セレッソ大阪と清水エスパルスが8月17日、長居スタジアムにてJ1公式戦を戦う。両チーム共、目指すは単なる勝利ではなく、J1順位表においての自らの順位を上げるための連勝をスタートさせるきっかけとなる勝利である。
そう、セレッソは8月10日、0－3で勝利した大宮アルディージャ戦に続く2勝目を目指し、清水エスパルスは3－1で敗戦したアルビレックス新潟戦から復活を果たす勝利を目指す。
もしもこの試合に勝利を飾ることができれば、現在9勝5敗6分としているセレッソは上位組の仲間入りをする足がかりを掴むことができ、これまで戦った20試合中僅かに7勝しか挙げれていないことで現在下位組に甘んじている清水エスパルスは順位を一つでも上げ、上位組に近づく突破口を見出せることだろう。
清水エスパルスがつけいるべきセレッソ大阪の隙があるとすれば、それはセレッソ大阪が最近、序々にではあるがホームでの戦いに弱さを見せ出しているということである。彼らは、7月に戦ったホーム戦2試合、サガン鳥栖戦と横浜F.マリノス戦にはそれぞれ4－1、2－1で勝利したにも関わらず、さらに4月13日、大宮アルディージャに1－2で下されて以降、しばらくの間ホームでは無敗を誇ったにも関わらず、その勢いは少しづつ陰りを見せ始め、直近のホーム戦、8月3日のヴァンフォーレ甲府戦には0－1で敗れているのだ。だが、同時に清水はセレッソがホームにあのマンチェスター･ユナイテッドを迎え、2－2のドローで終えているということも忘れてはならない。はたして親善試合だったとはいえ、イングランド･プレミアリーグの覇者、マンチェスター･ユナイテッドを迎えて引き分けたという事実をセレッソがホームでの実力を落としつつあると見るか、維持していると見るかは人それぞれだろうが、けんたろーは「赤い悪魔」相手に2ゴールを決めドローで終えたという事実は快挙と呼ぶに足りると思う。
そしてその大阪が2連勝目となる白星を挙げるには、清水のアウェーでの弱さにつけこむしかない。4月に0－1で勝利した鳥栖戦と浦和レッズ戦の2試合以降、5月11日にヴァンフォーレ甲府に0－2で勝利し、7月17日は柏レイソルと2－2でドローとした以外、清水はFC東京には2－0、名古屋グランパスには2－1、鹿島アントラーズには3－1、そしてアルビレックス新潟には3－1でと尽くアウェー戦を落としているのだ。
さぁ、このJ1･5位と13位の対戦、勝利を収めるのはどちらのチームになるのだろうか？
試合は8月17日、19:00～
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