリーズ!の話に戻る
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同じ日に入荷したグラブは【同期】と呼ぶようにしている。
さらに言うと、同じ工場から入荷してきたグラブ達は【幼馴染】と呼ぶようにしている。
ちなみにそう呼んでいるのは澤木だけだ。
しかも、そう呼ぶように決めたのはこの記事を書いている最中だ。
つまり
普段はそんな風に呼んでいないということだ。
こちらは18年秋冬シーズンの限定硬式グラブ。
洗練されたDUALシリーズとなる。
基本型は人気のDUALシリーズで圧倒的な人気を誇っているD5型だ。
さらに高校生に圧倒的な人気を誇っているEオレンジ。
これこそ圧倒的な人気を誇っている組み合わせと言えるだろう。
ウェブは【DVウェブ】が初期搭載されている。
オーダーグラブ以外でこのウェブがついているというだけでテンションが上がる。
分かってくれる人もいるはずだ。
そして、これは前にも書かせて頂いたが18年秋冬限定の硬式グラブに関してはハミダシが切りハミ仕様になっている。
DUALの定番グラブは玉ハミを搭載しているのでこれだけでも限定感がある。
切りハミと玉ハミどちらが良いとか悪いとかを比べるのはナンセンスだ。
そのれは一旦、置いておいて切りハミはスタイリッシュに見えるというかシュッとしているように見える。
(個人的には玉ハミが好き)
そしてラベルも定番にはついていない【スカイ×グリーン】のラベルが初期搭載されているので他のデュアリストと被る心配は無用だ。
そして個人的には一番のポイントだと思っているのがムートン部分が【エアフロー】になっている点。
これは非常に嬉しい。
私がオーダーをする立場なら確実に【エアフロー】は選択していきたい。
吸汗性の高い特殊成型スポンジ素材は汗を吸い取るだけでなく、フィット感も非常に良い。
仮に「明日からグラブのパーツの一つになってくれ」と言われたら迷わず【エアフロー】になりたい。
それくらい【エアフロー】が大好きなのだ。
D5型の人気の理由はもちろん使い易さなのだが、その使い易さの理由の一つがD5型のヒンジの向きなのかもしれない。
このヒンジの向きと角度がとても重要。
使ってみると実感する。
今回、お客様からこちらのグラブを【手揉みオイル型付け】の御依頼を頂いた。
(御依頼有難う御座います)
D5型のヒンジの向きを意識して型をつけていく。
捕球面を打球に向ける。
守備率10割を目指すためにはいかにイレギュラーバウンドを捌くかが大事だ。
ポイントはグラブを早めに出すことらしい。
打球との衝突は避けたい。
「打球よ、入って来~い!」
という感覚だったり
「いらっしゃ~い!」
という感覚が大事だったりする。
心の中で
「跳ねる!」
・・・とつぶやくのもいいかもしれない。
厄介なのは跳ねたときよりも沈まれたときだ。
そこは【下から上へ】という基本中の基本の技術が助けてくれるだろう。
捕球面を長く向ける
面を打球のラインに入れる
打球を疑う
時には半身で
グラブは下から上へ。
そこまでやったのであればあとはDUALの指先の強さに身を任せるだけだ。
あとはDUALテクノロジーが何とかしてくれる。
指先の強さが球際の強さなのは間違いない。
指先に当たっても自然とポケット部分に収まるように。
DUALの特性を活かして、指先のアーチを活かして・・・・。
そんなことを意識しながら型付けをする。
いや、グラブ自体が意識させてくれるのかもしれない。
やはり・・・D5は良い。
改めて実感する。
あれ!?
そういえば・・・
【幼馴染】のD8はどうしているだろう…
次回:【D5とD8の巣立ち】いつかあの舞台で再会することを約束して(B)へ続く
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