『アンビュランス』を観に行ってきました。
ジェイク・ギレンホールとマイケル・ベイって珍しい組み合わせだね。
原題は『AMBULANCE』で、“救急車”だよね。
オープニングでタイトルが出てきた時、LAだけ色が違っていて、舞台もLAだった。
デンマーク映画『25ミニッツ』のリメイクらしい。(未見)
妻エイミーの手術費用のため、大金が必要なウィル・シャープ(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世)。
打つ手がなく、兄ダニー・シャープ(ジェイク・ギレンホール)のもとへ。
ダニーは犯罪者だが、血がつながらないウィルを助けようと銀行強盗に誘う。
気が進まないながらも、ウィルは計画に参加する。
しかし、思いがけない事態に陥り、逃走に失敗。
追い詰められた二人は、救急車を奪って逃走。
ところがそこには、ウィルに撃たれて瀕死の警官ザックと、救急救命士のキャム(エイサ・ゴンザレス)が乗っていた。
ダニーとウィルはパトカーやヘリによる大規模な追跡を受けながら、人質として役に立つ警官を死なせるわけにはいかない。
同じく人質となったキャムは、ザックの命を救うために全力を尽くす。
ダニーとウィルは必死の逃走を続けるが…。
さすが“ハリウッドの破壊王”、ド派手にやってくれている。
真っ逆さまに落ちたり、え?そっちに行くの?といった、予想外のカメラワークもすごかった。
最初、銀行前で張り込んでいるのが別の犯罪組織かと思ってしまった。
警察だと思わなかった。
モンロー警部(ギャレット・ディラハント)の部下たちが、なんで張り込んでたのか分からなかったのは自分だけ?
途中からFBIのアンソン・クラーク(キーア・オドネル)も加わる。
ウィルはアフガニスタンからの帰還兵で、勲章まで貰っているが、妻のために問い合わせた役所はたらい回しで、誰も助けてくれない。
ダニーは何度も銀行強盗を成功させていて、今回も簡単な仕事のはずだった。
まさか勤務中の警官が銀行員をナンパしに来るとは思わないよね。
新人警官ザックと先輩警官の会話で、先輩がショーン・コネリーと『ザ・ロック』の話をしたら、ザックは「元プロレスラーの」とか言いやがった。
映画の『ザ・ロック』を知らず、ドウェイン・ジョンソンのリングネーム“ザ・ロック”だと思ったんだね。
その『ザ・ロック』の監督もマイケル・ベイ。
ダニーはウィルを守ろうとし、ウィルは絶望的な状況なのにキャムやザックも守ろうとする。
ちょっとイカれてるけど、キャラとしての魅力はダニーの方が優れている。
やっぱりジェイク・ギレンホールはうまいね。
終盤はキャムがメインのように。
救命士としての仕事を貫き、救急車での出来事で心境に変化も。
新入りのスコットとリンジーを助けた時のクールさと違い、人間味を帯びたような気がする。