そう！サッカーファン、特にイングランドプレミアリーグのファンの皆様、今シーズンの「赤い悪魔」本拠地、聖地オールドトラッフォードでの初試合はマンチェスター･ユナイテッドに引けを取らない名門チーム、チェルシーを迎えてのとても見応えある試合となるのだ。試合が予定されている8月27日、この試合を見るために普段より早めに目覚ましを設定する、もしくは寝ないで観戦しようとしている方も多いではないのだろうか？
2013－14イングランド･プレミアリーグシーズンの開幕戦、「赤い悪魔」はスウォンジー･シティ本拠地に乗り込み1－4で快勝。ピッチ上では昨シーズン王者の看板に恥じない戦いぶりを見せているマンチェスター･ユナイテッドだが、昨シーズンと状況が何も変わらないというわけではない。まずは、名実ともにエースストライカーといえるチームの中心選手ウェイン･ルーニーの去就問題。そしてそのルーニーをマンUから略奪しようとしているのは、何を隠そう今回の対戦相手チェルシーなのだ。
このルーニーの争奪戦を背景に、両チーム間のテンションが高まっていく中、スタジアムで、またはテレビの向こうからいずれか好きなチームを応援する皆様の観戦の興奮をさらに高めてくれるのは各スポーツブックメーカーがこの試合に提供するオッズである。無数にあるスポーツブックだが、ここでは例としてけんたろーが普段利用している日本語対応スポーツブックSBOBET.comのオッズを使用することにする。
そのSBOBET.comがこの試合につけたオッズにて勝率を*2.49とされているマンチェスター･ユナイテッドだが、先述のルーニーの去就問題に加えて、昨シーズンからの変更はある。それは、27年間に渡りこの強豪「赤い悪魔」を指揮し続けた名将サー･アレックス･ファーガソンが昨シーズン限りで勇退し、エヴァートンを指揮していたデイヴィッド･モイーズが新指揮官となったのである。この政権交代は開幕戦を見る限りはプラスに働いているように思えるが、はたしてプレミアリーグを代表する強豪チームとの対戦ではどうなるのだろうか？
さらに気になるのは先ほどから名前が挙がっている、去就が注目されているウェイン･ルーニーがこの試合に出場するのかとういうことである。プレシーズンマッチは負傷のため欠場し、開幕戦は62分から出場を果たしているが、はたして彼はもしかしたら今後移籍することになるかもしれないチームを相手に、対戦相手の一員としてピッチに立つのだろうか？
その去就問題の発端はサー･アレックス･ファーガソンが勇退を目前として、ウェイン･ルーニーがファーガソンがマンチェスター･ユナイテッド指揮官の座を降りる前に移籍したいと願い出たと語ったことに始まる。「赤い悪魔」の元守護神、シュマイケルはルーニーから直接事情を聞いたとする上で、ルーニーから移籍を願い出たことはないと否定しているがその真実は当事者たちにしか分からないだろう。
いずれにしても、もしもルーニーが出場するとすれば、「ブルーズ」相手とはいえ「赤い悪魔」の勝率は一気に高まる。だが、もしも出場しないということになれば、多くを語るまでもなく、苦戦を強いられることになるのは明らかだろう。
まして、対戦相手はSBOBETの設定したオッズにて勝率を*2.76とされ、低迷が続いていた状況を打開しようとその指揮権を過去に最も栄光を極めた時代の指導者、ジョゼ･モウリーニョに移行させたばかりのチェルシーである。
イタリアでインテル、スペインでレアル･マドリードと世界に名高い名門チームの指揮を執り、6年ぶりにプレミアの舞台に戻ったモウリーニョ監督だが、かつて壮絶な舌戦を繰り広げたファーガソン氏はもうベンチにはいない。モウリーニョ監督は以前ファーガソン氏の引退に際し、英メディアのインタビューに「私もそうだが、どの監督にとっても、あの伝説的な人物が我々を待ち構えていないオールド・トラフォードでユナイテッドと戦うという感覚に慣れるのは難しいだろうね」と、ファーガソン氏の不在は不思議な感じがするだろうと話していた。一方で同監督はモイーズ監督の招聘を「素晴らしい選択」とも語っており、両者の対面にも視線が注がれている。
しかし何と言っても一番の注目は、しつこいぐらい書くがルーニーを巡る状況だ。先述の通りチェルシーはマンU からルーニーの獲得を目指しており、今夏すでに2度のオファーを提示。マンU側はそのいずれも拒否し、モイーズ監督も一貫してルーニー放出の可能性はないと述べている。しかし、モウリーニョ監督は何度となくルーニー獲得を諦めていないことを示唆しており、クラブ側も三度目のオファー提示の可能性を否定していない。
さぁ、見応えがある、いや、ありすぎるこの1戦だが、はたして勝利を飾るのはどちらだろうか？
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