ユヴェントスFCといえば言わずと知れたセリエAの覇者であり、他のチームから脅威とされ恐れられているチームである。通称を「白い貴婦人」とし、そのニックネームまでもが品格を漂わせるこの名門チームが昨シーズン喫した黒星は僅かに5個、ドローに終わった試合も6試合のみとし、白星を27個、勝ち点を87も稼ぎ王者に君臨したのだ。その実績を見れば、彼らとの対戦を叶うことならば避けたいと他のチームが思ったところで、無理も無いだろう。
だが、その「貴婦人たち」にも、苦手なチームというのは存在するようだ。そしてそのチームこそ、何を隠そう、彼らがタイトル防衛の戦いを開始させるとても重要な新シーズン開幕戦にてぶつかる相手なのだ。
UCサンプドリアは8月25日、この本拠地での2013－14セリエAシーズン開幕戦に自信高く臨んでくることだろう。ではここで、この2チームの戦績をご存知ではなかった方のために、簡単にではあるがこれまでの戦いを振り返ってみよう。
誤解を避けるために先に明記しておくが、サンプドリアは決して強豪と呼べる程のチームではない。昨シーズンを例に挙げればシーズンを通して戦った38試合中、白星を飾ったのは僅かに11試合、残る27試合は17敗10分として14位という真ん中より下の順位で終え、さらに1990－91シーズンにクラブ史上初となるリーグ優勝を果たして以降、20余年の間に2回もの2部リーグ降格を味わい、最高順位も3位で終えた1993－94シーズン以外は毎年トップ3圏内にも入れていないチームなのである。だが、特筆すべきはその昨シーズンの11個という白星の内、2個を王者･ユヴェントスから勝ち取っているということである。
その昨シーズン、サンプドリアはまずユヴェントスとの今年1月6日の初顔合わせに敵地で1－2で勝利し、金星を飾ったばかりか連敗を3で止めて見せた。その勝利に勢いづいたのか、サンプドリアは続く3試合に連勝を収めることになる。そこから2試合をドローとした後、7連敗と一旦は得た勢いをシーズン終了まで続けられなかったのが悔やまれる限りだが、そんな中、5月18日の試合ではもう一度「貴婦人」を下すことになる。
どうだろう？この試合にユヴェントスの勝利を安易に予想するのは微妙に思えないだろうか？事実、ユヴェントスはここ3年間で戦ったサンプドリア戦、5試合に白星なしが続いている。昨シーズンのスウィープに先立って、2011年1月には無得点ドローで終え、2010年9月12日の試合では3－3のドロー、2010年3月21日の試合では1－0で敗戦しているのだ。
この試合、もしもユヴェントスに希望の光があるとすれば、マウロ･イカルディのインテルへの移籍であろう。
なんにせよ、「貴婦人たち」が今季タイトル防衛を目指すにあたって、サンプドリアは是が非でも倒しておかなくてはならない相手であることは間違いない。
みなさんはこの試合、どちらの勝利を予想しますか？
注目の1戦は8月25日03:45(日本時間)から。
日本語対応スポーツブック、SBOBET.comではこの試合、サンプドリアの勝率を＠6.80、ユヴェントスの勝率を＠1.48としています。
まだスポーツブックのアカウントをお持ちで無い方は、今すぐ下のバナーから特典付き入会♪
