『ザ・ウォッチャーズ』を観に行ってきました。
4人が並んで外から見られているチラシを見て、なんか地味だな~と思っていたら、いつの間にか『羊たちの沈黙』をパクったようなポスターも出現。
こっちの方がオシャレではある。
原題は『THE WATCHERS』で、“監視者”。
ペットショップで働く孤独なミナ(ダコタ・ファニング)。
店長からインコを届けてほしいと頼まれ、指定された場所に向かったはずが広大な森に迷い込んでしまう。
携帯電話も車も使えなくなってしまい、助けを求めて歩き出すと車を見失ってしまう。
森の中で見かけたマデリン(オルウェン・フエレ)の後を追い、建物にたどり着いて中に避難させてもらう。
そこはリーダー的存在のマデリン、20代のキアラ(ジョージナ・キャンベル)、最年少のダニエル(オリバー・フィネガン)が暮らしていた。
“鳥カゴ”と呼ばれるその部屋は、一面がガラスになっていた。
毎晩訪れる“何か”に監視されているという。
“監視者”の正体、その目的は…。
イシャナ・ナイト・シャマランの長編初監督作品とのこと。
父M・ナイト・シャマランが製作。
A・M・シャインという人の小説を映画化したものだそうだ。
最初のチラシを見て、ダコタ・ファニングってこんなに背が高かったっけ?と思った。
本編で4人が並ぶとそんなに身長差はなく、チラシのシーンはミナがガラスの方へ前に出て、それで大きく見えたんだね。
アメリカ映画だけど、アイルランドが舞台。
うんうん、“取り替え子(チェンジリング)”といえばヨーロッパだよね。
4人は、日中は外に出て狩りや植物採集、日が昇っている間に森を出ることは不可能。
森のあちこちに、「POINT OF NO RETURN」と書かれたプレートが。
そこから外に出ると、日が暮れるまでに“鳥カゴ”に戻ることが出来なくなってしまう。
ルールを守ることを嫌うミナは、ダニエルを巻き込んで穴を偵察。
自転車や懐中電灯、ビデオカメラをゲット。
“鳥カゴ”の外にセットしたカメラに映ったのは、ミナが来る前に助けを求めて出て行ったキアラの夫ジョン(アリスター・ブラマー)だった。
森ですごすうちに、なぜミナは孤独なのか、トラウマを抱えることになった過去が明かされていく。
留守電にメッセージを残していたルーシーは、双子だったんだね。
この手のものの素朴な疑問。
水は?食料は?髪の毛は?
トイレはバケツとのセリフがあったけど、お風呂は?
洗濯も無理だろうし、何ヶ月もあそこにいて髪が伸びた様子も、身なりが汚れていく様子もない。
食料は自分たちで手に入れるだけで足りるんだろうか?
ダーウィンと名付けられたインコのエサも必要だろうし。
そんなのは気にしちゃいけないんだろうけど、気になるよ。
ルールを破り、ウォッチャーズに“鳥カゴ”が襲われる。
地下へ降りる入り口を見つけた4人は、そこでこの場所の秘密と、森から逃げ出す方法を知る。
そこまでのダニエルの性格からしたら、なんで急にジョンを助けようとしたのか分からない。
森から生還し、そこで終わらなかったのでもしかしてと思ったら…。
やっぱりね。
キルマーティン教授(ジョン・リンチ)の見た目からすると、関連ありそうなのはあの人だよね。
あ~あ、森から出しちゃったよ。
あ~あ、ハーフリングは他にもいるかもとそそのかして逃がしちゃったよ。
その割には近くに残って“監視”してるんだね。
モヤモヤが残ってしまったんだけど、原作小説は面白いのかな?