ボーンズ アンド オール。 | すぷのたわごと。

すぷのたわごと。

ほぼ映画の感想&素朴な疑問(別名ツッコミ)。
目標「観ずに後悔するより観て後悔」。

『ボーンズ アンド オール』を観に行ってきました。

早起きして朝8:05からR18+。

原題は『BONES AND ALL』

“骨まですべて”かな?

邦題の単語と単語の間に「・」がないのは珍しいね。

 

人を喰べる衝動を抑えられない18歳の少女マレン(テイラー・ラッセル)。

ついには父親にも見捨てられ、父が残したカセットテープと出生証明書をたよりに、顔も知らない母親を探す旅に出る。

そして同族(イーター)だと名乗るサリー(マーク・ライランス)と出会い、鼻の使い方を教わり、一緒に“食事”をするが、彼に不穏なものを感じて別れも告げずに去る。

次に出会った同族がリー(ティモシー・シャラメ)。

初めて自らの存在を無条件で受け入れてくれる相手を見つける。

二人は旅を続け、リーは妹ケイラに会いに行き、マレンは母の居場所を突き止める。

衝突しつつも、惹かれあう二人だったが…。

 

グロ控え目なので、R15+でもいいんじゃないかなぁ。

血のオブラードで包んだ、同じ宿命を背負う若者のラブストーリー&ロードムービー。

人喰いなのに悪意がない二人が純粋な分、サリーのおぞましさが引き立つ。

怪演ってやつだね。

マレンに執着し、追いかけてくる。

リーの美しさはマレンを引きつけたように、犠牲者を引き寄せるエサにもなる。

一応、カニバリズム映画という触れ込みだが、イーターは普通の食事もしていた。

人喰いは時々。

『君の名前で僕を呼んで』で蠅が気になったが、こっちにも蠅が出てくる。

それに、ティモシー・シャラメの父親役だったマイケル・スタールバーグも、同族ジェイク役で登場。

やっぱりホアキン・フェニックスに似てると思うなぁ。

ジェイクが連れているブラッドは、同族じゃないってことはただのサイコ?

クライマックスは、「でしょうね」という感じ。

この手のもので、「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」はありえない。

パンフレットを読んでみたかったけど、1100円もしやがるので、買えるか!ボケっ!