『ザ・タワー』を観に行ってきました。
チラシを見て気になっていたんだけど、ものすごい公開規模が小さかったんだね。
原題は『LA TOUR』で、フランス語の“タワー”らしい。
オープニングもエンドロールも、文字がほとんど手書きでしかも汚い。
弟ドゥマに起こされたアシタン(アンジェレ・マック)は、窓の外が“闇”で覆われていることに気づく。
周囲にあった建物や景色は見えず、闇に物を投げると消え失せ、身体が触れると鋭利な刃物で切られたように切断される。
テレビは見れなくなり、携帯電話は圏外。
電気は不安定ながらもかろうじて使えた。
原因不明の闇のせいで、団地の中に足止めされた住民たち。
やがて、人種ごとにグループを作り、争いが起こり始める…。
IMDbを見ても、ほとんどのキャストが顔写真なし。
ただでさえフランス映画なので英語圏の名前と違う上に、登場人物も多く、人種も様々で名前が覚えられない!
間違えていたらご容赦を。
アシタンが頼るアメッド(ハティック)はアラブ系、その他にアフリカ系、白人がいる。
アジア系は出てこなかった。
こういう閉鎖空間モノでいつも気になるのが、食料と排泄。
○○や△△を繁殖させたとしても、何年もまかなえないと思う。
排泄問題は一切触れられてなかった。
あと髪型も、アシタンだけは年月の経過で変化があるけど、モブキャラたちは何年も閉じこもっているとは思えない見た目。
あの団地には美容師がいると勝手に妄想。
水道を使ってたのは最初だけだったし、途中から明かりは松明を使いだした。
あの集合住宅で、何年も生き続けるのは無理がある。
さらに、闇は外だけじゃなく建物の中にも入ってきて…。
大量の「?」が頭の中を飛び交う。
闇の原因も分からないし、オチもなく終わってしまった。