キャッチャーミットのウェブ【こだわりの紐通し】

こんにちは

ベースボールマリオの澤木です

今日、家を出て自転車に乗る瞬間に「あ、今日寒い」と感じました。
そして気付いたら自宅前の自動販売機に「あったか～い」が追加されていた
何か朝から季節の変わり目に遭遇しました

ということで気温が一気に下がっているので体調管理には気を付けましょう

気温や湿度の変化に敏感なのは我々人間だけではありません・・・

そうです。
グラブも革製品なので気温の変化に敏感です。

この時期は空気が乾燥しているのでグラブの紐が切れやすい・・・。
修理に持ってくるお客様も多いです。
この時期は今一度、グラブを点検して紐が乾燥していたら紐にもオイルを塗ってあげましょう。

今日は先日、お客様が持ってきたキャッチャーミットのウェブの紐交換について。

このウェブ部分の紐ってキャッチャーをやっている方なら一度は切れたことありますよね。
投手の力強いボールを受け止めているのである意味仕方ない部分です。

この部分は普通に紐を通して修理するんですが・・・

実は・・・少しだけ切れにくいように工夫します。

この画像は・・・
オリックスの正捕手の伊藤光選手のミット。
（画像は「野球グラブ大鑑」ベースボールマガジン社より引用）

記事によると伊藤選手のミットはこのウェブの部分を1本の紐ではなく、
2本の紐を使って紐通ししています。

ではやってみましょう！
↓↓↓↓

1本目の紐。
ここまでは普通に通します。

ここまで紐を通します。
通常はここから同じ紐で折り返していくのですが、1本目はここで終了。

続いて2本目の紐いきま-す！！（お願いしま-す！）

同じように紐を通してスタート。
通し方も全く同じです。

このように終わりが2本になります。あとは結んで終了！

（通常、この部分は上の写真のように紐の折り返し部分になります。）

このように結び目が2つできることになります。

「えっ！」

「それだけ！」

「紐が通っている部分は普通と変わってないやん」

・・・・と思った方もいらっしゃると思います。
私も最初はそうでした

通っている紐の部分は同じですが1本の紐で折り返して結ぶより、
2本の紐を使って結び目を2個にした方が衝撃に対しての耐性が強いんです！
これにはビックリ。目からウロコでした。

通し方自体は簡単なので
騙されたと思って皆さんもやってみてください

記事内容とは関係ないですが
カンタマのTAMAZAWAミット・・・カッコイイですよね渋いです