12/23(土) 中学生軟式野球教室12-4を行いました。
ウォーミングアップ、キャッチボール、外野ゴロ捕球と送球を行いました
今回の教室では、外野ゴロの捕球の仕方と、外野手としての強い送球の仕方を指導いたしました
外野ゴロを捕球する時によく見られるのが「体の横で捕球」している姿です
これは捕球してから「大きくグローブを振ったその反動で強い送球」をしようとしていることが原因に考えられます
確かにこの反動を使うことである程度の強さの送球は出来るかもしれませんが、こういう捕り方をしていたのでは少しでもイレギュラーしてしまうと「打球を後ろに逸らして」しまいます
外野手が打球を後ろに逸らすと間違いなく打者走者までホームへ帰って来てしまいますので、これは絶対にやってはいけないことです
外野ゴロを捕球しようとする際には・・・
①上へ跳ねた打球でも後ろに逸らさない
②地を這うような低い打球をトンネルしない
という二つの対策が必要になります
上に跳ねる打球への対策は、内野ゴロと同じように外野ゴロの捕球も「体の中心線で捕球する」ことです
たとえイレギュラーしたとしても打球が体に当たってくれ、前に落とすことが出来ます
地を這うような低い打球への対策は、捕球しようとするポイントに突然グローブを差し出すのではなく「20~30㎝手前からグローブを差し出し、グローブの先端で地面に一本の線が出来るように捕球する」ことです
こうすることでグローブが浮くことがなくなりますので、地を這うような低い打球をトンネルすることはなくなります
もちろん捕球後に行われる送球のことも考えなければいけませんが、先ず確実に捕球することが先決ですし、打球は「絶対に後ろに逸らしてはいけない」のです
また、外野ゴロを捕球した後の送球は、内野手と同じような送球の仕方ではいけません
当然、内野手よりも投げる距離が長くなるのですから、外野手には内野手よりも「力強い送球」が求められます
力強い送球をするためにはグローブを大きく振った反動だけでは全然足りませんので、「内野手よりも多くのステップを踏んで」投げなければいけません
外野手が捕球後に送球しようとする時には・・・
(1)1・2・3・4のリズムに乗って送球出来るようにステップを踏む
と、しっかりと体重が乗った力強い送球をすることが出来るようになります
外野手として求められる力強い送球をするためには、必要な数のステップは「省略することなく」踏まなければならないのです
外野ゴロを確実に捕球(最低でも前に落とす)したり、「長い距離でも強くて正確な送球」をすることが出来るようになるためには、このような注意が必要になってきます