前回:ウイルソンBearグラブ袋の話に戻る
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Bear袋からのDUALという新たな流れを確立しつつある中で・・・
今回新たな【デュアリスト】が誕生した。
こちらの型番は・・・
二遊間を守る選手から絶大なる評価を得ている69型をベースにして作られたD6型だ。
Wilson(ウィルソン)お薦め定番グラブ WTAHWP69H型
以前にも紹介したが69型はロングセラー商品となっている。
その69型をDUAL構造を加えてパワーアップしたのが今回紹介しているD6型だ。
「指先の強さが球際の強さ」
・・・というフレーズが大好きで使わせて頂いている。
上手い内野手というのは投手が打ち取った打球を確実にアウトにすることである。決して横っ飛びをしてファインプレーをすることだけではない。
これは守備率10割を目指しているウイルソンのグラブと同じだ。
「イレギュラーしたから捕れませんでした」
・・・これではその先のレベルに進めない。
いかにイレギュラーバウンドを捕球してアウトを取るか。
その為の指先の強さでもある。
それがミスの少ない守備へと繋がる。
一流の内野手はイレギュラーしたことも感じさせないくらい何事も無かったかのように打球を捌く。その後は涼しい顔をしてボールを回す。そこが内野手にとってのカーテンコールだ。
(指先の強さと粘り)
今回はこちらのD6型のEオレンジをご購入頂いた。
ここから【手揉みオイル型付け】を施していく。
これが型付け前のD6型の捕球面だ。
そして・・・
型付け後の捕球面がこちらだ。
「打球をしっかり掴みたい」
・・・というご要望。
D6型は捕球面を広く、そして開いて使う型となっている。
もちろん掴めないことはない。
型付け前の写真と
型付け後の写真を見比べて
「おや!?お通しが・・・」
・・・と思った方もいるかもしれない。
型を付けてみて身体全体で感じたことがある。
『やっぱり硬式用のデュアルは良い!』
思わず、自分が欲しくなってしまう。
型付けをしているとたまにそういうグラブに出逢うときがある。
今回、出逢ってしまったのだ。
この感動を誰かに伝えたい。
自分一人で感動していていいのか。
誰かと共有したい。
辺りを見渡すと
すぐ近くにD竹内がいた。
D竹内に声を掛ける。
澤木「タケ、やっぱり硬式のデュアルは良いな!」
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D竹内「澤木さん・・・それ軟式です!」
なに!?
D竹内「それ軟式ですよ。自分が接客しました。」
本当だ!
Rubber Ball(ラバーボール)という文字が小指部分に刻まれている。
澤木はこのグラブを手にとって、型付けをしている最中もずっと硬式用グラブだと思っていた。
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ここである一文が脳裏に蘇る。
ウイルソンのカタログに記載されている
あの一文だ。
これはもはや軟式用ではない
完全にやられた。
澤木「これはもはや軟式用ではないじゃないか」
思わずカタログに書いてある一文を復唱してしまう。
硬式用としても十分使えるくらいのハイクオリティなグラブであることは間違いないだろう。
革質や芯の強さが硬式のそれと何ら変わらない気がする。
硬式用DUALと軟式用DUALを目隠しして触って手にはめたら分からないレベルなのではないか。
(今度やってみよう)
ウイルソンのカタログにもちゃんと記載されている。
M号球が導入されて軟式野球は確実に変わる。
より硬式野球に近いプレーが求められるのでそれに対応するためのグラブというわけだ。
あの方が言うのだから間違いないだろう。
ちなみに・・・
こちらは軟式DUALグラブのD5型(写真・左)と今回のD6型(写真・右)の比較だ。
D5型の人気も凄まじいものがある。
D5型とD6型では捕球面の設計が結構違う。
(D5型)
(D6型)
これはどちらが良いとか悪いとかではなく、自分の好みとプレースタイルと手にはめた時に感じるエナジーを大事にして決めて頂きたい。
ここから先を決めるのはプレーヤー自身だ。
改めて書かせて頂く。
「これはもはや軟式用ではない」
では何なのか!?
ここまでブログを書いてきてずっと考えてきた。
しかし、ここでは敢えて書かないことにする。
その答えは実際にグラブを手に取った時に分かるだろう。
答えを導き出すのはそれからでも遅くはない。
プレーヤー自身で答えを導いて頂くことが理想的だ。
最後に・・・
今回、味わった感動を忘れないためにも
全世界に向けてこのハッシュタグを放っておく
#澤木さん…それ軟式です!
(続く)
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